第2話 相対性理論
―帰り道
俺はじいちゃんとばあちゃんとこに住んでる。
母さんは単身赴任。
先生やってんの。
とうさんは週末に帰ってくる。
職業はサラリーマン!!!!
と胸を張って答える。
43歳
サラリーマンは職業じゃねーよ。
学校までの道のりは
自転車で1時間。
走って1時間30分。
歩くと2時間弱。
いつもは1人で帰ってる。
今日はなぜか4人。
『僕らも家こっちのほうやねん!』
と大阪弁の…猿渡申之介に言われ、一緒に帰ることに…
「すごいなぁ、ここ。ド田舎って感じやわ!」
―オイオイ、軽〜くけなしてる?
「僕的にはJapanese文化に触れられてうれしいけどね?」
―なにその、中途半端な英語。
「・・・ぁ・・・・・・・。」
―…いまのなんだよ!?『ぁ』って!?
「もっとしゃべりぃや、ケン。」
―同感。
「そうだよ!Let's speak!!!」
―いちいち英語混ぜんなよ!!!
「・・・・・・・・・・・・・・」
―…結局しゃべらねえんだ。
=まだまだ続きそうなので早送り→→=
「にしてもほんまにド田舎やなぁ」
―悪かったな
「ぼくはここにこれてhappyだけどね」
―だからやめろよそのウザイ話し方!
「・・・・・・・・」
―そういやこいつ
さっきからまったくしゃべってねえ
「トウヤもケンもしゃべりいや」
―話すことなんてねえよ!
そこでやっと家につく俺。
いつもより遅く家に着いた気がする。相対性理論ってやつか?
「・・・ココ俺んちだから。じゃ」
ひらっと手を振り
門をくぐる
じいちゃんとばあちゃんは牧場をしてる。
「ただいま」
「あらぁ。おかえり〜トウヤ
今日ね、あなたの親戚の子たちが引っ越してくるの」
そろそろだと思うんだけどねえ
と、時計を見上げるばあちゃん。
「へえ…」
―シンセキ…?
いたっけそんなの…
「ばあさんや、来たぞ〜」
「あ、ほらね?」
そう言って
猫みたいに微笑んでから
玄関へ走っていくばあちゃんを眺めた後
自室へと続く階段を昇り始める。
たぶん
おれの最悪(?)な日々が始まった日だったと思う
さあ
親戚ってだれやろねぇ(黒笑)




