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1章
読んで頂くことが、何よりの幸せです。
俺の名前は、溝呂木 亮介。
数々の逆境を乗り越え生きてきたある意味人生経験豊富な大学1年生。
今日から始まる俺の希望に満ち溢れたキャンパスライフの始まりの鐘が鳴り始める。
フォンといきなり地面にホタルのごとく光る三角形と逆三角形を足したような紋章が足元に現れた刹那、俺は気を失ってしまった。
目を覚ますと、中世ヨーロッパにある城の一角のような内装の場所に白いローブを羽織った六人と共に倒れていた。状況は未だ何一つ分からず、俺のキャンパスライフはと思ったが、取り敢えずローブの人達の安否を確認するため一人に
「だいじょうb」
と言おうとした矢先、鎧の上からでも分かる筋肉ムキムキのごつい騎士?達に囲まれ、理不尽に殴られそこで意識は途絶えてしまった。
ふぅぁーと、マイホームの枕で寝たときの快眠をソファーで得てしまった。なんでソファーで寝てるんだ…数秒のラグをおき、状況をまとめようと○道の真似をしていると、ガチャと力のない音がし、ドアから美女が入ってきた。