水道とトイレとリックドムと
「今にして思えば、その日は確かにいつもと何かが違っていた。」
―――――記者に人生の岐路について聞かれたマックス・リチュア・エドワード(83)(認知症)
1.胎動
「わー!遅刻遅刻!!先生に叱られちゃ~う!」
食パンを咥えながら、中学校までの通学路を走る俺は市立田中中学校に通う田中田中田中16歳!今日も寝坊をしちゃって学校まで全力疾走中~(๑˃̵ᴗ˂̵)و
「さすがに今日はピンチかも~!」
俺は普段は使わない裏道を使うことにした。この道は裸の女の幽霊が出て男子生徒の貞操を奪うと有名なのだ。
「やっぱりちょっと不気味化も……」
でもでも、この道を使えば時速40キロメートルで通行した場合、約2,86秒の短縮になるのよね(カイ・シデン風)。こんなショートカット使わないバカがいるかよ!
俺は猛スピードで裏道を突き抜け(裏道を抜けたときちょっとがっかりしたのはいうまでもない)、信号のない十字路へ駆け込んだ。
「確かに危ないとは思ったんですけどね、背に腹は代えられないでしょ」
後に彼は語る。
「そりゃあ、車からすれば俺の不注意でしょうが俺は歩行者で交通弱者なんだ。何をしようが第2当事者の被害者でしょう?俺、なにか間違ったこと言ってます!?」
彼はしっかりと一時停止を守って停止している車両に気づかず、猛スピードでフェラーリ(時価9000万円)に接触した。その衝撃で発生したワームホールは一瞬にして地球を飲み込み、宇宙から地球の歴史は消失したのであった。