お雑煮(二百文字自作自演お題小説)
使ったお題は「お雑煮」です。
田守優子は私の親友。ちょっと変わった子だ。
今日で年末年始の休暇は終わり。
明日からまたいつもの生活に戻る。
優子のアパートで、北野君と赤塚君を交えて、お雑煮を食べた。
「たくさんあるから、遠慮しないで食べてね」
優子が嬉しそうに言う。おかしい。
いつもなら、自分の分に夢中で、他人の事なんか放ったらかしなのに。
「優子、手伝うよ」
そう言って、キッチンに立つと、そこには鍋に三つお雑煮があった。
作り過ぎよ!
ということでした。