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VSパチパチズ  作者: レギュラーTV
第1期VSパチパチズ
7/16

第6話『洞窟探検』(前編)


前回、潜水艦で洞窟に向かった話の続きになります。


今回は、パチパチズは出てきますのでご安心を。


でわ、本文へどうぞ。




 潜水艦の転移後...


バシャッ...


 彼らの乗っていた潜水艦は、ある洞窟の水面上に浮いていた。

 周りの景色は土でできた通路と壁や空洞そして、転移してきた湖らしきものがあるぐらいだった。

不藤雄一「どうやら、着いたらしいな。」

池谷和也「だな。みんな潜水艦から降りるぞ。」

 彼らは、乗っていた潜水艦から降りた。そして、辺りを見回すとある空洞がある事に気づいた。

不藤雄一「あれは、どこかに通じているのか?」

人形作者「みたいだな。」

五十嵐缶三郎「じゃあ、行こうぜ。」

 3人が先に行こうとすると、池谷は彼らを呼び止めた。

池谷和也「ちょっと、待てよ。潜水艦はどうすんの?」

 3人は足を止めた。

不藤雄一「隠しておくか?」

人形作者「ほぅ、どうやって?」

 すると、雄一はどこからともなくボタンを取り出して押した。すると、目の前にあった潜水艦が姿を消した。

池谷和也「ん?何が起こったんだ...」

不藤雄一「潜水艦をステルスモードにしたのさ。」

五十嵐缶三郎「なるほど。」

池谷和也(あの人、そんな機能もつけたいたのかよ...)

 まぁ、上田さんの技術は日に日に進化しているようだから作れてもおかしくはないな。

不藤雄一「まぁ、これで少しは安心出来るだろ。」

人形作者「だな。」

五十嵐缶三郎「よし、先に進むか。」

池谷和也「了解。」

 彼らは、目の前にある空洞に入って行った...。ちなみに、その空洞を出た先の遺跡前みたいな所では...


パロフ「すげぇ、これが遺跡かぁー!」

ペロフ「この中はどうなっているのかなぁ。」

ピロフ「さぁ...」

プロフ「でも遺跡だから、結構広いと思うよ。」

ポロフ「その分、お宝には期待できるかもね。」

他4人「だね〜。」

 久しぶりの登場だから長々と話してくれるじゃないか、パチパチズよ。まぁ、お分かりの通り空洞の先にあった空間には、パチパチズがいた。なぜ、ここに?

 すると、ポロフがある紙を取り出した。それは、人形作者が拾った物と同じ物だった。

ポロフ「そういえば、これのコピーしたやつ誰か拾ったかなぁ...」

ピロフ「どうだろう、そこら辺の湖にはめただけだから、地上に届いてない気もするけど。」

 実際に人形作者が拾っております。

ペロフ「まぁ、拾ったんだったらそろそろ来てもいい頃だよね。」

プロフ「そうだね。」

 彼らはもうすぐ来ますよ、多分。


パロフ「ハハハ、誰が来るか楽しみだぜ。」

 すると、そこに雄一達がやって来た。

五十嵐缶三郎「ようやく出たぜ。」

人形作者「んだな。」

 雄一達が少し歩くと互いの存在に彼らは気づいた。

全員「あー、お前らはー...」


パチパチズ「隣のビルの奴ら。」

雄一達「誰だっけ?」


ズルッ...


ポロフ「何度、僕らを忘れれば気がすむんだー!!」

不藤雄一「まぁ、気にするな。っていうか、何故お前達がここにいる。」

 軽く流されたな、ポロフのセリフ。

ピロフ「それは、こっちのセリフだ。何で、お前がここにいる!?」

 どうやら、互いに相手がここに来た理由を知らないようだ。では、ここでこの二方がここにいる理由を確認しておこう...


人形作者「散歩していたら、海辺にビンがあったから拾ってみたら、ここに来るための地図があったから来たんだよ。」

ポロフ「そうか。僕らも、昨日に同じ事があったのさ。」

ピロフ「でも、夜遅かったからここで野宿していたのさ。」

 よくよく見てみると、この空間の隅の方にはテントがあった。おそらく、そこで野宿していたのだろう。

池谷和也「野宿ねぇ...」

ペロフ「お前達は、した事あるか?」

不藤雄一「無いな。」

プロフ「だろ?凄いでしょ。」

五十嵐缶三郎「凄いなぁ。」

 まぁ、こんな所で野宿する人達なんてそうそういないしな。

人形作者「っていうか、お前達も拾ってたのかよ。」

ポロフ「そうさ、拾った日は僕らの方がはやかったけどね。」

 まぁ、軽く1日は差がついているな。だから、前話で登場しなかったのか。ちなみに、人形作者の持っている地図はパチパチズが複製した物なのだがな。

パロフ「なぁ、お前ら。宝探し競争しないか?」

パロフ・五十嵐缶三郎以外「は?」

 いきなり何を言ってるのだろうか、この赤ウサギは。

五十嵐缶三郎「いいぜ、やってやろうじゃねーか!」

 勝手に返事をするな五十嵐。

パロフ「なら、長居は無用。」

五十嵐缶三郎「行くぜ!!」

 2人は、互いに別方向にあった道へと向かって行った。ちなみに、五十嵐は左側から遺跡の中へパロフは右側から遺跡へ入って行った。


五十嵐・パロフ以外「ちょっと、待てって。」

 残りのメンバーは、互いに追いかけるべき方を追いかけて行った...


 ここからは、2つのチーム別に目線を変えて書いていきます。


 五十嵐に追いついた雄一達はというと...


 遺跡の広さに圧倒されていた。

不藤雄一「広いな、こりゃ。」

人形作者「全くだ、どっかの物語みたいだな。」

 一応、これも物語なのだがな。

池谷和也「−で、あいつを追って入ったけどさ。本気で競争するの?」

五十嵐缶三郎「たりめぇーだ、お前ら行くぜ。」

不藤雄一「へ〜いへい。」

 語尾に「行けば、いいんだろ。」と付けたいような感じの言葉だったなぁ。

 そして、3人は広い廊下を歩きだした。彼らの歩いている廊下には怪しげなレバーやスイッチ...まぁ、怪しい物が大量に設置されていた。

人形作者「あちこちに、スイッチやレバーとかが設置されているなぁ...」

池谷和也「そういや、そうだな。何かが起こるかもしれないな。」

 遺跡にあるスイッチやレバーなどといえば、大抵が罠だったりするよな。ちなみに、余分な好奇心旺盛おうせいな五十嵐君は今にもスイッチを押してしまいそうな感じだった。

不藤雄一「だな。だから、決して押すなよ。特に、五十っ−」


ポチッ...


五十嵐缶三郎「押しちまった。」

五十嵐以外「貴様ぁー!!」

 一体、何が起きるのだろうか。五十嵐がボタンを押した直後...


ズドーン!!


4人「は?」

 彼らが後ろを振り向くと、そこにはバカデカイ丸太があった。...さっきまでは無かったのに。しかも、完全に彼らがやって来た道は塞がれていた。...もはや、退路はない。という状況である。

池谷和也「なぁ、これ転がってきたりしないよな?」

不藤雄一「いや、このパターンはマンガやアニメでよくあるように...」

人形作者「平面で転がれるはずがないのに、何故か俺らだけを狙って転がってくる...と?」

 すると...


ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ...


 人形作者の言った通り、丸太は雄一達を目掛けて転がってきた。

不藤雄一「そうだな。人形作者の言う事になる可能性が高い...。そして、潰されたらひとたまりもない。」

 いや、もうなっていますけど!?−っていうか、あなたよく腕くんで冷静に居られるな。

 こんな様な事をしていると、丸太は雄一達のすぐそばまで迫っていた。すると、ここでようやく。

不藤雄一「−という訳で、みんな逃げろー!!」

他3人「わーーー!!!」

 彼らは逃げ出した。少し走ると、池谷はある事に気づいた。

池谷和也「おい、行き止まりだぞ!!」

不藤雄一「だな...。だが、引き返す事は愚か立ち止まっても俺らは丸太で潰される。」


 もう万事休すか。そう思った...その時、雄一が左右にいくつかの穴がある事に気づいた。それは、人が入れるかどうか微妙な大きさの穴だった。

不藤雄一(一か八か、やるしかないか。)

 え?まさか...。そのまさかだった。

不藤雄一「全員、左右どちらかの穴の中に飛び込め!!」

 彼らは、反射的にそれを行動に移した。


ズドーン!!


 丸太は、そのまま進み壁に衝突した。さて、4人は無事なのだろうか...




 丸太が壁に衝突後...


 雄一達は、穴から出てきた。どうやら、無事だったらしい。

五十嵐缶三郎「たくっ、一体誰のせいでこん−」

五十嵐以外「お前のせいだよっ!!」

 確かに、それは否定できないな。少しすると、彼らは辺りを調べた。

池谷和也「それにしても、派手に穴が開いたなぁ。」

不藤雄一「だな。」

人形作者「おっ、何か立て札があるぜ。」

 開いた穴の辺りを調べていると、彼はそれを見つけた。

不藤雄一「こんな所に立て札か。」

池谷和也「なんて書いてあるんだろうな。」

 彼らは、立て札に近づいて書かれている文字を見た。立て札には、こう書かれていた。


『←出口・↑最深部・→マントル』


・・・


4人「は?」

 何なんだ、この立て札は。我々をバカにしているのだろうか。勿論、彼らの選んだ道はこうだった。

池谷和也「最深部だろ。」

他3人「だな。」

 彼らは、最深部に向かって歩いて行った...


 一方、パチパチズはというと...


 バカ広い廊下を歩いていた。

ピロフ「−で、ペロフの持っているその針金は何なの?」

ペロフ「これはね、何かに反応したらそれなりの動きを見せる針金んだ。」

 いわゆる、現実世界でいうダウジングの事かな。すると、針金が右を向いた。

パロフ「ん?こっちに何かあるのかな。」

プロフ「さぁ?」

 針金が指した方向に向かうパチパチズ。すると、そこにはレバーがあった。...怪しいよ、このレバーは。

ポロフ「レバーか、遺跡の中にあるって事はわ−」

パロフ「えいっ。」


ガコン...


 パロフは勝手にレバーをおろした。まだ、ポロフが何か言おうとしていたけど、パロフさん。

他4人「どわーーー!?パロフ、何してんの!!」

 まぁ、そういう反応はするよな。

パロフ「レバーおろした。」

プロフ「パロフ、何かが起こったからどうすんの?」

パロフ「煩い、プロフは黙ってろ。」

プロフ「はい。」

 もう、その言葉は流行語に使われても良いほど、毎回のように聞いているんだが。

パロフ「だいたい、レバー1つで何が−」


ブーブーブー...


パチパチズ「何?」

放送「侵入者確認、排除します。」

パチパチズ「え?」

 すると、上の方から何かが降ってきた。

ポロフ「なんだありゃ。」

ピロフ「防衛マシン?」

ペロフ「見た感じは、素材は段ボールだよね?」

 防衛マシンじゃないだろ、それ。

防衛マシン「抹殺。」


ウィィィィィン...



 機械はパチパチズに向かってきた。

パチパチズ「わー、来るなー!!」

 勿論、彼らは逃げた。こりゃまた逃げ方は、アニメはマンガでありそうな足の部分を渦巻きみたいな感じにした走り方だった。

プロフ「だいたい、パロフがレバーおろすからだよ。」

パロフ「いやぁ、本当に降ってくるなんてね。アハハハハハ...」

他4人「笑ってる場合じゃなーい!!」

 確かに笑ってる場合じゃないな。そして、言い争う余裕があったら何か手を打てばいいじゃないですか。

ピロフ「くっそー、調子に乗ってるなアレ。」

ペロフ「段ボールで作られたカスメカのくせに!」

 いや、あなた達が言える事ではないよ。1話辺りで、あなた達も使っていたじゃないか。

 パチパチズがマシンに終われて30分ぐらいがたった所でポロフがある事を思いついた。

ポロフ「こんなにしつこく追ってくるなら、破壊するまでさ。みんな行くよ。」

他4人「うん。」

 パチパチズはその場に立ち止まりマシンの方を向いた。そして、技を放った。

パチパチズ「くらえー!!」


《サンダー》


バリバリバリィィィ...


 自分たちだけでも、彼らはサンダーを使えるようだ。これは、新たな発見である。


ズドーン!!


防衛マシン「ぎゃあああ!!」


チュドーン!!


 攻撃は直撃し、防衛マシンは破壊された。いやぁ、お見事だな。

ポロフ「よし。」

 たまには、活躍をする集団である。そして、マシンの破壊を確認すると彼らは先に進んでいった。

 そして、ある程度進むと立て札があった。彼らはそれを見た。すると、こう書かれていた。


『←最深部・↑奈落の底・→ブラジル・↓Uターン』


・・・


 どこかで見たよね?確か、ある程度上の方に書いたのに似てる気がする。あくまでも、気がするだけ。...Uターンって。

パチパチズ「ブラジル...Uターン...奈落の底...最深部?」

 さぁ、どれを選ぶ。

パチパチズ「ブラジっ」

 彼らはそっち側に進んでいった。

??「アホかー!!」 すると、誰かのどなり声が聞こえて彼らは戻ってきた。

パチパチズ「そんな訳、いくかよ。」

 そして、最深部へと進んでいった...


 この頃、雄一達はというと...


池谷和也「−で、道に沿って歩いてきたらここに閉じ込められたんですけど。」


 狭い部屋に4人揃って閉じ込められていた。例えると、中学の教室1つ分ぐらいである。...広くもないし、狭くもないよな。

不藤雄一「何なんだろうな、この部屋は...」

 すると、またも五十嵐が何か見つけた。

五十嵐缶三郎「おいおい、スイッチがあるぜ?」

人形作者「押すなよ、五十...」


ポチッ...


五十嵐缶三郎「押しちゃた。」

他3人「貴っ様ぁー!!」

 五十嵐がスイッチを押すと、


ガコンッ...


4人「は?」

 地面が傾斜30度ぐらいまで曲がった。傾斜30度ってかなり急だよね。

4人「あ゛ーーーー!!!!」

 4人はそのまま床が曲がった時に出来た穴の中に吸い込まれて行った...


 一方、パチパチズは...


パロフ「ふぅ、何だったんだ。あのマシンは...。一体、誰のせいで−」

他4人「お前だよっ!!」

パロフ「うるせぇ、お前っていうな!!」

 言い返すねぇ、この人は。だが、原因を作ったのはあなただよパロフさん。

 彼らは、言い争いながら廊下を歩いていた。すると、行き止まりにたどり着いた。

ピロフ「行き止まり?」

ペロフ「みたいだね。」

プロフ「道を間違えたの?」

 すると、ポロフは例の地図を取り出してそれを見た。

ポロフ「あってるけどなぁ...」

 すると、パロフが何やら見つけたようだ。

パロフ「何だろう、この壁。色が少し違う。」

 パロフは今にも触ってしまいそうだった。

ポロフ「パロフ、触っちゃ駄目だからね。」


ガコン...


パロフ「アハハ、触っちゃった。」

他4人「アハハじゃねぇーよ、このクソ野郎!!」

パロフ「煩い、大体こんな風にここだけ色が違ったら誰でも触りたくなるだろ!!作った奴らが悪いんだよっ!!」

 なんという、また人のせいにするか。

 その時だった。


ガコン...


パチパチズ「え゛?」

 彼らの足元の床が抜けた。まぁ、勿論...


ひゅうううぅぅぅ...


パチパチズ「うわあああああ!!」


 その穴の中に落ちて行った。ちなみに、そこの床は彼らが落下していくと元通りに戻った...


 それから数分後...


不藤雄一「痛ぇーなぁ、ここどこだ?」

池谷和也「さ、さぁな。」

 どうやらようやく別の部屋に出たようだ。彼らが部屋を調べていると妙に上の方から何かが落ちて来るような感じの音が聞こえてきた。

人形作者「なぁ、なんか聞こえないか?」

五十嵐缶三郎「そんなの、気のせっ−」


ズドーン!!



パチパチズ・五十嵐「ぎゃあああ!!!」

 すると、五十嵐の頭上にパチパチズが降ってきた。天井を突き破って。

池谷和也「...何か降ってきたし。」

不藤雄一「だな。」

 すると、パチパチズは起き上がった。

パチパチズ「何かって言うなよ、お前ら。」

不藤雄一「−で、何で上から降ってきた?」

パチパチズ「実はな...」

 パチパチズは訳を説明した。


池谷和也「なるほど、こっちと似たような事があったと。」

ポロフ「そういう事。」

 すると、五十嵐とパロフがあるものを見つけたようだ。

五十嵐・パロフ「なぁなぁ、何かあるぞ。」

他全員「ん?」

 彼らは、そちらを向いた。一体、何があったというのだろうか...






書き終えて一言。


五十嵐とパロフ、やってる事が同じだな。


そして、似たような感じの罠にかかっている。


まぁ、今回は前編ですのでもちろん後編もあります。


なので、次回作をお楽しみに。


でわでわ...。



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