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チートゴースト  作者: 未知風
3章「王都をめぐる闘い」
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4話「城の中はモンスター」

城に向けて走った私たちは山積みになったラメーンたちの前に立ち尽くす。


「どうします?」とユキさんは言う。

「端の方が低いからそこから入ろう。まぁ、それでも高いですけどね」


私はそう言い、そっちに行く。そして上のラメーンたちをどかしなから道を作る。


「さすが兄貴っす」とテンマに褒められる。

「いいから行くぞ」


私の声とともに城の中に入る。黒い禍々しい扉を開けても何も起こらないようだ。それが逆に何かあるんじゃないかと気になるから怖い。


そして私たちは城の中に入った。そこにはモンスターがうじゃうじゃいる。


「さすが序盤の難解ね」と花咲さんは言う。

「いやぁー、きもぉーいぃー」とユキさん。


それもそのはずだ。紫色のカブトムシの幼虫みたいなのや青いカマキリ、元いた世界でいうゲームにいた緑色のスライム……と言いたいところだが、スライムを体に埋めて頭だけ出しているはげたおじさんなどなどたくさんいる。


「俺に任せろ。国境こっきょう……」


長い剣を持ちながら私はそう言う。しかし……。


「ゴーストスネーク」


薄い大きな蛇が私の体を縛る。


「何してんの、花咲さん?」

「それはこっちのセリフです。それを使ったらこの城崩壊するでしょ?」

「あっ、確かに」


そうなるとこれはどうしたらよいか。私は有川さんを見る。


「何ですか?私にたくさんのモンスターに翼で守れというように指図して私の翼に気持ち悪い感触がするのを感じてるのを見たいのが趣味なんですか?きもっ」と有川さんは言う。


まだ何も言ってないんですけどー。

テンマは役に立たなさそうだからパスとして、アポロニアは泣き出しそうになってるからこれもパス。ん?


「いやーーー!!」


悲鳴をあげながらもユキさんは得意の雲から雷や雪を振り飛ばし敵を倒して行く。それのこぼれたものを花咲さんがいつの間にか攻撃をしていた。

そして徐々に二人が行う中で階段を上ったり前に進んだりしてこの城の中にはもうモンスターはほとんど倒していった。

大きな城の最上階に私たちは着いた。といっても五階である。


「アポロニア様?アポロニア様ではないか!?」


そう言ってある男が近寄る近寄る。その周りの人たちもこちらを見る。なるほど、前にいた世界でやってたゲームの雰囲気で流れは掴めた。こいつらは……。


「吉田さんたち、武器を収め下さい。私の使いの者です」

「すまん。それはできねぇ。だってこいつらは……敵だ!!」


アポロニアを殺そうと細長い槍を向けた話していた男に長い剣を使用して防ぐ。


「貴様ら、何者だ?」

「そうだな、アポロニアを誘拐した正義の冒険パーティーとでも言っておこうか?」


私はそう言ってそのまま剣で槍を斬り、その男の首を斬った。やはり普通には使えるようだな、この長い剣。いや、”国境”か。

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