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ハツコイ  作者: 明石冬獅郎
1/1

二人の出会いと始まり

ここはどこにでもある普通の高校、桃愛乃(とうあの)高校の校庭である。そして本日4/11は桃愛乃高校の入学式である。

「ここが日本で最もカップル誕生率の高い桃愛乃高校か〜!可愛い女の子が多いって聞いて入ったけど…お?噂をすれば」と男が目に付いた女のもとへ近づいていく。「君可愛いね!俺は斉藤拓巳って言うんだけどよかったら名前おしえてくれない?」と声を掛けるが相手の女は結構な引き気味で何も言わず走り去って行く。その後も目に付いた女子に声を掛けては無視されるというのが5度繰り返され、次の女を見つけ声をかけようとするがその目に付いた女の顔は笑っており、その笑顔に斉藤は引きこまれるようにみとれていた。

やがて女がこっちに気づき斉藤の方を向く「ちょっと、何か用?」と声を掛けられハッ!と我に返り「い、いやなんでもないです…あ、君可愛いね。俺斉藤拓巳って言うんだけど名前なんていうの?」とその女の隣の女子に声を掛けた「ちょっと!人の友達ナンパすんのやめてよね!てか何であたしには何もないわけ!?」「っ!なんだよ!お前自分のこと可愛いとか思ってんの?マジやめろよそういう自意識過剰。最初だって、別にお前のこと見てたわけじゃねし」「な!?信じらんない!!そこまで言う?!あんたは!?」「あんたじゃないし、斉藤拓巳ってさっき名乗ったばかりなのにもう忘れたの?」「それを言ったらあたしだってお前じゃなくて西園寺流梨香って名前があんのよ!」「へぇ〜、一応名前あったんだ〜」「!!もういいわよ!!!行こ、千尋」と女たちが校舎に入っていく。「はぁ〜…あんな不意打ち反則だろ…何やってんだろ俺…西園寺流梨香か…あいつと同じクラスはなりたくないな」と言って斉藤も校舎に入っていく。


新入生は振り分けられたクラスごとに分かれ、入学式の準備を、在学生は体育館に入り入学式の準備を進める。「ただいまより桃愛乃高校、第16回入学式を始めます。新入生、入場」と進行され、新入生が入ってくきて入学式が始まる。

「新入生代表挨拶。新入生代表、西園寺流梨香」「はい!」と先ほど斉藤と言い合っていた女が斉藤の横で立ち上がる。(え!)と斉藤が驚きを見せる。そんな斉藤をよそに、西園寺が壇上へと上がり代表挨拶を始める。

そして入学式が終わり、生徒たちはそれぞれのクラスへと戻っていく。


斉藤たちのクラスも教室へと向かう。その間は緊張から何も話せない者、近くにいる顔見知りと話をする者、とりあえず近くの者に話しかける者など人それぞれであった。

そして教室に着き、各々決められた席へと座る。とはいえ、出席順になっているので入学式の時と同じような並びになる。そのため、斉藤と西園寺は隣同士である。「まさかこんな奴と同じクラスで席も隣なんて…最悪」「そ、それはこっちのセリフだ!お前のような自意識過剰で高飛車なやつと同じクラスとか」「はあ!?何それ!!絶対私の方が被害大きいし、それに私はお前じゃなくて西園寺流梨香よ!!」ガラガラと引き戸が開き担任が入ってくる。「そこ〜静かにしろ!」「被害について言うなら俺の方が大きいと思うけど!お前のような女と隣になるとか…」「またお前って…」「し・ず・か・に・し・ろお前ら。じゃあそこの二人クラス委員に決定な」と担任が言うと二人が言い合っていた口を止め担任の方を見る「え!?」二人が声をそろえて驚きの声を出す。「息ぴったりじゃねーか」「でも先生…」西園寺が反論しようとする「でもじゃない。もう決まったから」「そんな〜」「よし、もう反論はないな。じゃあHRを始めるぞ。とは言っても今日は入学式だけの予定だしな…。よし、自己紹介も済ませとくか。そうすりゃ明日は楽だし。てなわけで俺がお前らの担任の浜風翔だ。よろしく。じゃあ、出席順に、まずお前から」と指定された1番の女子が立ち上がる「えーっと…天野加代です。出身は…」と自己紹介をして、終わると席に座る。次の人も同じように自己紹介をして、席に座る。…「亀井 ハルカ…です。よろしくお願いします…」…「小泉麗華よ。私とお友達になりたい方がいらっしゃったらなって差し上げてもよろしくてよ」そして西園寺の番が回ってくる。「西園寺流梨花です。この一年間みなさんと仲良く過ごしていきたいので遠慮なく声かけてもらえると嬉しいです。あと嫌いなタイプは女好きで軽く、エロいことしか考えてない男です!」と隣を見ながら言い捨てる。「な?!それって誰のことだよ!」「…次あんただよ」「あ。俺は斉藤拓巳。話すのが好きだから気軽に声かけてくれよ。女子なら尚歓迎するぜ!…ちなみに何も言ってないのに自分のことだと勘違いする自意識過剰女はお断りです!」とお返しのように隣を見ながら言う。「な!?あんたね〜!それだれのこと?!」「ん〜?別にお前とは言ってないじゃん」「く〜?!ほんとむかつく!」「先に言ったのそっちじゃん」「お前ら本当いい加減にしろ!自己紹介進めるぞ」そして次の人が自己紹介を始め、そのまま進み全員分の自己紹介が終わる。「じゃあ今日はここまで。解散!」と先生が言うと一斉に帰り支度を始める。「西園寺と斉藤は残れ」と先生が言う。「え〜!?」「え〜!?じゃない。あ、ほかのものは帰っていいぞ。お前らなもう少し大人しく出来ねーのかよ」「だってこいつが突っかかってくるから」「はぁ!?突っかかってきたのはあんたの方でしょ!!」「はいはい、言い訳も夫婦喧嘩もそこまでにして…」「「夫婦じゃない」」「やっぱ息ぴったりだなwま、それは置いといて次に授業中に騒いだら…分かってるよな?」「わ、分かりました!」「よし、わかればよろしい。じゃ帰っていいぞ」「「はい!さようなら!先生!」」二人声を揃えて挨拶をして教室を出る。「あいつら本当に息ぴったりだなw」


「もう!最悪!入学初日から目を付けられるなんて!」「そりゃこっちのセリフだ!ったく…お前のせいで」「なによ!どう考えてもあんたのせいでしょ!わたしは穏やかな高校生活を送りたかったのにいきなり台無しじゃない!」「…悪かったよ。ちょっと言い過ぎた」「…は?な、なに謝り出してんのよ。気持ち悪い…」「な?!気持ち悪いってなんだよ…人が素直に謝ってんのに」「き、急に謝られるとこっちも反応に困るの!わ、私だって悪かったんだし…」「…」

「じ、じゃああたしこっちだから…」「お、おう。また…明日な…」「…も、もうあんたの顔なんか見たくないけどね」とにこやかに帰り道を歩いてく西園寺。「ったく…あの女は…じゃ、俺も帰るか」と斉藤も帰り道に着く。

その後、西園寺の部屋

(何なのよあいつは…いきなり突っかかってきて、失礼なことばっか言って…かと思ったら急に謝り出して…あ〜もう!むかつく!!なんであたしがこんなに乱されなきゃならないのよ!!)「う〜!!明日会ったら覚えておきなさいよ〜!!斉藤拓巳!!」「お姉ちゃん!うるさい!!近所迷惑だよ!!」「あ、ごめん!由理!」…

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