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明日世界が終わる日の今日  作者: イルミネ
第一章
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だってこの世界は

 午前終了の、そして昼休みの開始を知らせるチャイムが校内に鳴り響く。


 世界が終わるかもしれない。

 そんなニュースはどこ吹く風とでも言いたげな、いつもと変わらない至って退屈な授業だった。

 眠気を抑えきれず、大きなあくびが出た。しかも、タイミングの悪いことにお腹が鳴ったのと同時だった。


「うわ。ぶす。」

横から声がした。例のあの茶髪女だ。

「否定はしないけど表出ろ、みなと。」

と、そこまで言って振り向いたとき目の前には、見知った男女の顔があった。もちろん、片方は湊音なのだが。。

「どっちのみなと?(笑)」

「…あんたら、どっちか改名してくれ。」

ややこしいことに、そこの二人はどっちも<みなと>なのだ。しかも、男-一之瀬湊いちのせみなとは、私の幼馴染みで湊音の彼氏だ。

 湊音の方は、同じ名前に運命を感じているらしいが、呼ぶ方からするとウザったさしかない。


「それはそうとつむぎ、昼食べよ。廉君も呼んでさ。」

「そうね。 廉ー!」

その名前の主を探すように教室を見渡す。

「…んなデッカイ声出さんでも。すぐ近くに居ますよ。」

「あ、ごめん。もちっと遠いかと思ってた。」

廉こと彼-宮代廉みやしろれんは何を隠そうこの私の彼氏だ。

彼氏としては、少々難ありだ。

 生徒会長で、学年1~2の頭脳を持ち、彼女が自慢できるほどにはルックスも良い。そんな漫画の住人のような存在は、当然モテる。モテるだけならまだしも、私にも飛び火がよく来る。羨ましさ故の女子の妬みほど恐ろしいものはない。


 そんなことを考えてるうちに、ダブルみなとが机をセットし終わっていた。

 ありがとうと一応の礼を述べ、誰から途もなく昼食を食べ始める。


 このメンツで居るのは、正直楽しい。

 この時間がずっと続いてくれてもいいのに。

 そんな憂いにも似た感情に支配されていた。


 すると、何かを察したらしい廉が言った。


「もし、明日世界が終わるとしたら、何する?」


始めましてな方もそれ以外の方も。

とりあえず始めまして。イルミネです。

さて、今回はメインキャラの登場回でした。

簡潔に関係をまとめますと


 紬←❤→廉

 ↑

親友

 湊音←❤→湊      って感じです。


主キャラも揃いましたし、一層頑張りますよ~笑

応援よろしくお願いします。

尚、コメントはログインの有無に関わらず可能な設定です!どしどしお願いします!



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