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其は日の本の国

 日本という国は、その始まりに関して記載があるものは古事記と日本書紀くらいのもので、それらも確かな始まりを記すものではなく、日本神話から脈々と今日までの流れを示すものです。

 まず初めは島すらなく、神様であるイザナギノミコトとイザナミノミコトが天逆鉾あまのさかほこで混沌をぐるぐるとし、持ち上げた際に落ちた滴が本州(オノゴロ島)になったとされています。因みにこの天逆鉾は現在、宮崎県・鹿児島県境の高千穂峰山頂に突き刺さっており、かの坂本龍馬がハネムーンの際に引き抜いてみたらしいことが、龍馬が姉に宛てた手紙に読みづらい字で綴られているのだとか。

 その後紆余曲折あり、一人になったイザナギノミコトから生まれたのがスサノオノミコトとツクヨミ、そして日本神話からなる日本独自の宗教、神道における主神、天照大御神です。


 太陽の女神であり、現在にあっては天皇陛下の御先祖であるニニギノミコトの母でもあります。ロックバンドRADWIMPSの「おしゃかしゃま」のような宗教観をお持ちの方は、この辺りの事はご存知ないかもしれませんが(私も去年、一昨年くらいまでは全くの無知でした)、日本が「日の本」という名前であるのは、きっと天照大御神と関係があるのでしょう。


 何故、コロナ対策の本文で突如として宗教の話が始まったのか。もしかして勧誘か。と警戒された方もいるかもしれません。しかし私個人としてはそこまで思い入れがあるわけでもなく、お正月に初詣で神社に行って手を合わせるくらいのものです。

 さて、では何故なのか。といえばそれは、新型コロナウイルスに関して面白い知見があったからです。

 記事を見たのは4/24の金曜日。内容はアメリカ政府の研究機関の発表でした。


 「太陽光には、物質の表面と空気中の両方に存在するウイルスを不活性化する作用があるとみられる」


 この研究機関では新型コロナウイルスに対して、温度と湿度、それから太陽光の影響について調べていたそうです。

 この記事によると、太陽光下という条件では新型コロナウイルスウイルスは数分も経たずに不活化してしまうらしいのです。

 本当なのでしょうか。この手の研究成果については今のところこの記事しか知らないので、私の中ではまだ再現性の確認が取れていない、確信はできないと思っています。

 とはいえ、太陽光に殺菌・消毒の効果があることはまた、周知の事実であると思います。この効果を担うのが、皆さん大嫌いな紫外線です。


 光は赤外線、可視光線、紫外線に大別されます。この区分けは波長の長さによるもので、命名も分かりやすいものです。可視光線のうち最も波長の長い赤色の外側、波長がより長いものが赤外線。可視光線のうち最も波長の短い紫の、それよりも短いものが紫外線。

 波長とは読んで字のごとく波の長さのこと。波と言われて想像されるものが海の、海面の波だと思います。この波は大きく盛り上がった後、ガクッと下がるを繰り返す、要は山と谷が交互に来る感じですが、この山の頂点から谷の頂点までの距離を波長と言います。あくまで斜め方向の距離ではなく、地図上の距離、水平方向の距離です。

 重要なのは、この波長が短いほど、エネルギーが高いということ。


 想像していただくと分かりやすいと思いますが、海にぷかぷか浮かんでいるときに波長の長い波か短い波か、どちらが来た方がより流されるでしょうか。波長が短いということは、山と谷が凄い頻度で押し寄せてくるということです。そんな頻繁に山と谷が来るのか、それとも波の山が来て、その後しばらくして谷が来るのと、どちらがより強い波かはお分かりいただけると思います。


 これは光にも言えることで、つまりは紫外線の方がエネルギーが高いということです。

 光においてエネルギーが高いとはどういうことを指すのか。これは実生活から考えていただけると分かり良いと思います。

 紫外線は確かに波長が短いですが、これよりも更に短いものがあります。それがX線やγ線。X線は健康診断なんかの時にお世話になるかと思いますが、X線で体内の中が分かりますね。つまり光が物体を透過するということ。この健診の際、被曝量についての記載があるのはご存知でしょうか。

 被曝。この単語からもう分かると思います。或いは既にご存知かも。


 そうです。X線は放射線のひとつです。

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