第8話『宣戦布告』
パチパチズが宣戦布告に来る話です。
宣戦布告して今後、どうなるかはお楽しみです。
では、本文へどうぞ。
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ここは、地球から遠く離れたところに位置するパチパチズやパチパチズの仲間が住んでいる星、その名もウサギ星。今日、ここである話がされていた...
ポロフ「皆に集まってもらったのは訳もない。今日は僕達の野望を完全に決定しようと思う。だから、慎んで聞くように。」
会議みたいなのが始まった。野望は、まだ決まってはなかったようだ。ちなみに、この話し合いにはパチパチズ5人組をはじめとするウサギ星の戦闘集団や政治集団が参加していた。数で言うと、100匹は軽く超えていた。
ポロフ「では、野望についてだが...前にも言ったかもしれないが、あのエキサイティングシティというところを僕らの物にして、それから地球を征服する事だ。」
ピロフ「そして、これより作戦PAを実行する。」
ウサギ隊一同「うおー、地球を僕らの手にー!!」
気合いの入るウサギ隊一同。何なんだこの団結感は。
ペロフ「それでだ、これから我々にはあるべき事をする必要がある。」
プロフ「それは、メカの製作・武器の製作・戦略立てといった戦いに向けた準備だ。」
パロフ「この作戦が成功すれば、地球は僕らの物になる野郎共、必ず成功させるぞー!!」
ウサギ隊一同「おー!!」
彼らは本当で地球を征服するつもりのようだった。
ポロフ「よし、ウサギ隊達はさっき言った事の準備を頼む。」
あなた達は何をするのですか?
ポロフ「僕らは、一旦エキサイティングシティに戻るから頑張って準備を頼むよ。」
そして、パチパチズはエキサイティングシティに帰って言った。一方のウサギ隊達は作戦の準備を始めていた...
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ここは、色々と凄いエキサイティングシティ、今日もここである話が始まるのであった...
人形作者「のはー、暇で暇で仕方ない人が散歩をしているのであるー。」
人形作者はシティを散歩していた。物凄く暇だと聞き取れるようなセリフを言っていた。彼が呑気に歩いていると...
人形作者「ん?あれは。」
何かを見つけた。彼はそれに近寄って行った。その何かの正体は...
人形作者「おにぎりだぁー!!」
人形作者は、思わず飛び付いた。−が近寄って見てみるとそれはおにぎりではない事に彼は気づいた。彼が見つけた物はおにぎり型の爆弾だった。まさにこれぞ、おにぎり爆弾っ!!...言ってる場合かよっ!!
人形作者「いらね、こんなの。ただの、おにぎり爆弾じゃないかよ。」
ポイッ...
人形作者は、テキトーにシティの広場を目掛けてそれを投げた。そして、自分のビルに帰って行った。...投げられた所に誰もいなければ、良いのだがな。
その頃、おにぎり爆弾が投げられた辺りでは...(ちなみに、まだ爆弾は空中に浮いています。)
ポロフ「よーし、作戦を成功させるぞー!!」
他4人「おーうっ!!」
かなり作戦に熱心なパチパチズである。またもや、気合いを入れていた。今から、自分達のもとにおにぎり爆弾が飛んでくるとも知らないで。
ピロフ「っていうか、ポロフ。何しに戻って来たの?」
確かに、このシティを手にするのだったら時が来るまでは向こうにいて時が来たら攻撃をすればいいのに、何故戻って来たのだろうか。
ポロフ「攻撃するまえに、シティの奴らにそれの予告をしておいてやろうと思うってさ。」
ペロフ「律儀なんだね。」
プロフ「まぁ、そういう敵キャラなんだよね僕らは。」
パロフ「敵キャラじゃないわ!!」
一応、プロフの言っている事は当たっていますよパロフさん。しかし、それには気づかない。そのままパロフはギャーギャー言い始めるのだった...
パロフ「良いか、僕らはなこの話での主要なキャラの一部であってな...」
長い話が続く。それをパロフが言っている最中、プロフはお馴染みのシュンとした状態で聞いていた。ちなみに、それ以外の3人は「ま〜た始まった。」と思いながら、シラーとした表情で話を聞いていた。この3人、半分話を聞く気はありませんね。
パロフ以外(早く終わらないかなぁ。)
パロフ「−それでだなぁー!!」
パロフ以外(この話、誰か終わらしてくれないかなぁ。)
もう完全にこの4人は話を聞くのが面倒になってきている。すると...
ズドーン!!
パロフ「ぎゃあああ!!!」
先程、人形作者が投げ捨てたおにぎり爆弾が上空からパロフに目掛けて降ってきて彼にぶつかり爆発した。パロフはその場に倒れた。気絶をしている。...っていうか、タイミング良かったなぁ。
4人「大丈夫?」
少なくとも大丈夫ではないだろうな。
不藤雄一「何だ?凄い音がしたよな。」
池谷和也「確かに。」
五十嵐缶三郎「何があったんだ?」
すると、そこに雄一達4人がやって来た。まぁ、もちろん彼らの目に入ったのはパチパチズである。パチパチズも彼らの姿が目に入っていた。すると、その直後である。
全員「あー、お前らはー...
誰だっけ?」
ズルッ...
もう、お約束である。すると、パロフが意識を取り戻した。
パロフ「ん?何してんだ?」
ポロフ「えっと...」
特になにもしていないため、答えにとまどうポロフ。
人形作者「簡単に言うと、ご対面〜ってみたいな感じの事の最中だったな。」
まぁ、確かにそうであろうな。2チームのご対面〜という状況ではあった。
パロフ「そうかいそうかい。−で、何でお前達がここにいる。」
五十嵐缶三郎「大きな爆発が聞こえたから来たのさ。」
パロフ「あれか...僕が受けた爆発だな。お前らがやったのか!?」
人形作者「知らないな、おにぎり型の爆弾をここには投げたけどな。」
完全にしらを切れてませんよ。もう、やってやったぜと言ってるようなものじゃないか。そのような嘘は流石にバレるに決まっている。
パロフ「そうか、知らないか。」
あー、バカですね。自己中+バカとは何てキャラクターだ、こりゃ。
不藤雄一「っていうか、お前ら自身がやったんじゃないのか?」
パチパチズ「やってないよ。」
池谷和也「本当か?」
パチパチズ「本当だよ。」
自分達はやってないと否定をし続けるパチパチズ。まぁ、やった張本人は知らないと言い張っているから誰がやったかは分からないままだとは思うがな。仮に分かったとしても軽くしらを切られそうである。
人形作者「−ったく、誰がやったのかねぇ。」
ポロフ「だから、知らないよ。」
池谷和也(さっき、人形作者が「やりました。」みたいな事を言ってなかったか?)
おやおや、池谷は気づいていたようですね。まぁ、堂々と言っていたら気づくよな。
不藤雄一「それで、だ。話しは変わるがお前らここで何してる?」
パロフ「フッ、何をしてるか?...それはだな、このシティの住民どもに宣戦布告に来たんだよっ!!」
他4人(言っちゃったよ...)
五十嵐缶三郎「何ぃ!?宣戦布告だとぉ!?」
異常に驚く五十嵐たが、雄一達は「ふ〜ん。」という表情であった。その3人をシカトしてパロフは話を続ける。
パロフ「その通りだ。僕らはまず、このエキサイティングシティを占拠し、その勢いでこの地球を征服しパチパチズの強さを銀河中に知らしめてやるのさっ!!」
言っている内容は確かに恐ろしいものであるが、言っているキャラクターが悪いのだろうか、雄一達は驚く様子がこれと言って無い。
不藤雄一「−で、その後は?」
しまいには、逆に質問攻めをしてくるのだ。
池谷和也「人類を滅亡させるのか?」
人形作者「政権を自分達中心のものに変えるのか?」
五十嵐缶三郎「飯と金はくれるのか?」
完全にナメられている。彼らは全く怖がっていなかった。...まぁ、最後の質問はどうかと思うがな。
パロフ「っていうか、怖がってないだろお前ら!!」
池谷和也「うん、全く怖くない。」
パロフ「何だと...おいっ、皆からも何か言ってやれ!!」
他4人「・・・」
押し黙る4人である。特に言う事が無いのであろう。
池谷和也「まさか攻撃の準備すらしてないとか?」
ピロフ「そそそっ、そんな事ないぞ!」
ペロフ「ちゃんと会議は終わってるよっ!!」
聞いてないことまですんなり言ってくれますね彼らは。
人形作者「−でいつ攻撃してくるのか?」
ポロフ「フフフ...近いうちに攻撃してやるよ。」
すると、その時ウサギ星よりレーザーが放たれたそのレーザーはエキサイティングシティの海に向かって一直線であったが、ここにいる全員は気づいていない。
プロフ「だから、1日1日恐怖にふるっ...」
ズドーン!!
全員「え?」
これは、さっき放たれたレーザーがエキサイティングシティの海に落ちたみたいだ。
不藤雄一「何だ?もう戦いを始めるの気か?」
ポロフ「いや、そんなはずはない。今は武器が出来て少ししたぐらいのはず...」
ピリリリリリ...
すると、ポロフの携帯電話がなった。彼はどこからともなく携帯電話を取り出して電話にかかった。
ポロフ「もしもし?...うん。...それで?...あー、そうなの。」
ブツッ...
ペロフ「ウサギ隊員から?」
ポロフ「うん。さっきのは、試し撃ちだったらしいよ。」
ピロフ「そっか。でも、凄い威力だったよね。」
プロフ「僕達の戦闘技術、凄いでしょ!?」
雄一達は正直言って、予想以上という感じであった。
不藤雄一「まぁな。」
五十嵐缶三郎「流石にあれを地球に放たれたらヤバイぜ?」
池谷和也「まぁ、待て。試し撃ちをして武器が壊れたってオチとか...」
ズドーン!!
2発目のレーザーが今度は森林地帯を直撃した。
パロフ「どうだ、これでも試し撃ちで終わりとか言えるか?」
池谷和也「だったら、レーザーしか作ってないですよ。ってオチと...」
ドカーン!!
今度は大型のミサイルがビル街に向けて発射された。これが1つのビルに直撃し、そのビルが崩壊した。...何か、池谷の言葉に合わせて攻撃をされている気がするな。
ポロフ「僕らの技術が並みじゃ無いって分かったか!!」
池谷和也「いや、例えば武器がそれ2つしか...」
不藤雄一「止めとけ、池谷。無駄な損害が出るだけだ。」
人形作者「確かにな、これ以上街に危害を加えられたくない。」
池谷の発言を必死に彼らは止めた。すると、当分攻撃はされなかった。これで、何とかなった。
ポロフ「フッ...なかなか賢明な判断じゃないか。まぁ、今は見逃してやる。でもな、3日後に僕らはこの街に攻撃をしかける。それだけは、しっかり覚えておくんだな。」
ピロフ「まぁ、邪魔しに来るんだったら来てもいいよ。」
ペロフ「その時は、ウサギ星の住民や僕らが総出で相手になってやる。」
プロフ「まぁ、僕らの星の位置を調べるのは容易じゃ無いけどね。」
確かに、宇宙にあるかも無いかも分からないような星は見つけるのは大変だろうな。−が、彼らはそうでもないらしい。
不藤雄一「それなら大丈夫だ。今日中には割り出して、明日にはそっちに向けて宇宙旅行を始めるから。」
パロフ「ほぅ、攻めに来るのか楽しみにしておくよ。」
人形作者「そうしときな。」
ポロフ「そうしておくさ。じゃあな、僕らは星に帰って最終準備をするよ。明日が楽しみだ。」
すると、パチパチズはそこらに置いていたメカに乗り込んで、ウサギ星に帰って行った...
その日の夜...
雄一は自分のビルに例の業者を呼んで今まであった事を全て話していた。
上田何作「なるほどね。−で、奴らの星の座標は分かったし攻め込むのはいつでも大丈夫だ。」
池谷和也「問題は勢力だな。」
坪井速人「大丈夫です、一度見てきたので。」
大原哲「瞬間移動を駆使してか。」
いや、駆使しても無理な気がするけどな。坪井さんなら、何でもなるようだ。
五十嵐缶三郎「んで、勢力はどんな感じなんだよ。」
坪井速人「数で表すのは不可能に近いぐらいでした。」
東大天才「要は、沢山という事だな。」
不藤雄一「他に情報を知っている人とかいないんですかね。」
そんなのいるわけ無いだろという空気が漂う中、歌川さんが手をあげた。
歌川等心「あの、さっきある人と知り合ったですけど。」
大原哲「誰だ。そして、どこにいる。」
歌川等心「外です。不藤さん、入れても良いですか?」
不藤雄一「情報は多い方が良い。誰だろうが情報を提供してくれるのなら入れても構わない。」
すると、歌川さんは外で待たせている人を中に招き入れ、そして雄一達のもとにつれてきた。
不藤雄一「−で、誰だこの人。」
歌川等心「作・者さんらしい。」
...作者じゃねぇーの?っていうか、もう少しマシな名前は浮かばなかったものか。
五十嵐缶三郎「ただの民間人じゃねぇーかよっ!!」
作者「煩い、黙りなさい五十嵐缶三郎。」
五十嵐缶三郎「何で、俺の名前知っているんだよ。」
作者「作者だからだよ。」
全員「なるほど〜。...って、えぇー!?」
幽霊を見たかのような驚き方であった。まぁ、作者が話の中にいたら驚くよな。
作者「そんなに驚く事かい?」
池谷和也「いや、驚くよ。何で製作者がここに?小説書きなさいよ。」
作者「アイデアが浮かばなかったから、散歩してたらこうなったの。」
人形作者「なあなあ、歌川さんよ。何故、この人を?」
歌川等心「すれ違ったらパチパチズについて知っているよって言われたからです。」
辺りは黙り込んだ。少しは怪しめよという空気が漂っていた。すると、その空気を雄一が断ち切った。
不藤雄一「−で、だ。パチパチズに関する情報とは?」
作者「あー、迎撃準備はかなりの物だったよ。上田さん作の飛行艇で言っても到底基地の中には入れる物じゃないよ。まぁ、わざと迎撃されたような感じになって気合いでなら可能かな。それで、侵入するのだったらかなり基地の中心からは外れるけど、それが一番安全かな。...以上!!」
池谷和也「あなた次回の侵入方法を言ったのと同じじゃないかな?」
作者「いや、それはあなた達で決めてもらっていいよ。じゃあ、帰るから後は頑張れ。」
すると...
バリッ...
彼は空間を引き裂きその中に入ると、中側からチャックを閉めるような感じに空間を直して行った...
池谷和也「あの人、あれだけの為に出てきたのかよ。」
大原哲「だろうな。−で、どうやって行くんだ。」
不藤雄一「あの人が言ったやり方で行く。」
ただ考えるのが面倒だったのだろうな。すると、上田さんはあるスイッチを取り出して雄一に渡した。
上田何作「じゃあ、これを渡しておくよ。」
不藤雄一「これは?」
東大天才「彼らの星に侵入する時に使う飛行艇を出現させる事の出来るスイッチです。」
坪井速人「これを押せば、飛行艇が出現しますが出来る限り広い所で使って下さい。」
五十嵐缶三郎「何でだよ。」
歌川等心「飛行艇、かなり大きいんですよ。」
池谷和也「なるほどね。」
形はまだ分からないが、それほど大きい物ですら迎撃出来る戦闘技術をパチパチズは作り上げたというのか、一体どこのテロ組織だよ。
大原哲「それで、いつ向こうに行くつもりだ?」
不藤雄一「明日、準備ができ次第だな。」
上田何作「そうか、頑張れよ。飛行艇の操作マニュアルは、飛行艇の中に置いてあるからそれを見るといい。」
人形作者「おー、そいつは便利だな。」
何か、最終回の前にある生きて帰って来いよって感じの話だな。
東大天才「パチパチズなんて、蹴散らして下さい。」
坪井速人「地球の事なら我々に任せて下さい。」
歌川等心「皆さんが帰って来るまで、必ずこの地を守っていますから。」
業者5人組に完全に後押しされたみたいな感じになっているような気がする。
不藤雄一「了解、必ずパチパチズの野望を打ち砕いて帰って来るさ。」
上田何作「そうか、頑張れ。じゃあ、俺らは帰るからな。明日、頼むぞ。じゃあな。」
そして、業者5人組は帰って行った...
池谷和也「−で、不藤。これからどうするんだい?」
不藤雄一「今日は色々あって疲れた。明日は、アイツらのいる星...まぁ、本拠地に行くわけだから体を休めた方が良い。」
五十嵐缶三郎「だな、さっさと寝ようぜ。」
人形作者「お前は寝るか食うかしか無いのかよ。」
人形作者のコメントには、同意できるな。まぁ、しかし明日は確かにパチパチズとの対決を控えている訳だし、体を休めるのは正しいと私は思う。
とりあえず、雄一は布団をしいた。すると、彼は自分と他3人を部屋の真ん中にを集めた。何をするつもりなのだろうか。
すると、彼らは円陣を組んだ。決戦前夜の闘魂注入と言った所だろうか。...っていうか、彼らもそういう事をするのだな。
不藤雄一「明日は必ずアイツらの野望を打ち砕き帰って来るぞ。」
全員「おー!!」
そして、気合いが入ると彼らは明日の決戦に備えて眠るのであった...
作者さん、仕事しろよ。(まぁ、自分の事なんですがね。)
何か、話の内容的に次が最終話みたいな感じでしたね。
-で、実際の所はどうなのかと言うと...最終話です。
最終回ではありません。僕はシリーズ(まぁ、章)の区切りは最終話で小説の完全終結には最終回という風に書きます。
なので、次回は第1弾が終わるんだなぁ~。と、軽いノリでいてください。
次回は、パチパチズとの決戦になるでしょう。
では、次回作をお楽しみに。
でわでわ...。