最終話『VSパチパチズ』
今回で最終話です。
まぁ、それだけを今は心に入れておいて下さい。
詳しい事に関しては、後書きに書きます。
では、本文へどうぞ。
→
ここは、とにかく凄いエキサイティングシティ。先日このシティでは、パチパチズという集団による宣戦布告がされると言ったような大変な事が起こった。彼らは、「邪魔してみろ。」みたいな事を言ってかなり余裕な感じであった。
彼らの野望は、まずエキサイティングシティを占拠して、その後に地球を侵略し世界征服をするといった内容であった。
それを阻止すべく、雄一達はパチパチズのいるウサギ星に行く為に、業者5人組に頼み飛行艇の出現スイッチを手に入れた。
そして、彼らは今...全ての準備を終えて飛行艇に乗り込むのだった...
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
不藤雄一「結構、中は広いんだな。」
池谷和也「まぁ、シティの広場が埋まるぐらい大きいからな。」
彼らは飛行艇の内部の広さに圧倒されていた。人形作者は、戦闘用具を運んでいた。だが、どこにおけば良いか分からない。
人形作者「不藤、戦闘に使う荷物とかはどこにおけば良い?」
不藤雄一「ん?そこの箱の中に入れてくれ。」
彼が指指した所にあったのは、4次元ボックスである。この箱は、戦闘用具や食料等といった種類別に分けられて作られていた。人形作者は、戦闘用具をそれ用の箱に入れた。すると、今度は五十嵐が食料を運んで来た。
五十嵐缶三郎「池谷、食料はどうしたら良い?」
池谷和也「そこの箱に入れといて。」
池谷は人形作者が使った箱とは別の箱を指指していた。まぁ、お分かりの通り食料専用の4次元ボックスである。
そして、このようにパチパチズとの対決の準備が着々と進んでいた。そして、数分後...
不藤雄一「よし、全ての準備が整ったな。」
池谷和也「だな。人形と五十嵐、乗ったか?」
人形・五十嵐「おうっ!!」
不藤雄一「じゃあ、各椅子に座ってくれ。」
彼らは別々の椅子に1人ずつ座った。すると、ボタンに雄一は手をかけた。
不藤雄一「ハッチを閉める。すぐに出発するから、ベルトの着用を怠るなよ。後、宇宙に出るまではベルトをしておくようにな。」
ポチッ...
雄一はハッチを閉めた。すると、池谷が発射ボタンを押した。飛行艇のエンジンが起動し、飛行艇は宙に浮いた。そして、数秒後...
ズギューン!!
大空の彼方に消えて行った...
ちなみに、ある人がそれをビル屋上で見ていた。
作者「頑張ってこいよ。」
あなた、本当に何をやっているんですかっ!?まぁ、何を言っても無駄なのでしょうがね...。
そして、彼らの乗った飛行艇は無事に宇宙までたどり着き、ウサギ星を目指して宇宙を飛んでいた。
不藤雄一「無事に宇宙に出られたみたいだな。」
人形作者「ベルト外して良いか?窮屈で仕方なくてよ。」
五十嵐缶三郎「でも、ベルト外したら宙に浮くんじゃねぇーの?」
確かに、宇宙は無重力だから何かに固定されていなければ、体が宙に浮くであろうな。
池谷和也「いや、でも上田さん製作の飛行艇だから、もしかしたら...」
それを聞き「まさかぁ〜。」と、思いつつ雄一はベルトを外した。そんなの、体が宙に浮くに決まっているだろ。−が、しかし。彼の体は宙に浮かずに椅子の上に座っている状態のままであった。
不藤雄一「マジか、浮かない。っていうか、普段と全くかわりがない。」
他3人「マジかよ。」
他の3人の体も浮かなかった。この飛行艇にはちゃんとした重力があるようだ。なんという飛行艇だよ...。
人形作者「いやぁ、ちゃんとした重力がありますなー。」
五十嵐缶三郎「すげぇよ、これは。」
池谷和也「無重力をもかき消すとはな...」
すると...
ピピッ...
飛行艇のレーダーが何かを捕らえた。
不藤雄一「何だ、前方に何かの反応か?」
飛行艇が反応のする方に近づいていくと、大きなウサギ型の星が見えてきた。
池谷和也「あれか...?ウサギ星。」
人形作者「見るからに、そうだろ。」
五十嵐缶三郎「いや、でもよ。あれは...」
不藤雄一「そのまますぎる、よな。」
確かに、そのまますぎる。ただのバカでかいウサギの形をした星でウサギ星という名前である。
不藤雄一「何か、違ったとかいうオチは...」
すると...
キューン...
大量のミサイルが飛んできた。運良く、全て外れてはくれて彼らは助かった。これで、確信した。この星こそが、『ウサギ星』だという事を。
池谷和也「当たりみたいだな。」
不藤雄一「あの攻撃のしてき方は、パチパチズ達だな。」
人形作者「よっし、本拠地発見だな。」
五十嵐缶三郎「それは、良いけどさ...また大量のミサイル飛んできているぜ!?」
しかも今度はさっきよりも数は多かった。これは、流石にまずい状況ではある。
池谷和也「不藤、避けながら進むぞ!!」
不藤雄一「分かってる、全速前進だぁー!!」
池谷和也「お前、絶対分かってないだろっ!!」
飛行艇はそのまま前に向かって進みだした。すると、数秒後...
ドカンッ...
飛行艇の左ウィングにミサイルが当たった。飛行艇はバランスを崩しながらも全速前進状態でいる。...よくやるよ。
ブーブー...
不藤雄一「左第8エンジンに異常発生。」
人形作者「まずいね、いつか墜落するかも。」
五十嵐缶三郎「いや、呑気に言ってる場合か?」
池谷和也「どうする、不藤。」
不藤雄一「とりあえず、どっかの誰かが言っていたように気合いで星のどこかに不時着する!!」
あー不時着するんですね。という訳で、飛行艇はウサギ星の内部へと強引に入って行った...
その頃、ウサギ星の基地の指令室では...
パチパチズ5人組が彼らの飛行艇を見ていた。
プロフ「本当に攻めてきたよ。」
ピロフ「でも、あれだと墜落しそうだよ。」
ペロフ「だね、もう少し様子を見ようか。」
そんなこんなで、彼らは様子を見る事にした。では、飛行艇の様子を見てみよう...
彼らの乗っている飛行艇はフラフラと飛行しながら、基地に向かって飛んでいた。−が、もう飛行艇は限界に近い状態である。
池谷和也「このままじゃ、墜落するぞ。」
不藤雄一「大丈夫だよ。」
五十嵐缶三郎「いや、でも墜落したら死ぬかもしれないんだぞ!!」
不藤雄一「大丈夫だ。」
人形作者「あ、これは...ヤバいかも。」
不藤雄一「大丈夫だ、死にはしない。」
すると、次の瞬間...
カクッ...チュドーン!!
飛行艇がいきなりその場から地面に向かって落下した。やはり、墜落するほど飛行艇にはダメージがあったようだった。中に乗っていた人達は無事だったのだろうか。
不藤雄一「なっ?大丈夫だったろ?」
無事だったらしい。そして、墜落したのが幸いにもパチパチズとウサギ隊がいる基地の近くだったため彼らは、基地近くまでやって来ていた。ちなみに、彼らは無傷でした。
彼らは基地の正面までやって来た。勿論、そこの扉には厳重に鍵がかけられており、そこから入るのは不可能な状態であった。
その頃、パチパチズは何をしているかというと...
パチパチズ+ウサギ隊達「やったー、落としたぞー!!」
彼らを倒したと勘違いしているようだ。ちなみに、彼らは生きている。今頃、中に入るために他の入り口を探している頃だろう。
ペロフ「でも、落としただけだから生きてる可能性があるよね。」
パロフ「確かにな、アイツらがあの程度でくたばるとは思わないな。」
ポロフ「だな。念のため基地に異常が無いか調べてくれ。」
ウサギ隊A「了解。」
ウサギ隊の1人がある機械を操作し始めた。すると、数秒後...
ウサギ隊A「あっ!!」
彼が機械を見てある事に気づいたようだった。それは何だったかというと...
ウサギ隊A「メカの格納庫にアイツらの反応がある!?」
どうやら、もう忍び込んでいたらしい。やる事が早い集団である。
ウサギ隊B「そんな、生きていたなんて!?」
ウサギ隊達は、驚きを隠せないようである。まぁ、無理もない死んだと思っていた集団が生きていると分かったのだから。
ポロフ「落ち着くんだ、もともとアイツらを迎え撃つ気でいたんだ。ただ単に、予想外な事が起きただけでアイツらが攻めて来た事には代わりない。だから、落ち着いて迎え撃つんだ。みんな行け!!」
そんな中、ポロフは彼らに指示を出した。その内容は、落ち着く事と迎え撃つ事であった。
すると、さっきまで慌てふためいていたウサギ隊達であったが、その指示を聞き再び彼らには気合いが入った。
ウサギ隊隊長「よし、奴らを倒すぞ!!」
ウサギ隊一同「了解っ!!」
そして、大量にいるウサギ隊達は各ポジションに付き、戦闘体制に入ったのだった。
ピロフ「みんな行ったね。」
ペロフ「まぁ、うまくやってくれるさ。」
プロフ「そうだね。僕らも戦う準備をしておこうか。」
パロフ「おう、アイツらになんか負けやしないさ!!」
ポロフ「我々、パチパチズに勝利をー!!」
他4人「おー!!」
パチパチズの5人も気合いを入れ戦闘の準備を始めるのであった。その頃、雄一達はというと...
人形作者「まさか、メカの格納庫の扉が開いていたとはね。」
五十嵐缶三郎「以外だったな。」
池谷和也「−で、中に入った訳だが、どうしますか?」
どうするも何も戦う以外の選択肢は無いのだがな。
不藤雄一「おそらく、敵の軍配置は各ポイントに配置みたいな感じになっているはずだ。だから、この基地ないの各ポイントになる所に軍勢が待っているはずだ。」
人形作者「なるほど。違っていたら?」
不藤雄一「その時は...その時だよ。」
池谷和也「−で、どう攻める?」
雄一は考え込んだ。だいたい、内容は浮かんでいるのだが、地図が無くて進軍ルートが決められない状態だった。すると、雄一は格納庫に地図があるのに気づいた。
不藤雄一「ちょっと、あれを使って進軍ルートの説明をしようか。」
彼は地図がある方に歩いて行くと、他のメンバーはその後について行った。そして、地図の前に着くと進軍ルートについて話を始めた...
不藤雄一「簡単に説明すると、部隊を4つ作る。そして、この基地には4ヶ所に階段が設置されている。だから、部隊は1つずつの階段を使い4方向からうまく進軍をし、3階にあるパチパチズ達がいると思われるだろうの基地の会議場に攻め込み、パチパチズを倒し出来るだけ施設の機械を破壊する。そして、再びここに戻ってきて飛行艇を使い脱出する。」
池谷和也「なるほどね。だが、飛行艇はどうするんだ?」
五十嵐缶三郎「確かにな、迎撃されて壊れているんだぜ?」
すると、雄一は例のボタンを取り出した。そして、ボタンを押した。
すると、壊れた飛行艇がこの場に送られてきた。
人形作者「壊れた飛行艇を出して、どうする気だよ。」
不藤雄一「確か、オート修復機能が付いていた気がする。探してくれ。」
彼らはそれらしき物を探し始めた。すると、池谷がそれを見つけたようだ。
池谷和也「この自動修復ボタンってやつか?」
不藤雄一「あー、それだ。それを押しておいてくれ。」
ポチッ...
不藤雄一「よし、これで帰る頃には修復されているだろうな。」
五十嵐缶三郎「アレだけで?」
不藤雄一「そう、あれだけでいい。」
人形作者「じゃあ、戦い前のやるべき事は全て終わったと?」
不藤雄一「だな。後は、アイツらを倒すだけだ。」
五十嵐缶三郎「なら、行こうぜ!!」
池谷和也「だな、とっとと倒してとっとと帰るか。」
人形作者「おっしゃあー、行くぜ。」
不藤雄一「じゃあ、これより進軍を開始する。進軍ルートの説明の時に行った会議場が次の合流地点となる。各員、生きているようにな。」
他3人「応っ!!」
不藤雄一「では、進軍開始!!」
雄一達も、パチパチズの居るところに向かって進軍を始めた。さて、これより地球人VS異星人の戦いが始まった。勝利するのはどちらなのだろうか...
雄一ルートでは...
ウサギ隊指揮官A「来たぞ、殺れー!!」
ウサギ隊一同「うおおおっ!!」
剣や銃やパイプを持って襲ってくるウサギ隊。もう、そこら辺の暴力団じゃねぇーの?
不藤雄一「剣には剣を、銃には銃を!!」
どこからともなく、剣と銃が出現した。剣は彼の愛刀、エンド・ソード。そして、銃も彼の使いなれた銃、エンド・ショットだった。ちなみに、これは何でも破壊可能なショットガンです。
不藤雄一「くたばれぇ!!」
《疾風斬》&《ショット・リボルヴァー》
素早い斬撃とかなりの威力がある弾丸を銃から発射した。
ウサギ隊一同「うわあああっ!!」
ウサギ隊は軽く一掃された。すると、その部隊のウサギ隊指揮官は剣を二刀流で持ち、攻撃してきた。
ウサギ隊指揮官A「うおおおっ!!」
不藤雄一「真っ向から来るか、こっちも行くぜ!!」
不藤雄一「エンド・ショット、ブレイバーモード!!」
すると、さっきまでショットガンだった銃の銃口から槍みたいな太さの刀が出てきた。そして、それを雄一は剣持ちに変えた。これで、彼も剣を二刀流持っている事になる。
不藤雄一「うおおおっ!!」
2人は互いに真っ正面から攻撃に入った。これは、どちらに軍配が上がるのか!?
2人「くたばれぇー!!」
《ツイン・ブレイバー》(雄一)
《二丁・紫電舞》(指揮官A)
キィン...
互いの攻撃が終わった。数秒間、辺りに沈黙の空気が漂った。すると、その数秒後...
チュドーン!!
ウサギ隊指揮官A「ぎゃあああーーー!!!」
この部隊の指揮官はその場で爆発した。軍配は雄一に上がったようであった。
不藤雄一「剣の腕が甘いよ。」
雄一はそのまま合流ポイントに向かって行った。
では、池谷ルートは...
ズダダダダダダダ...
池谷は自前のランチャーを乱射しつつ進んでいた。ちなみに、銃弾は全弾命中である。すると、そこにこの部隊を率いる指揮官と残りの部隊が総出で現れた。
ウサギ隊指揮官B「これ以上、先には行かせないぞ!!」
池谷和也「止めれるものなら止めてみな!!」
ウサギ隊指揮官B「煩い、みんな殺れー!!」
ウサギ隊一同「おりゃあー!!」
多重の銃弾があちこちに飛び交う。その銃弾はうまい具合に池谷を狙ってくる。すると、池谷はランチャーにある機能の1つを解放し始めた。
池谷和也「ファイナル・ランチャー、武装解放!!」
武装解放であった。すると、彼らは一気にあちこちを飛び交う銃弾を全てロックオンした。
池谷和也「全弾、撃ち落とす!!」
《ホーミング・ドラグーン》
スドーン!!
予告通り見事に全ての銃弾を彼は撃ち緒とした。
池谷和也「まだ、終わりじゃねぇーよ!!」
すると、池谷はウサギ隊一同をロックオンした。そして、弾を発射した。
《全方位射撃》
ウサギ隊一同「うわあああっ!!」
見事にウサギ隊一同は一掃された。−が、その部隊の指揮官だけは銃弾を避けていた。
ウサギ隊指揮官B「やるな、だが僕のジェネシス砲には勝てないぞ。くらえっ!!」
ジェネシスが発射される。「これは、万事休すか。」と、思った次の瞬間...
カスッカスッ...
ウサギ隊指揮官B「あ、あれ?弾切れ!?」
池谷和也「茶番は、終わりにしようか。」
池谷は、銃を構え直した。すると、この指揮官はかなり慌て始めた。
ウサギ隊指揮官B「え、ちょっと待て。こっちは、弾切れで...」
池谷和也「dead and dive!!」
訳は、皆さんのご想像にお任せいたします。
《全力射撃》
ズドーン!!
ウサギ隊指揮官B「ぎゃあああーーー!!!」
チュドーン!!
この部隊の指揮官は派手に爆発した。
池谷和也「微妙に、時間を使っちまったな。」
そして、池谷は合流ポイントに向かって行った。その頃、パチパチズ達はというと...
プロフ「ポロフ、A部隊とB部隊がやられたらしいよっ!」
かなり慌てふためくプロフ。実際、本拠地で戦うとなるといつものような感じとは大分、違うのであろうな。
ポロフ「思ってたより早いな。仕方ない僕らもメカの準備を始めるとしよう。おそらく、予想よりもかなり早くここにアイツらは来るだろうからね。」
他4人「了解。」
そして、彼らはメカの最終メンテナンスを始めるのであった。
その頃、人形作者ルートは...
人形作者「どけどけぇーい!!」
ウサギ隊を素手で凪ぎ払いながら人形作者は、進んでいた。...物凄い、雑な進み方である。
ウサギ隊一同「ここから先は行かせないぞっ!!」
大量のウサギ隊達が人形作者の前に現れて行く手を阻むのだが...
人形作者「うるせぇ!!」
《サンダー・スクリュー》
ズドーン!!
ウサギ隊一同「ぎゃあああーーー!!!」
まさに、秒・殺であった。目に止まらぬさでウサギ隊は一掃された。残ったのは、その部隊の指揮官だけだった。
ウサギ隊指揮官C「よくも、仲間たちを!!」
この指揮官も今までの指揮官達と同様に襲いかかってきた。ただ、今までと1つ違う事があった。それは、武器を持っていなかったという事であった。
しかし、彼はそのまま攻撃をしてきた。人形作者はそれに応戦した。
ボカスカボカスカボカスカボカスカボカスカ...
その結果は...
ウサギ隊指揮官C「ぎゃあああーーー!!!」
チュドーン!!
人形作者の勝利であった。あの効果音は懐かしの一方的攻撃であった。
人形作者「お前じゃ俺には勝てないよ。」
彼はそう言い残し、合流ポイントに向かって行った。その頃、五十嵐ルートは...
五十嵐+ウサギ隊一同「うおおおっ!!!」
ボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカ...
ここが一番、派手にドンパチをやっていた。
ウサギ隊一同「何だ、コイツ沢山攻撃をかましたのにピンピンしてやがる!?」
五十嵐缶三郎「フッ、その程度じゃ俺は倒せないよ。」
ウサギ隊指揮官D「ほざけっ!!今度こそ終わりにしてやる。みんな、行くぞー!!」
ウサギ隊一同「うおおおっ!!!」
部隊が一丸となって五十嵐に攻撃を仕掛けてきた。すると、五十嵐も何やら応戦の準備を始めた。
五十嵐缶三郎「複数の大岩よ、今こそ雨になりて敵を射て!!」
この言葉に聞き覚えのある方はお分かりであろう。いつぞやのあれを放つつもりである。
五十嵐缶三郎「くらえっ!!」
《メテオ・レイン》
ズドドドドドッ!!
すると、突如大量の隕石が辺り一面に降り注いだ。ちなみに、それは彼らに全弾命中した。
ウサギ隊一同+ウサギ隊指揮官D「ぎゃあああーーー!!!」
チュドーン!!
彼らは軽く一掃された。これを見るたびにお前は何者なんだと思うのだが...。
五十嵐缶三郎「対したこと無かったな。」
彼らは、そう言い残し合流ポイントに向かって行った。その頃、パチパチズはというと...
メカの最終メンテナンスを終えて戦闘準備は完全に終わっていた。すると、そこに4つのウサギ隊がやられたとの連絡が入った。
プロフ「ウサギ隊が4部隊やられたって。」
パロフ「後は、最終部隊だけか。」
ペロフ「あのウサギ隊隊長が率いる部隊か。」
ピロフ「大丈夫かなぁ。」
ポロフ「悪くても、時間稼ぎぐらいはしてくれるさ。」
彼らは次第に心配さが増していっていた。その頃、雄一達はというと...
不藤雄一「おっ!?」
人形作者「おー、お前ら。」
五十嵐缶三郎「何でここに?」
池谷和也「4つの道が1つになる地点がここか。」
4人が合流した。彼らが合流した場所は3階の会議室の近くにある広場みたいな所であった。目的地は目とはなの先という状態であった。
不藤雄一「もう、ここまで進んだのか。じゃあ、あそこの扉を開けると会議場かな。」
池谷和也「そう考えるのは、間違いじゃないかもな。」
五十嵐缶三郎「だったら、さっさと行こうぜ!!」
いや、こうも簡単に進めれて良いのか?彼らが扉に近づくと...
??????「ちょっと、待てぇーい!!」
ひゅううう...ストンッ...
上の方からウサギ隊の隊長と、彼の率いるウサギ隊が降ってきた。
人形作者「何だ、お前は?」
ウサギ隊隊長「僕はウサギ隊の隊長だ。お前達、これ以上は進ませないぞっ!!」
ジャキン...
すると、ウサギ隊隊長とこの部隊の全員は重装備状態になった。
五十嵐缶三郎「何だ、やるってのか?」
池谷和也「以外無いだろ、この状況は。」
人形作者「ふっ、今回は楽しめそうだぜ。」
ウサギ隊隊長「そう調子に乗っていられるのも、ここまでだ!!総員、かかれっ!!」
ウサギ隊一同「うおおおっ!!」
隊長の指示が下ると、彼らは重装備状態で雄一達に向かって攻撃を開始した。
不藤雄一「ここまで来て、退きはしないさ。こちらも、攻撃を開始する。」
他3人「応っ!!」
この4人も攻撃を始めた。池谷は、その場でお得意のランチャーを使い敵の銃弾を撃ち落とす。雄一は剣を使い接近戦で敵を片付けていく。そして、五十嵐はまたも隕石を降らし敵を一掃していた。ものの数分程度で、ウサギ隊隊長以外は倒された。
ウサギ隊隊長「よくも、仲間たちを許さんぞー!!」
彼はどこからともなく大剣を8つ取りだし、左耳に4つと右耳に4つ握った。
ウサギ隊隊長「これが、大剣8刀流だぁー!!」
そして、そのまま襲いかかってきた。すると、その進行線上に人形作者が立ちはだかった。
ウサギ隊隊長「何だ、わざわざ死にに来たのか!?」
人形作者「違うね、テメェの相手はこの俺だと言いに来た!!」
すると、人形作者はお馴染みのチャージを右手だけで始めた。
ウサギ隊隊長「サンダー・スクリューなんて、切り払ってやるよ!!」
人形作者「サンダー・スクリューじゃねぇよ!!」
カッ!!
この瞬間にチャージが完了し、彼の右手には青いオーラが漂っていた。
人形作者「チャージ完了...後はこの手を固める!!」
すると、その直後に人形作者の右手がメタル化した。
ウサギ隊隊長「何っ!?」
人形作者「テメェにこの一撃をかましてやるよ!!」
ウサギ隊隊長「ならば、かかって来いっ!!」
互いに一歩も退けない戦いである。お互いに徐々に距離を縮めていく。
2人「うおおおっ!!」
彼らは互いに攻撃を放った。
《サンダー・メタルハンド》(人形作者)
《八重切り》(ウサギ隊隊長)
ガキンッ!!
辺りに鈍い音が響いた。軍配は、どちらに上がったのだろうか。
ウサギ隊隊長「ぎゃあああーーー!!!」
チュドーン!!
人形作者「勝〜利!!」
軍配は、人形作者に上がったようだった。これで、残りはパチパチズだけとなった。
不藤雄一「よし、後はアイツらだけだな。」
池谷和也「−で、どうやって乗り込むんだ?」
人形作者「確かにな、扉は閉ざされているぞ。」
すると、パチパチズがいると思われている場所の扉が開いた。...このタイミング、明らかに来てくださいという感じにしか思えないタイミングであった。
五十嵐缶三郎「おい、扉が開いたぜ!?」
人形作者「さぁ、どうするんだ?」
池谷和也「入るしかないだろ。」
不藤雄一「だな、行くぞ。」
4人はパチパチズがいる会議場の中へと入って行った...
中には大量の機械が置かれていた。まるで、ロボット工場みたいな感じであった。
池谷和也「...会議場か、これは?」
不藤雄一「どちらかというと、ロボット工場に近いよな。」
すると...
ガチャン...
部屋の扉が閉まり彼らはこの中に閉じ込められた。
五十嵐缶三郎「マジか、閉じ込められたぜ!?」
すると、突如薄暗かった部屋の全ての電気がついた。
人形作者「何だ?今度は、電気がついたぞ。」
すると...
?????「わーはっはっはっはー!!!よく来たな、地球人達よ。」
部屋の舞台みたいな所の上にウサギメカとパチパチズが登場した。
すると...
不藤・池谷・五十嵐・人形「あー、お前らは...
パチパチズ!!」
ズルッ...
何故、ずっこけたかというと今までは誰だっけというボケであったが、今回はボケがではなくて裏をかかれたため、彼らはずっこけたのだ。
パチパチズ「分かってたのかよっ!!」
不藤雄一「そりゃあ、毎回会っているからな。」
ポロフ「じゃあ、今までのは何だったんだよっ!!」
人形作者「ノリっていうか、何ていうか...」
ピロフ「おちょくってたのか!?」
池谷和也「そんな事は無いさ。」
ペロフ「そうか。それならいいさ。」
話が戦いと関係ないような気がするな。何か、余計な心配が生まれてしまうような気がする。
五十嵐缶三郎「いいか。じゃあ、帰るよ。」
他全員「おい、待て待て待て。」
五十嵐缶三郎「んあ?何だよ。」
プロフ「僕らと戦いに来たんじゃないのか?」
五十嵐缶三郎「忘れてたぜ。」
パロフ「テメェら、ふざけんなよ。」
何故、複数系なのだろうか。
不藤雄一「すまないな。じゃあ、始めるか!!」
ポロフ「応っ!!」
すると、互いに戦闘状態になった。この場にいる全員はお馴染みの装備をした。
ピロフ「僕らの力、見せてやる。」
ペロフ「覚悟しろ、ウサギ隊のように簡単にはやられないからな!!」
プロフ「ここで、お前らを倒してやる。」
パロフ「覚悟しやがれ。」
ポロフ「総員、突撃ー!!」
パチパチズは、雄一達に向かって突っ込んできた。
人形作者「さて、どうするかな。」
不藤雄一「決まっている、こちらも突撃だ!!」
他3人「了解っ!!」
雄一達もパチパチズに向かって突っ込んで行った。さぁ、軍配はどちらに上がるのだろうか。
ドンガラガッシャ〜ン!!!
パチパチズ「うわあああっ!!!」
パチパチズはそこら辺に吹き飛ばされた。まずは、雄一達に軍配が上がったようだった。すると、パチパチズは横1列に並んだ。
ポロフ「こうなったら、僕らの合体技を見せてやる。」
すると、5人は互いに自分達の両耳の間辺りで何やらチャージを始めた。
ピロフ「これは僕たちが沢山、特訓して手に入れた大技だ。」
ペロフ「簡単に打ち破れると思うなよっ!!」
プロフ「5人の力を今、1つに。」
パロフ「お前らはこれで、お陀仏じゃー!!」
《ファイブ・サンダー》
バリバリバリバリバリィィィ...
彼らの耳から物凄い威力の電流が発射された。雄一達は、応戦方法を考えていたがこの時はそれが浮かばず避ける事しか出来なかった。
不藤雄一「どうやって、攻略するかな。」
ポロフ「ふははは、打ち返せるものなら打ち返してみろ!!」
《ファイブ・サンダー》
再びあの凄い威力の攻撃が放たれた。
不藤雄一(打ち返せるものなら打ち返してみろ...か。打ち返す、打ち返す...おっ!?)
その時、雄一はある攻略方法をあみだした。その方法とはこれだった。
不藤雄一「おい、人形。バットを4本持ってないか?」
人形作者「おう、運よく4本だけ持っているぞ。」
明らかに仕込まれた感があって仕方がないのだがな。
不藤雄一「よし、1人1本ずつバットを持って横に並べ!!」
彼らは言われた通りにした。そして、サンダーがギリギリの所まで来たその時...
不藤雄一「思い切りバットを振れぇ!!」
4人「おぉーりゃあーーー!!!」
《打ち返し》
4人は思い切りバットを振った。...っていうか、技名がそのままである。
すると...
カキィーン!!
辺りに快音が響きサンダーが打ち返された。そして、そのままパチパチズに向かって一直線であった。そして...
パチパチズ「えっ、ちょっ...まっ−」
4人「−たんっ!!」
スドーン!!
打ち返されたサンダーはパチパチズに直撃した。...待たんというよりも、もう待てないという状態であったはずだがな。
パチパチズ「そんなバカなぁ!?」
攻撃を受けた時のパチパチズのコメントはこうだった。確かに、「そんなバカなぁ!?」である。サンダーをバットで打ち返す事など、通常では出来ない事なのだからな。
攻撃を受けた後、パチパチズはフラフラしながらも立ち上がり、ウサギメカに乗り込んだ。
ピカー...
ウサギメカが起動した。まぁ、当然である。
ポロフ「ここからが本当の勝負だ。ウサギメカの力を思いしれ!!」
《ザンダー》
バリバリバリバリバリィィィ...
4人「よっと。」
4人は軽く攻撃を回避した。すると、他の攻撃が飛んでくる。
《ホーミング・ミサイル》
ズダダダダダダダ...
五十嵐缶三郎「へん、撃ち落としてやるよ。」
《メテオ・レイン》
ズドドドドドドド...
これは、前にもあったような展開に似ている。あの時は五十嵐に軍配が上がったが今回はどうなのだろうか。
プロフ「フッ、前みたいに簡単には落ちないよ。」
ズドーン!!
池谷和也「互角か。」
五十嵐の攻撃とウサギメカの攻撃の威力は五分五分だったようだ。
パロフ「フハハハハハ、前とは違う事を見せてやるよっ!!」
《目からビ〜ム》
ピィィィィィ...
人形作者「やられっぱないしは、嫌いでね。」
《サンダー・スクリュー》
ズドーン!!
ピロフ「残念だったね、打ち消すだけで精一杯のようだね。」
不藤雄一「やはり、互角か...」
ペロフ「フフフ、僕らも成長しているのさ。」
パロフ「何か取って置きを放って来いよ。受け流してやるよ!!」
完全に調子に乗られている。このまま、のこのことパチパチズの勝ちとなってしまうだろうか。すると、その時...
五十嵐缶三郎「だったら遠慮なくいかさせてもらうぜ!!」
パロフ「なにぃ?」
何であろうか、彼にも何か秘策があるのだろうか。すると、五十嵐はまたも何かの呪文を発しだした。
五十嵐缶三郎「銀河を漂う全ての流星よ、今ここに降り注げっ!!」
これはメテオ・レインなのか?しかし、唱えている呪文らしきものが違うが一体、何なのだろうか。
パロフ「メテオ・レインは攻略したぜ?」
五十嵐缶三郎「これは、メテオ・レインじゃねぇーよ!!」
他全員「何だって!?」
一同は、かなり驚いていた。五十嵐にあの技を越える技があるのかと。
五十嵐缶三郎「受けてみな。」
《流・星・群!!》
シュゴオオオッ!!
すると、何処からともなく炎を纏った巨大な大岩(=流星群)がウサギメカに向かって降り注いでいった。
パチパチズ「なっ、何ぃ!?」
ズドーン!!
パチパチズ「ぎゃあああーーー!!!」
見事に流星群は全てウサギメカに直撃した。すると、ウサギメカの動きが止まった。
不藤雄一「よし、今だ。攻撃を叩き込め!!」
4人「うおおおっ!!」
《エンド・ソード》(雄一)
《エクステンド》(池谷)
《サンダー・メタルバンド》(人形作者)
《流星群》(五十嵐)
攻撃は全部命中した。すると...
チュドーン!!
パチパチズ「うわあああっ!!!」
ウサギメカが大爆発した。すると、その威力で床に穴が空き彼らはそのまま下に落ちていったのだった。
五十嵐缶三郎「これで、終わったな。」
人形作者「いや、出来るだけここの機械を壊して出るんだろ?」
池谷和也「だったな。」
不藤雄一「よし、取りかかろう。」
そして、彼らは作業に取りかかった。そして、数分後...
五十嵐缶三郎「おっ、何だこれ。」
五十嵐が何かを見つけたようだ。それは、「押すな。」と書かれたボタンだった。明らかに怪しい物である。彼らはそれに近づいた。そして、それをよく見てみた。すると、これが星の自爆ボタンだという事が分かった。
不藤雄一「自爆ボタンか。」
池谷和也「星の自爆ボタンが何であるんだよ...」
人形作者「しかも、押して30秒で爆発するという説明もありか。」
五十嵐缶三郎「どうする、押しちまうか?」
五十嵐よ、こういう物を見るとよく押したくなるのだな。しかし、雄一は止めなかった。
不藤雄一「だな。この基地を完全に破壊出来るしな。」
五十嵐缶三郎「じゃあ、押すか?」
池谷和也「だが、待て。30秒では、あの格納庫には行けないぞ!?」
確かにそれは、厳しい事である。だが、雄一はそうは思ってはいなかった。
不藤雄一「いや、それについては大丈夫だ。」
人形作者「何か良い策があるのか?」
不藤雄一「そこの穴から格納庫に通じているのが分かったから、押した瞬間に穴に飛び込んで素早く飛行艇に乗り込みウサギ星を脱出するんだ。」
可能なのだろうか。現在、彼らがいる場所は基地の3階そして格納庫は1階にある。そして、さっき空いた穴が格納庫まで通じているから時間は大丈夫にしても、この高さを無事に降りられるのだろうか。
池谷和也「それは良い作戦だが、この高さは尋常な高さじゃないぞ?」
不藤雄一「大丈夫だ、こんな事もあろうかと...これを持ってきたから。」
雄一は何処からともなく、マットを取り出した。
不藤雄一「これを、この穴に落としてっと。」
彼らは、穴の中に持っていたマットを投げいれた。マットは格納庫の床の上にうまく広がった。
不藤雄一「後は、あそこに向かって飛び降りるのさ。」
人形作者「おー、これなら安心だ。」
池谷和也「安心と言って良いのだろうか...」
高さは例えると、3階建ての学校の屋上から地面までくらいの高さである。マットをしいただけで大丈夫なのだろうか。
不藤雄一「じゃあ、飛び込もう。俺がボタンを押したら、穴に入り下についたら誰でも良いから飛行艇のハッチを開けてくれ。そして、早く下についた人から中に入るようにな。」
他3人「了解。」
という訳で...
彼らは、その作戦でこの基地から脱出する事にした。雄一はボタンに手をかける。他の3人は穴の近くで待機する。
不藤雄一「じゃあ、押すからな。」
その直後、彼らはボタンを押した。それと、ほぼ同時に他の3人は穴に飛び込んだ。雄一も少し遅れてその穴に飛び込んだ。
すると、彼らは下にしかれたマットの上に着地した。...よくぞ、ご無事で。
そして、そのまま全速力で飛行艇まで走りハッチを開けて中に入りすぐさまハッチを閉めた。そして...
不藤雄一「行くぞ、近くの物にしっかりつかまっていろっ!!」
雄一はすぐさま飛行艇のエンジンを起動させて、全速力で基地から脱出した。
すると、その直後に基地は爆発した。そして、彼らの乗った飛行艇はそのままウサギ星を抜け出し、宇宙へと出て行った...
不藤雄一「よし、この辺りまで来ると安全だろう。」
彼らの乗った飛行艇はウサギ星からかなり離れた所まで進んでいた。すると、五十嵐は窓から外を見るとある事に気付いた。
五十嵐缶三郎「おい、お前らアレ見ろよ。」
すると、飛行艇に乗っている他の3人も窓からそれを見た。そこに、あった物はウサギ星であった。
彼らがそれを見ていると少しずつではあるが、あちこちが爆発し壊れていっていた。そして、数秒後...
チュドーン!!
ウサギ星は、爆発し完全に跡形もなく破壊された。
不藤雄一「ふぅ、これで終わったな。」
人形作者「だな。」
池谷和也「じゃあ、再び地球に向かうか。」
そして、彼らの乗っている飛行艇は再び地球に向けて宇宙を飛んで行った...
その頃、彼らの飛行艇よりある程度離れている所に、ウサギメカが飛んでいた。...あー、生きていたんですね。
もちろん、中に乗っているのはパチパチズの5人組であった。
ポロフ「くそー、あいつらのせいで作戦失敗だー。」
ピロフ「今回の戦いでかなりの犠牲者が出ちゃったしね...」
ペロフ「でも、置き土産としてあいつらの飛行艇の中に爆弾を置いてきてやったから、ざまぁーみろ!!だな。」
パロフ「ハハハハ、あいつらはそれで宇宙のチリとなれば良いんだ。」
プロフ「そーだ、そーだ。」
どうやら、恐ろしい物を彼らは雄一達の飛行艇に積んでいたようだった。...っていうか、あなた達は生きているから置き土産と言わない気がするがな。
プロフ「−で、これからどうするの?」
ポロフ「これからは、一度あのシティに戻ってまたウサギ星が生成されるまでは、行動をしない事にする。」
ピロフ「なるほどね。」
ウサギ星が生成されるまでって、あの星は何らかの手によって作られているのか?
ペロフ「よし、そう決まったらシティに急ごう。」
パロフ「応っ、そしてあいつらがどうなるか楽しみだぜ!!」
パチパチズ「ハーハハハハハハ...」
そして、彼らの乗ったウサギメカはシティのある地球に向かって飛んで行った...
その頃、その近くを飛んでいる雄一達の飛行艇の中では何が起こっているかというと...
人形作者「今頃、気付いた事なんだが...これ何だ?」
人形作者が例の爆弾がある事に気づいていた。その爆弾の形は、くす玉波のデカさであった。
池谷和也「爆弾だな。」
五十嵐缶三郎「何で見ただけで分かる!?」
池谷和也「さぁ、癖かな。」
どんな癖だよ、池谷君。見ただけで爆弾だと分かるのが癖の人はそうそういないはずである。
人形作者「−で、この爆弾...どれぐらいで爆発するの?」
池谷和也「構造からして...後、3分ぐらいかな。」
見ただけで構造も分かるのが君は。そういえば、雄一は横の辺りで黙って何かを考えているような気がするが、何を考えているのだろうか。
五十嵐缶三郎「3分だと!?もう、そんな時間が無いじゃないかよっ!!もう、終わりだー!!」
人形作者「落ち着け五十嵐。」
すると、その時だった。
不藤雄一「ん?」
雄一が近くにウサギメカが飛行している事に気がついた。これはおそらく、彼らが乗っているウサギメカどあろう。すると、雄一はひらめいた。
不藤雄一「まだだ、まだ終わりじゃないさ...五十嵐。」
他3人「はい?」
不藤雄一「池谷、天井ハッチを開けてくれ。」
池谷和也「何をするつもりだ?」
不藤雄一「パチパチズに爆弾を返してやろうと思ってな。」
池谷和也「よし、了解。」
開けるは良いが、どうやって爆弾を返すのだろうか。
五十嵐缶三郎「っていうか、爆弾の返す方法は何なんだよ。」
不藤雄一「いつぞやのサンダーを打ち返した時のようにやる!」
人形作者「なるほど。あのやり方か...。」
不藤雄一「という訳だ、やるぞ人形。」
人形作者「応っ!!」
すると、彼らは爆弾といつぞやのバットを1本だけ持ち飛行艇の外に出て飛行艇の上に立った。
不藤雄一「じゃあ、ナイスピッチングを期待しているぜ、人形。」
人形作者「任せておけ。」
雄一は人形作者に爆弾を渡した。すると彼らは、ある程度距離をおいて立った。そして、残り時間が30秒ぐらいになると作戦が開始された。
人形作者「いくぞ、不藤。しっかりジャストミートさせろよ。」
不藤雄一「了解...しっかりとウサギメカにジャストミートさせるよ。」
人形作者「よっし、いくぞ...豪速球っ!!」
人形作者は雄一のいる方に向けて思い切り爆弾を投げた。
不藤雄一「流石だな、良い位置だ。」
すると、雄一は思い切りバットを降った。
《ジャスト・ミート》
カキィーン!!
すると、バットそれにはジャストミートし爆弾をウサギメカの方へと打ち飛ばした。そして、その直後に彼らは飛行艇の中に戻って行った。そして、池谷は天井ハッチを閉めた。
その頃、パチパチズはというと...
ピロフ「そろそろ、爆発だね。」
パロフ「フハハハ、楽しみだぜ!!」
彼らは雄一達の飛行艇が爆発するのを楽しみにしていた。今この瞬間も、その爆弾が自分達に向かって飛んで来ている事も知らずに。
ペロフ「おー、後5秒だ。」
ポロフ「本当だ。」
プロフ「でも何か嫌な予感が...」
すると、次の瞬間...
ズドーン!!
パチパチズ「ぎゃあああ、何でーーー!?」
打ち飛ばされた爆弾がウサギメカにぶつかると同時に、大爆発した。そして、そのまま近くにあった星まで墜落していった。ちなみに、それは運が良い事に地球であった。
その頃、雄一達の乗っている飛行艇は既に地球圏に入っていた。
−が、今度はエンジンが負傷しコントロールがきかない状態であった。またも、墜落フラグがたっていた。
池谷和也「不藤、このままじゃ地面に衝突するぞ。」
五十嵐缶三郎「今度こそ終わりだー...」
不藤雄一「大丈夫だ。」
彼らは墜落に不安を感じていた。そんな話をしている間にも飛行艇はどんどん地面へと近づいていた。
人形作者「でも、後...数メートルしか!!」
不藤雄一「大丈夫だ。」
あー、このパターンいつぞやのパターンに似ている。
ズドーン!!
飛行艇はそのまま凄い勢いで地上に墜落した。彼らは無事なのだろうか。すると...
不藤雄一「な?大丈夫だって言ったろ?」
飛行艇の残骸の中から彼らは現れた。彼らは無傷であった。...本当に凄い4人である。
彼らがそのまま残骸から歩いて離れていくと、五十嵐が気付いた。
五十嵐缶三郎「なぁ、あれはウサギメカじゃね?」
他3人「本当だ。」
爆弾が直撃しボロボロの状態になったウサギメカが落下してきていた。
そして、そのまま...
ズドーン!!
パチパチズ「ぎゃあああーーー!!!」
地上に墜落した。メカはこっぱみじんになっていた。しかし、パチパチズも無傷であった。そして、残骸から歩いて離れだした。そして、彼らがある程度歩くと雄一達の存在に気付いた。すると、雄一達もパチパチズが気付いた事に反応した。そして、ここで互いを指差して...
全員「あー、お前らは...」
不藤・池谷・五十嵐・人形「誰だっけ?」
パチパチズ「地球人ども!!」
片方が覚えていてもう片方が忘れているという状態であった。
パチパチズ「何で、忘れてんだよっ!!」
不藤雄一「お前ら、帰るぞ。」
他3人「おぉーう。」
パチパチズのツッコミを軽くスルーして彼らはエキサイティングシティにある自分達のビルに向かって行った...
パチパチズ「こらー、無視するな!!」
パチパチズは雄一達を追い始めた。
不藤雄一「よし、逃げるぞ。みんな走れ。」
五十嵐缶三郎「おう、面倒なのと関わるのはこりごりだぜ。」
池谷和也「まったくだ。」
人形作者「だな。」
彼らは、さらに逃げるスピードを上げて行った。
パチパチズ「待てよ、こらー!!」
すると、パチパチズも走るスピードを上げて彼らを追いかけて行った...
どうやら、彼らの物語はまだまだ続きそうなのであった...。
書き終えて一言...
えー、今回でVSパチパチズは最終話を迎えました。
皆さんは、これで終わりだと思いでしょうか?
実は、終わらす気などさらさらありません。
最終話というのは第1シリーズが区切りがついたという意味でそうさせていただきました。
最後の描写からして終わらす気はありませんでした。
ちなみに、僕の場合は小説の最後は最終回と書きます。
次回からは、第2シリーズが次話投稿されます。
しかし、あまり今までとは変わらないはずです。
なので、気軽に見て頂けると嬉しい限りです。
では、次回はいつ投稿されるかはまだ不明ですがVSパチパチズ、次回のシリーズをお楽しみに。
でわでわ...。