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序2

 「くぅー!また出なかったかよ!」


 私、井戸村涼子。どこにいても普通の女性――みたいなありきたりの紹介はやめておこう。


 私は今、絶賛ソシャゲー中。


 もはやスタンダードと化した態勢でパソコンの前に座り込み、スマホをいじっている。


 ありきたりのガチャを引いて、ありきたりのいい結果が――出ない。


 まあ、こういうおち、一番ありきたりであろう。


「やっぱりこのソシャゲ……やめようかな。」


 三年も続いていた一つの心血だが、なんか最近運営があまり精力を注いでいる感じがしない……最初は遊び方が斬新だから遊んだだけど、最近に至って、イベントとかキャンペーンとか、作業感が強いやつしか出さなかった。


「正直、ちょっとしんっど……」こう呟いた後、私はスマホを机の上に放置した。


 このソシャゲは三年も続いていたが、何か特別なものがあるわけではない。


 ありきたりのレア制度、ありきたりの武器強化、また、ありきたりの素材集め……どんなに新しい遊び方でも、後半はやはり課金でレアキャラを引けばいいと、そんなチープでありふれたソシャゲである。


 そして、私もそのようなありきたりの女である……


 スマホの中のモニターに、制作の団体が一番精力を込んでいるであろうショタの絵が映し出している。


 私はその絵を見て、少々なぞっていた。


 “「やあ!」”うん。ちゃんと動いている。かなり流行りのLihe 2Dというやつだ。


 もう一度タップすると――


 “「よう!お姉ちゃんがどうした!」”ちょっとつまんないから、君をいじろうとする。


 “「今日も元気ですね!」”ううん。あまり。


 “「師匠様は僕を守って死にました。お姉ちゃんは僕を置き去りにしないよね?」”さあね。もうすぐやめようとするつもりだけど。


 “「あん!ちょっと、触りすぎ!」”


「ムフ……」うーん……あんまり意味ないけど、ちょっとち〇びもいじろうかな♪


「ヒューヒュー♪ちょっとだけ、ちょっとだけで――」そんな私がショタのち〇びをいじろうとする時、少し不可思議なことが起きた。


 “「……許さない。」”


「え?」幻聴?聞き間違っていないなら、声はスマホから――


 “「……ショタの乳首をいじるなんて、許さない!」”


 あ、これ、幻覚じゃなったやつだ。


 こうして、私は光とともに、異世界に転移された。


 一人のショタは、私の前にいた。

なるべく、一線を越えないようにします。

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