第13話『VSバチバチズ』
ついに、バチバチズが行動します。さて、どのような事になるのでしょうね。
では、本文へどうぞ。
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あのリベンジ劇から数日後…
住民多数「わーーーーー。わーーーーー。」
聞いて分かるように、ある事件が起きていた。…っていうか、わーーーーー。わーーーーー。言うのが雑だな。もはやは棒読みレベルのように言っている。出だしから、棒読みレベルになるとは。
…話を元に戻そう。
何があって、このように住民達が騒いでいるのかと言うと、話は数日前に戻る事になる…
数日前…
バチバチズ「僕達は、数日後…このエキサイティングシティを征服する!!」
という、ニュースが放送されたからだった。…すごくコンパクトにまとめていたな。というよりも、短い宣戦布告である。
そして、それを見て今の状態になったという事だ。しかし、慌てているだけで何1つの戦闘準備も彼らはしていなかった。余裕なのか、違うのか分からないな。
その頃、お馴染みの彼らはというと…
不藤雄一「暇だ、何かすることないか?」
人形作者「無いな。」
相変わらずのやり取りである。もはや、毎度お馴染みのネタにしか思えないな。ちなみに、池谷と五十嵐は後ろの方でシューティングゲームをして遊んでいた。…一部は、暇じゃないようだな。
不藤雄一「マジかよ、じゃあ…ロシアンルーレットでもしますか?」
人形作者「いやいや、危険だよ。安全性を考えて、コーラを2つ用意して片方には青酸化硫でも入れてお前が1つずつ飲んでいくゲームしようぜ。」
どこが、安全なのだろうか。下手をすれば死ぬのでは?いや、1つずつ雄一が飲むという事は、1発かどうかの問題以外では確実に死ぬトライアルじゃないですか。
不藤雄一「なるほど…って、それロシアンルーレットみたいだな!?」
人形作者「あ?気にするなよ。」
不藤雄一「いや、するだろ。」
そして、彼らの討論は続くのであった。一方、パチパチズはというと…
ポロフ「銃弾装填良し。」
ピロフ「食料格納良し。」
ペロフ「各システム、オールグリーン。」
プロフ「ウサギメカ最終確認終了。」
パロフ「よっしゃー、戦闘準備完了!!」
こちらは、完全に戦う気が満々のようである。何だろうか、この2チームのやる気の差は。まぁ、パチパチズに関しては偽物どもに泡をふかせるチャンスだから、張り切っているのだろう。
しかし、ここでプロフがふと気がついた。
プロフ「っていうか、どこに住んでるの?戦力は?どんな兵器あるのかな?」
…どうやら、未知数の相手と戦う事に気づいたらしい。まぁ、一度戦ったにしてもあれはリベン-いや、ただ、悪ふざけ強いて言えば喧嘩である。だから、実際の戦力は?と聞かれても、「分かるか、ボケェ!!!」となる。
ポロフ「と、とりぁぁぁず…フルパワーでいきゃあ、大丈夫でしょ。」
本当に大丈夫なのだろうか?今、彼は棒読みで言っていたのだが?ただ、断定できるのは戦力は分からないという事である。一番最初にやる気があるかと思えば、大きな壁に彼らはぶち当たってしまった様であった。
そして、短文宣戦布告をしてきたバチバチズはというと…
バロフ「ぎゃははははは、この核でこのシティを射てもうたるわ!!」
どうやら、準備は万全のようだ。…もう少しマシな台詞を考えられなかったのだろうか。そして、射てもうたるという事は、核は飛び道具なのだろうか?まぁ、戦闘になればそれも明らかであろう。
すると、リーダーのボロフが何やら大勢の同一物体をつれて4人の前に現れた。そして、同一物体を4人の辺りに移動させる。-で、何やら演説(?)が始まった。もちろん。呑気にシューティングゲームをしていた五十嵐と池谷もその被害を受けている。
ちなみに、町のテレビ全てはいきなりその演説が放送され始めた。…っていうか、彼らの基地はどこにあるのだろうか。まぁ、バロフの言葉からしたらシティを見ることができる場所だが…まぁ、今はあまり追求は止めておこう。しつこすぎると、嫌われる事は少なくないからな。
そして、演説が始まった…
ボロフ「おい野郎共、数日前の宣戦布告は覚えているか?」
まずは、投げ掛けから始まった。雄一と人形作者は、「あれか。」みたいな反応をパチパチズは「居場所を、言え。」と、連呼していた。他の住民もこれには意識しているのか熱心に聞いていた。
だが、池谷と五十嵐はどうでもいい様な表情でいた。内心を悟ると、「さっさと、シューティングゲームさせろよ。」というような自己中心的な考えをしていた。…お前ら、シティの危機よりも自己満足が優先なのかよ。
さらに、演説は、続く…
ボロフ「覚えてない奴らや聞く気の無い奴らのためにもう一度だけ言ってやろう。僕らは、今日…このシティを攻撃して占領してやるわぁー!!」
バチバチズ&同一物体達「わあーーー!!!」
何だろうか、徐々に何かの宗教の会議に見えてくる。ちなみに、この言葉はどっかの誰かさん達のために言われているが、奴らはまるで聞いてはいない。さらに、演説は、続く。
ボロフ「言っておくが、僕らの力は未知数だ。生半端な意思では倒せないから、抵抗するなら、全力でこい。いいな?」
バチバチズ&同一物体達「そーだ、そーだ。」
ボロフ「では、3日後…楽しみにしておくよ。」
そして、演説が終わった。話を聞いていると、3日後に攻めてくるらしい。これを見た住民達は、今まで以上に慌て出した。…大丈夫なのか?彼らは。
住民A「皆さん、落ち着いて下さい。こういう時こそ、冷静になるべきですよ。」
彼の言葉で住民達は我を取り戻した。
ロボコン「だな。慌てていても、奴らが進行を緩めるわけがないからな。」
スノーウィン「しかし、策とかはあるのか?冷静になっただけじゃ勝てないぞ?」
確かに、相手がエキサイティングシティを占拠するなら、それ相当の部隊がやって来るはずだ。何も策がない状態で迎え撃っても、ただ単にこちらがお陀仏である。彼らは、策を練るためにどこかへ向かって行くのだった…
一方、姿が瓜二つの彼らはというと…
パロフ「ぐははは、戦争じゃ戦争!!」
約1名が大型兵器を担いで思い切りはしゃいでいた。…お前は、いつの生物なのだ?
プロフ「パロフ、ランチャー振り回したら危ないよ?」
パロフ「大丈夫だよ、気にするな。」
いや、気にしなさいよ。一応、それも兵器なのであろう?
ピロフ「-でさ、あの大型兵器並びに大量兵器を作ったけど…どうやって運ぶの?」
ポロフ「5人係でも、そうとう時間かかるよ?」
確かに、大量兵器と言うだけはある軽く数えて1000は超えている。そんなにあれば、3日では間に合わない気がすると4人は思っていた。しかし、ペロフだけは違った。彼には何かアイデアがあるみたいだ。
ペロフ「メカに積んで行けばいいのさ。」
他4人「なるほど。」
ポロフ「そうと決まれば、さっそく兵器をメカに搭載しよう。」
彼の案はあっさりと承認された。そして、パチパチズは戦闘に向けての最終準備に取りかかっていった…
その頃、雄一達はというと…
不藤雄一「-で、これだけしかないのか?」
人形作者「いや、だって…普段家庭にあるって言ったら、ナイフや拳銃や刀や爆弾やフライパンぐらいしかないだろ?」
彼らもようやく戦闘準備をしていた。一番、メインの彼らが遅すぎる行動である。…っていうか、最初と最後以外は普段家庭にはあまり無いものじゃないか?
池谷和也「っていうか、やっぱり武器少ないよな?」
人形作者「しゃーねぇーだろ。俺らは普通の民間人なんだからな。」
五十嵐缶三郎「そうだせ。」
普通で、良いのか?…いや、普通じゃ、ないよな?
人形作者「とりあいず、口より体を動かしな。」
他3人「了解、了解。」
そして、彼らも戦闘に向けての最終準備に取りかかっていった…
3日後…
パチパチズを除く、住民全員がシティの中心に集まっていた。
ロボコン「もうすぐ、バチバチズ達がやって来る。彼らがやって来たら先程指定した場所に向かってくれ。」
決戦を前にして、彼らは最終確認をしていた。ちなみに、指定した場所とは…シティの東西南北と中心さらに、シティのシンボルであるエキサイティングスターが設置されている建物である。まぁ、これが破壊されたら終わりのようなものらしい。
では、ロボコンの話に戻ろう。
ロボコン「くれぐれも、安全確認が出来ていない状態では持ち場は離れないでくれ。そして、決まりは3つ…死ぬな、諦めるな、無理はするな。…まぁ、この3つを守れば、大丈夫だとは思うからな。」
住民一同「了解。」
まるで、ロボコンが指揮をする軍隊みたいだな。まぁ、指定場所でのリーダーもいるみたいだがな。それは、今はどうでもいいな。ちなみに、この戦いに指揮官なんていません。
ロボコン「よーし、最終確認は終了。暫し待て、おそらく後数秒後に…」
数秒後…
ズドーン!!!
シティの至るところにバチバチズの部隊が現れた。その位置はロボコンが部隊に行くように言った場所のみの出現だった。…これは、采配が当たったな。
ロボコン「よっしゃ、総員…突撃ぃー!!!」
住民一同「いよっしゃあああああ!!!!!」
こちらのシティの住民達は、各々のポジションへと向かっていった。ここに残る者達を除いて。そして、バチバチズとの決戦が始まるのだった…-で、パチパチズは何をしているかというと…
パチパチズ「…zzz」
昼寝をしていた。…こいつら、一番肝心な時に昼寝なんぞしやがって。あの時の、やる気はどこに行ったのだろうか?
まぁ、これは置いといて。決戦の方に話を戻すとしよう…
戦況は、互角に近いがやや向こうが異常に多い数でこちらを押している。まぁ、各員は指示通りに持ち場で戦っているから大丈夫だろうが。そして、このまま戦闘は続き、数時間後…
全て片付いたらしく、全員がシティの中心に集まっていた。だが、浮かない顔をしている者達が多かった。彼らには共通した理由があった。それは…
「アイツ等が、まだ出てきていない。」
確かに、言われてみれば敵の部隊は攻めに来たが本人達は姿を現してはいない。どこかに隠れているのか、それとも逃げたのか。いや、もし、それ以外の答えだとしたら。
ロボコン「んー、もしかしたら…まだ終わってないのでは?」
彼がボソッと言った次の瞬間…
?????「ハーハッハッハッ、その通り。まだ、終わってないのさ。」
シティの住民達を取り囲むかのようにバチバチズの本隊が姿を現した。そこには、ちゃんとバチバチズもいればメカもいるではないか。
人形作者「テメェら、最初から隠れてやがったのか!?」
ブロフ「何だ、悪いか?」
住民「卑怯者。」
ベロフ「戦略と言ってくれ。」
住民一同「嫌だ。」
バロフ「即答すんなや、ボケェ!!!」
もはや、何かのコント材料みたいになっているではないか。ちなみに、彼らは電磁迷彩を使って姿を隠していたらしい。
ビロフ「まっ、とりあいず、お前たちはさっきまでの戦いで疲れているはずだから、おちゃのこさいさいで倒せるぞ?」
言われてみれば、そうかもしれないな。あのゲリラに近い大量戦隊と戦ってから、彼らはあまり休んでいないし畳み掛けるなら今がチャンスだ。←あなたは、どっちの味方?
しかし、2人のみは違った。
池谷和也「別に、疲れてないけど?」
五十嵐缶三郎「そうそう。」
…
他全員「お前らぁぁぁ空ぅ気よめやぁぁぁ!!!」
疲れていないのも仕方はない。もともと、彼らはこの戦いを参加しようという意思もなければ、あまり働いていなかったのだから。
人形作者「お前ら、そこは、疲れてるだろ!?」
不藤雄一「まぁ、黙って聞いておけ。彼らほどに思っている事を、そのまま言うような人達は珍しいから。」
五十嵐缶三郎「へん、すげぇだろ?」
いや、凄くはない。まぁ、彼がそう思うのであれば話は逆ではあるがな。それを聞いて周りはため息をつくしか出来なかった。
そして…
不藤雄一「よし、帰るか。」
他一同「っしゃあああーーー!!!」
彼らは帰って行った。何故かこの時、五十嵐と池谷だけはさっそうと動いていた。そこまで、やる気が無かったのかよ。そんな事は、置いといて…
何かを忘れている気がする。何だっただろうか?もしかすると、気のせいかもしれないな。すると…
バチバチズ「ちょっと、待てや。お前ら!!!」
バチバチズが帰ろうとしていた彼らを呼び止めた。…あー、何かを忘れている気がしたのは彼らであったのか。呼び止められた後、彼らはバチバチズのいる方を向いた。ちょっと、ここから茶番に付き合ってください…
人形作者「何だ?何かイベントでもあるの?」
ボロフ「無いわ!!」
消化器「祭?」
ブロフ「いや、無いって。」
バチーン板「あー、運動会?」
ベロフ「無いでしょうよ。」
スノーウィン「じゃあ、野球?」
ビロフ「無いから。っていうか、じゃあって何だよ!!」
はにわ「釣り?」
バロフ「ねぇよ。お前は出来ないだろ。」
ロボコン「昼寝?」
ボロフ「もはや、イベントですらないし。」
そろそろ、茶番は終わります。もうしばらく、お付き合い下さい…
人形作者+5人衆「あ、分かった。」
バチバチズ「ならば、言ってみろ。」
人形作者+5人衆「戦いだ。」
バチバチズ「あ、当たったよ。」
そして、ようやく茶番が終わった。正解を出した彼らはシティの住民たちと喜びを分かち合い始めた。…あなた方、本当に分かっています?
すると…
バチバチズ「うるせぇーーー!!!」
バチバチズの怒りが爆発した。まぁ、戦いを挑みに来たら卑怯者だとか、やる気のないモノがいるだとか、あげくの果てにはコントをさせられて最終的にはそっちのけにされたのだから無理はない。彼らのプライドか何かにさわってしまったのだろう。
人形作者「何だよ、正解を分かち合ってるのに邪魔するな。」
ボロフ「お前たちこそ、僕らの計画を邪魔するな。」
シティ住民全員「無理。」
バロフ「即答すんなや、ボケェ!!!」
すると、ボロフはどこからともなくリモコンのようなモノを取り出した。それと同時に、メカの耳に巨大砲台が現れた。…これは、マジのやつである。
ボロフ「くそぅ、さっきから人の事をバカにしやがって。お前ら、全員…いてもうたるわぁぁぁ!!!」
そして、ボロフはリモコンのようなモノのボタンを押した。すると、次の瞬間…
ズドーン!!
大きな音が辺りに鳴り響いた。砲台からの攻撃かと思えたが、それは跡形もなく破壊されていた。ちなみに、メカは無事です。いや、そんな事はどうでもいい。何故、砲台が破壊されたのかが知りたい。
ボロフ「な、何が、起きたんだぁ!?」
バチバチズは動揺を隠せなかった。すると、向こうの方から何かが近づきながら喋っているのが見えた。
?????「偽物なんぞに侵略されてたまるかよ。」
バチバチズ「な、何者だ!?」
いや、もうあらかた予想はつくであろう?
?????「僕らは、正義と愛と希望と奇跡のマスコット。」
ジャジャーン!!
パチパチズ「パチパチズ、只今参上。」
ついに本物たちメカと共にが現れた。ちなみに、参上の仕方については全員がシラーっとした、目付きで彼らを見ていた。しかし、ジャジャーン!!の不必要性はきになるところではある。
…
人形作者「ーで、砲台が壊れて残念だったな。バチバチズよ。」
パチパチズ「って、コラァー!!無視するなぁー!!!」
それを聞いた全員は彼らの方を向いた。ちなみに、ここからまた言い合いが始まります…
人形作者「え?あ、忘れてた。」
パロフ「忘れるな、登場したばっかりじゃー!!」
池谷和也「だって、おまーら空気じゃん。」
プロフ「その言い方はないでしょ(泣)」
五十嵐缶三郎「そうだぜ池谷。こいつらは空気じゃない。こいつらは、窒素と酸素と二酸化炭素とその他を足した物体だろ?
ペロフ「それもう、空気の定義だよね!?」
ピロフ「地球上にある方の…ね?」
さらに言い合いは数十分間ほど続いた。すると、そこで…
不藤・ポロフ・バチバチズ「うるせー!!」
普段は、手を取り合わないような彼らが話を止めたのだった。そして、彼らを正気に戻そうと話しかけた。
ボロフ「お前ら、この状況理解してんのか!?」
池谷・五十嵐「してない。」
ポロフ「少しは考えようとしなさいよ。」
ポロフ以外のパチパチズ「面倒い。」
どうやら、彼らは本気で考える気は無いようである。ちなみに、池谷と五十嵐の2人は即答であった。
不藤雄一「じゃあ、分からないのだな?」
人形作者「おう、砲台が破壊されて、それを誰がしたのか分からない。」
バチバチズ「分かってんじゃねぇーか!!!」
よくありそうな、ボケとツッコミである。しかし、雄一が聞いた分からないのだな?は砲台が破壊した犯人てはなく、この状況がという事だと思うのだがな。
人形作者「分かっていて悪いか、コノヤロー。」
バチバチズ「きぃ~さぁ~らぁ~まぁ~?」
どうやら、ここでバチバチズの碇が有頂天に達したらしい。まぁ、バックに火山が噴火したしたような絵を入れるべき状況のような感じである。…っていうか、彼らの怒りは有頂天を軽く突破しているようにしか見えない。
五十嵐缶三郎「ん?どうした?」
バチバチズ「全員いてもうたるわぁー!!」
ボロフ「この砲撃で、お前らは、お陀仏じゃー!!」
そして、ボロフはリモコンのボタンを押した。しかし、当たり前の如く砲撃はされなかった。
ボロフ「何故、発射しない!?」
ベロフ「あの、砲台が破壊されたじゃん。」
ボロフ「しまった、忘れてた。」
どうやら、あの茶番の話をしている間に武器が破壊されたことなど彼らの脳内からは消えていた様だった。
池谷和也「こいつら、馬鹿だぁ(笑)」
いや、あなた方のふざけたやつに対応するのに夢中だったから、忘れたのですよ?…ちなみに、忘れさせる原因の発端は、パチパチズ登場後の池谷の言葉辺りからである。
バロフ「うるせぇ、お前らが原因だろうが。」
人形作者「まぁ、忘れさせたのはな。」
不藤雄一「だが、破壊はしていない。」
ブロフ「じゃあ、破壊したのは誰なのさ!!」
話が振り出しへと戻ってしまった。誰が破壊したかなんてあらかた予想はつくであろう。タイミングよく現れた彼らですよ。
そう…
パチパチズ「僕達だ!!」
そういう事である。彼ら以外には無理だろう。なぜなら、彼ら以外はあの時、何もしていないのだから。
バロフ「貴様らかぁ、うちの兵器を潰しやがって。」
パロフ「あぁ?偽物どもの好きにさせるかよ。」
パチパチズは、偽物にやられたいようにやられることが嫌だという意志があるらしい。…そりゃ、あるだろうな。
ブロフ「やれるものなら、やってみろ。」
プロフ「お前たちから来いよ、偽物。」
ペロフ「本物の強さを見せてやる。」
どうやら、初めて2つのチーム衝突するみたいだ。これは、見ものかもしれない。
ベロフ「ならば、先にメカを壊してやる。行けぇ、メカー。」
Bメカ「合点承知っ!!」
すると、バチバチズのメカ(Bメカ)がパチパチズ(Pメカ)のメカに向かって行った。そして、眼から光線を放った。
《Bメカ・眼からビーム》
しかし、ビーム攻撃をするなら接近しなくても良いのでは?そして、相変わらずのネーミングである。
ズドーン!!
Bメカのビームは、パチパチズのメカに綺麗に直撃した。彼らのメカが避けられなかったのか避けなかったのかは、今は分からないがな。
ビロフ「ハハハハハ、これで、お前らのメカはお陀仏じゃー!!」
ピロフ「いいや、そうかな?」
すると、ビーム攻撃で発生していた煙が消え、中から無傷でいるパチパチズのメカの姿が見えた。
バチバチズ「な、何ぃ!?」
彼らは、驚きを隠せなかった。いや、彼らだけでなく攻撃したバチバチズのメカ並びに、エキサイティングシティの全住民達も驚きを隠せていなかった。その頃、攻撃を防いだパチパチズは高らかに笑っていた。
ポロフ「どうだ?僕らの作ったメカには、お前たちのメカと同様の絶対防衛システムがついているのさ。だから、よっぽどの事がない限り破れはしないよ。」
いつの間にそのようなモノを彼らは、作ったのだろうか。しかし、これを聞くと今までレベルが低かった敵が急にレベルが上昇したように感じれてしまう。
バロフ「卑怯者!!」
いや、アナタ達にもあるんでしょ?
ペロフ「煩い。今度はこっちの番だ、メカ行けぇー!!」
Pメカ「おっしゃあー!!」
すると、パチパチズのメカは胴体の後ろ側に装着されていた大型ランチャーを耳と耳の間…まぁ、要は頭のてっぺんに移動させ、それをバチバチズのメカに向けて構えた。
ペロフ「パチパチジェネレータ、オールグリーン。射線上、障害なし。エネルギー充填100%!!」
Pメカ「フルパワーで、決めてやる!!」
パチパチズ「よっしゃあ、行けぇー!!」
Pメカ「おぉぉぉりゃあああああ!!!」
《炸裂・雷撃粒子砲》
そして、攻撃が放たれた。それの威力は凄まじいモノだった。地面を抉りながらバチバチズのメカに向かって一直線だったのだから。辺りには、その砲撃が放たれた時、突風が吹くほどである。
そして、発射から数秒後…
ズドーン!!
それは、バチバチズのメカに直撃した。
人形作者「すげぇ、威力だ。」
パチパチズ「どうだ!? 」
一斉に全員がバチバチズのメカへと視線を向ける。煙は徐々に晴れてきた。そして、全て晴れると、中から無傷のメカが姿を表した。
プロフ「なっ!?」
ボロフ「ハハハハハ、こっちにも絶対防衛システムがあるんだよ。」
パロフ「ぐっ、卑怯者が。」
ベロフ「メカは無敵じゃー!!」
いや、アナタ達も同じ事をしたではないか。まぁ、2回目の事なので住民たちは驚いてもいなかった。しかし、さっきと違うのはそれだけではなかった。されは、何かというと…
バチバチズ「ハーハッハッハッハー。」
バチバチズが高らかに笑っていると、彼らのメカを覆っていた赤色のオーラフィールドの様なモノが、バリンッ!!と、音をたて砕け散ったのだ。…これは、一体?
ブロフ「え?」
ベロフ「この音、まさか…」
ボロフ「絶対防衛システムが、破壊された!?」
Bメカ「こりゃ、まずい。」
いや、呑気にまずいと言っている場合ではないだろう。戦闘中にそのまで呑気になる奴はいない…はず。
すると、ここぞと言わんばかりにシティの住民たちが一斉にバチバチズのメカに猛攻をかました。いわゆる、袋叩き状態である。
Bメカ「あわわわわわわわわわわわ。」
ビロフ「持ちこたえるんだ。」
ビロフはそう言うが、メカの状態を見たベロフはある事を察していた。
ベロフ「あ、こりゃもう、無理だわ。」
まさかのメカ敗北宣言である。すると、その数秒後…
チュドーン!!
B「ぎゃあああああ!!!!!」
バチバチズのメカは大爆発し、破壊された。そして、そこには何も残っていなかった。
バチバチズ「あぁ!?メカがぁー!!」
バチバチズは、それを見て叫ぶしか出来なかった。強いて言えば、目玉が飛び出している。…まるで、漫画やアニメだな。
人形作者「へん、兵器は壊したぜ?」
バチバチズ「貴様らぁ…」
不藤雄一「何だ?やるのか?」
バロフ「あぁ。いてもうたるわ!!」
?????「待てぃ。」
ここまで事が進むと、住民たちのバチバチズへの進行を彼らが止めた。彼らとはそう…
パチパチズであった。
パチパチズ「お前たちの相手は僕達だ!!」
ボロフ「言うじゃないか、良い度胸だ。」
このやり取りを聞いていて、池谷は何やら不満そうに腕を組んでいた。そして、小声で口ずさんだ。
池谷和也「あいつらで、大丈夫なのかよ…」
不藤雄一「まぁ、本物と偽物同士のケリの付け方なのだろうな。」
五十嵐缶三郎「なるほどな。」
人形作者「よぉし、気に入った。お前らの手で、偽物に引導を渡してやれ!!」
人形さんよ、アナタは一体何様なのでしょうか。
パチパチズ「応よ。」
ボロフ「準備は、出来たようだな?」
ポロフ「出来たさ、行くぞ…」
パチパチズ「バチバチズ!!」
バチバチズ「かかってこいやー!!」
そして、彼らの最終決戦が始まった…
しかし、それは地味な戦いだった。内容は、彼らが互いに向かって突進していき、衝突をすると乱闘が始まるのであった。
パチパチズ「うおおおおお!!!!!」
バチバチズ「くだはれぇ!!!!!」
ボカボカボカボカボカボカ…
それは、まるで、漫画やアニメでよく見る煙をたてながら喧嘩をする絵にしか見えなかった。そして、それは数時間も続いた。その結果は…
パチパチズ「勝ー利っ!!」
バチバチズ「まーけーたー。」
軍配は、パチパチズへと上がった。やはり偽物は本物には勝てないという事だな。パチパチズは勝ち誇ったかのようにバチバチズの前に立った。…まぁ、勝ったのだがな。
パチパチズ「まだやるか?」
ボロフ「く、くそぅ。今回は諦めてやる!!みんな、バチバチ星に撤退だ。」
他4人「りょ、了解。」
すると、彼らは、逃げ腰で壊れたメカを簡単に直して宇宙の彼方へと姿を消して行った…
そして、エキサイティングシティに平和が戻った。そして、住民たちは皆、家に帰るなり自由にし始めた。
池谷和也「そういや、あいつらも降って来たんだったよな。」
不藤雄一「そうだったな。」
五十嵐缶三郎「なぁ、何かまた来るみたいに言ってなかったか?」
人形作者「まぁ、そん時は叩き潰すさ。…帰ろうぜ。」
不藤雄一「だな。」
話を終えると、雄一達も自分達の住んでいるビルへと帰って行くのだった…
そして、その場にはパチパチズだけが取り残された。
ピロフ「ねぇ、どうする?」
ポロフ「僕らも帰るよ。ついに、野望を果たそうかと思うからね。
ペロフ「バチバチズもいなくなったし、頃合いだね。」
パロフ「よっしゃあ、征服だ。」
プロフ「征服だー。」
どうやら、彼らにとってバチバチズは邪魔だったらしい。彼らは、征服と言っている。さて、何をしてくる事やら…
だが、現時点でそれを知る者はシティにはいなかった…
書き終えて、一言。
『VSバチバチズの方が、最終話より長い気がする。』
まぁ、まだ書いてないのですが、気づけば長かったです。あ、ちなみに、分かります様に次回が第2章の最終話となります。
何で短いかは、小さい頃に書いた原本を元に書いているからです。
まぁ、続編があるかどうかは、次回の後書き辺りに書きますので、理解して下さい。
では、次回作をお楽しみに。
でわでわ…