おおごと。
『昨夜未明、神戸市在住の……』
耳を疑うようなニュースだった。男性が一人、熱中症で亡くなったと言うのだ。まだ1月の末だというのに。
確かに最近、異様なまでに気温が高く、立ち眩みを起こすことも増えてきた。しかし、だとしても熱中症報道には驚きを隠せない。
「…むぎ、紬?大丈夫?」
「ああ、うん。大丈…ぶ。」
「大丈夫じゃなさそうだよ?ちょっと休もうか。」
「うん。」
節分を少し過ぎた頃だというのに、気温は真夏に引けをとらない程だった。
先月末から、じわじわと熱中症患者が増えている。
俗に言う、異常気象というやつだ。
「…どう?紬、気分は。」
「だいぶ良くなった」
「無理しないで。」
動こうとする紬を制し、廉は近くの自販機に歩んでいく。冷たいスポーツドリンクを買い、紬に手渡す。
「あ…りがと。」
「無理しないで。もうちょっと休も?」
「うん。」
▼▽▼▽▼
「ごめんね。せっかくデートだったのに。」
「気にしないで。紬に大事がなくて良かったよ。」
紬と別れ、家に帰ると姉がニュースを見ていた。
「お帰り。また、熱中症で亡くなった人出たみたいよ?」
「…! 暑かったもんね。。」
(紬に大事がなくて良かった)
どーも、イルミネです。
先ほど、同年代の方の小説を読みました。
自分の、稚拙さに驚くとともにショックでした。
いや、ま、自分が上手いとは思ってなかったんですが、、ここまでとは。
まあ、とりあえず、完結までは頑張ります。