寂しくて右手と左手を繋ぐ 嫌だなこんなやつといるのは
冷凍の唐揚げごめん南極に埋めたら化石になるはずだった
そんな人生で満足なんですが腐った硝子のように眠る
崩れ去ることが多くて雪みたい愛してないなら愛さないでね
冬なので星から水がおちてくる千年前のつめたいやつが
お兄ちゃんいつも言ってるだろ闇は闇のままだしひかりはひかり
きたないねそれで羽ばたくつもりならきたない空を探さなくちゃね
運命の人をみつけて眠りだすこれでわたしはおしまいおしまい
平日の昼間というのは最高でつめたいココアはつめたいままで
冬の日の朝の晴れ間の雨のあと 悲しくなって生きていること
砂浜に文字を書いては消えていく そんな生活 それと終末
砂浜に文字を書いては消えていく 作ることって忘れることだ
砂浜に文字を書いては消えていく 空っていつか消えてくけれど
砂浜に文字を書いては消えていく 白くなってもあれは朝焼け
砂浜に文字を書いては消えていく 存在しないよ世界なんてさ
神様じゃなくていいなら僕がいる すべては与えられないけれど
これからの話はしない僕はまだ星のあいだの静かな光
生きるのは難しかったね 天国じゃないところでまたふたりで笑う
もうちょっとうまくやれたらよかったね 天国じゃないところで笑う
時が流れるからダメだ満月が消えない星でふたりで暮らそう
太陽がふたつあったらよかったね笑っているのが声でわかった
神様がひとりきりならよかったね夜になったら会えただろうに
針が十二を指したのにとけないね雪って魔法のことじゃないんだ
箱の中に何か詰めなきゃ終われない憧れだけでも足りるんだけど
チョコレート好き?そうなんだよかったなわたし前世がチョコレートなの
ここは死が降り注ぐ街金平糖ひとつふたつで模された銀河
ありがとうなんだよこの体たらくはよ七番目の街左目は虹
雪が降って降って仕方がないんだよきみとふたりで自販機を掘る
いつの日か気付くのでしょうこの世には無限があることあなたにないこと
恋文の「ぶみ」の音から抜けだした猫と暮らせば春過ぎて春
狂ったりしなくて済むよ薬のもう? それからわたしと人生しよう?
死のうって思う弱くてごめんなさい 死ぬ間際まで言葉を借りる
冬のため息の白色追いかけて幸せまみれの街 泣かないでよ
寂しくて右手と左手を繋ぐ 嫌だなこんなやつといるのは
オタクまた汚い夢を見ていたの痛みのすべてが罰じゃあないよ
オタクだねオタクじゃないね花びらだ今日から冷蔵庫に住んでいい?
ねえこっち向いてやっぱり向かないで古錆びた夢だと思えばまだ大丈夫
あの花に「思い出すべて」と名をつけて春が過ぎれば忘れてしまう
どこからか私以外を呼ぶ声がすれば合図でこれから変わる
信号はぜんぶ光るし何もかも始まってるしこれから終わる
コンタクトレンズと一緒に剥がす記憶今日が終わればもう要らない
もうちょっと未来に生まれたかったね桜がさくら色じゃない頃
星ぜんぶ消えているかもこれからはこれからのことだけを思うよ
「観覧車のいちばん上で会いましょう」鏡をはさんで約束をする
せっぷんの日だと思って生きてきて恵方を向いたあたりで気付く
鶴お前そんな食うなよ機を織る間知らないふりしてたのに
これからもこのままでいい夜ならば光はすべて私をとおる
雪のない国に生まれてすべてって永遠なんだと信じて生きた
夢で見た紙芝居屋を追いかけて今日も知らない公園で雪
人ひとり座れば埋まる公園で開くジャムパン コンビニが好き
ちゃんとした人にはなれなかったけどこれがいちばんきれいなけしき
終わりなんかどこにもないって気づいた 滅びていくのに幸せになる
暗闇が見えない病に罹ってる 君と話して初めて知った
疲れてて帰りたかった 閻魔様、最初の場所に戻してください
翼ならなくてよかった この星に求められたら飛んでいくまま
噛み終えたガムを包んだ紙のよう あなたは優しい人じゃなかった
海の画像もらって泣いた 海に切り取られた君が羨ましかった
僕たちに罪があるなら言ってみろ パスタを折れば蝶の目印
捨てられるものから捨てる捨てられないものがあったら鳥の夢見る
クソでかいぬいぐるみから放たれるレーザー光線 空は花束
思い出がなくて地獄に入れない 色褪せた家でひとりで暮らす
お花だと思って歌をしゃぶってた 足跡ってほら、消えるやつでしょ
過ぎ去ったものを信じて生きてきた 未来はおまけのチョコレート
僕たちがいるから月は暗くなる 香ればどんな闇でもいいよ
あなたからいちばん遠い星で死ぬ 寂しい思いをさせないように
雪の下に花はなかったあなたって眠り忘れた言葉みたいだ
適当に生きて適当に死ぬのだ金魚の金に気がついた夏
真っ白な蝶みたいじゃんあなたって私が若い間に死なんの
死にそうで夢をみている玄関でミルク色の傘ひきだした夢
信号の色が見えない 丸くって光っていることだけはわかる
寂しくて鳥を飛ばしてどこまでもどこまでもまだ平気だと知る
暖かい雪が降ったらお別れで 桜、あれってまだ溶けないの
雨宿りばかりしていて大切なことはまだ、ねえ、まだ平気だよ
夜なのにやけに明るくなってきて一人で生きていたいと思う
泣きそうで泣かないでいて一生がそんな感じで終わってく昼
一生を一生分と読んだ人 眠る前から花火が光る
蓋をして持ち運びたい 悲しみが駅のホームであふれて怖い
あの電話ボックスなくなるらしくって別れの電話がずっと鳴ってる
水星を口に含んで歯磨きもせずに眠った夏じゃない時
ABC……XYZで新しいアルファベットをふたりでさがす
本当に永遠みたいな夢だった些細なことも多かったけど
所詮1番の粉と2番の粉混ぜたみたいに生まれた世界
辿り着きたいだけの舌 嘘つきは結び目のない紐の始まり
この部屋はなんにもなくて寂しいね埃はまんべんなく積もるけど
「ねえ僕らどこまでいこう」と尋ねれば「いつまでも」って真面目な声で
あの子どもみたいな顔で笑ってよスープに砂糖は入れておくから
あれはあれで愛だったって知ってたし、ひとりで眠る夜は怖いし
わたし冷蔵庫の中で暮らしてて奪われていくたまごとねむる
今はもう雨も嫌いになっていて全然知らないところで眠る
春が来て明日の香りのなか歩く さくらさくさく心が痛い
あの青いものは鮫なの 空ですか それじゃ食べられないってことね
青空をまっすぐ走ってゆく列車 昨日人を殺しました
靴を捨てて明るい方に歩いていきたい(そして消えたい 当然でしょう?)
冬の月おなじかたちで輝いてどうやらひどく時間が経った
暗闇で眠るつもりの花衣あなたがいればすぐにわかった
絡まったイヤホンの先だけを見てインターネットがあるから平気
熱されたお寺に蓋を閉めながら色鉛筆を齧る鹿たち
打ち合わせしてから生まれたわけじゃない僕は将来さくらもちになりたい
死んでから幽霊になる白か黒かで言うのなら白っぽいやつ
月の満ち足りていることこれからはこれからのことだけを思うよ
四千円使っていけるところまで台本なんか捨ててしまった