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物憂げ  作者: 山神伸二
3/3

償い

 上州四万は昔から草津の湯を仕上げる湯として言われてきた。その名残にしたがって私も東京からの追ってから逃げるためにも四万へと駆け込んだ。

 例によって長旅の疲れがここに来て、列車の中で私はうたた寝をしてしまった。そしてそれは長く、起きた時には中之条駅があと一駅というところであった。

 駅に着き、列車を出た瞬間、蒸したような生暖かい、湿った匂いが私の鼻を刺激した。夜のうちに雨が降っていたようである。今はもう止み、その香りが漂いながら残るのみである。その世界に入った瞬間にそんな歓迎を受けたものであるから、それはまるでこの地を拒むかのような印象を受けてしまった。ただそれも秘境が持つ独特の感性でもあり、私は社会を切り離されたようなそんな刺激を好んでいた。

 昼間の時間であるが、街は日が差し込まないせいか、時間がよくわからずにいた。夕方であるならば夕陽が差すのであるが、それがあるかどうかもわかりかねた。そのなんとも言えぬ、不可思議な時に私は極楽浄土へと迷い込んだ気がした。

 四万の湯には四万の病を治す湯と言われる話があり、それの創作落語を私の師匠、五代目圓秀が作り、演じたのであるが、私はその落語を聞き、圓秀に弟子入りをしたのである。謂わばこの地は私の芸歴の始まりを作った聖地とも言えるのである。

 そんな地に私は落語から逃げるために来てしまったのだ。それは私自身の過ちと六代目圓秀の死によるものであった。彼の死はこうして、私をどこまでを追いかけ、圓秀は知ってか知らずか、私をこうして無意識なまでに苦しめる。そして本来は苦しむことはないはずなのに私の卑怯な性格が故に彼を憎み、こうして自分が苦しむことになる。ただ、そうする事で私は自分の中で六代目圓秀を悪人に仕立て上げることができるのである。彼が行った善行も私とっては悪行と変わるのである。それも元を辿ると私の汚れた心持ちから来るのであるが、それには都合よく目を瞑り、そうすると如何にも圓秀の無神経な行いによって広く物を見ない彼の性格が引き起こした逃避劇なのである。確かに彼の才能は秀でていた。ただそれだけなのである。私にだって才能がない訳ではない。古くは父からの恩恵を受け、幼き頃から噺家を夢見ていた。ただ、その才能の渇望によって、新鮮な才能を持つ圓秀によって名声や地位を何もかも奪われてしまった。

 それと運が彼には強くのしかかるようにあった。師匠五代目圓秀の好む話ぶり、そして世間の望むスタイルが全くの偶然によって合わさっただけなのである。私にだって一定の評価を下す人はいる。父や弟弟子には負けながらもその才能は見過ごすことはないと言われた時は漸く認められたという喜びと共にいつまでも一人前になれない悔しさが残るばかりであった。六代目圓秀があっという間に偉大になっていく姿を私はただ、地面から顔を上げるばかりであった。何が私達をそうさせたのか。そしてそれはもう二度と戻ることはないのではなかろうか。正しい事をお互いに行ったはずだ。決して足を引っ張るようなことはしていないが、彼は徒歩で歩く私を横目に自動車で走り去ったような感覚を私にいつまでも植え付けた。

 山の上に立っているせいか、寒さが私を襲い、着物を着ているだけではどうもそれを防ぐのは難しいようであった。それに風も強く、川の飛び跳ねた水までもが、どこかへ飛んでいくようであった。

 水の音が取って代わって、風の音となり、それが上州の山々へ運ばれていくのを想像し、不思議とそれが落ちを待っている心持ちへとなっていた。何故だか、ほんの少しの笑い所を見つけ、憎しみのない、癒しの間がそこに流れていた。

 道沿いに建っている茶屋へと足を運んだ。一つ前の席では髪の長い女性がうつ伏せは倒れ込んだように寝息を立てていた。それが異様に写り、茶屋の老婆にはそれが見えていないのではないかとすら思えた。

 老婆は女性に対して、何も言わず、目にすら入れていなかった。私はその老婆を横目に、女性が死んだかのような錯覚を起こし、女性に声を掛けてしまった。

「もしもし、お嬢さん」

 お嬢さんと呼んでよかったのだろうか。どうもお嬢さんにしては歳が行っており、ただ、若い顔立ちをしていた。茶屋の奥から一人の男の子が立ちすくんであり、私の姿を一点に見つめていた。

「僕、ちょっと」

 私は男の子を呼んだ。男の子はすぐにやってきて、私と女性にそれぞれ、目をくれたようであった。男の子の鋭く睨みにつけると誤解するような見つめた目つきに一つの過ぎた春風が私の裾を持ち上げるように靡いた気がした。

「この女の人はずっとこうなのかい?」

「昼くらいに来たけど、すぐに寝ちゃった。何も頼まないし、ばあばも寝かしときって言うからそのまま」

 私は男の子にちょっとばかしのお小遣いをやり、男の子はそれっきり私の前に姿を現すことはなかった。

 少しの休憩を終え、私はそこを後にした。扉を開ける時に、その音に女性は目を覚ましたようであった。

 嗚咽のような声を上げ、目を開けると、私はもう扉越しにその様子を覗き見ながら、後ろの川の音に視覚も奪われるように、私を拒むような空が何もかもを私に心に訴えかけていた。

 積東館を目にしたときその川沿いに立つ建物を見て、そこから飛び降りたい衝動にかけられた。そして橋から下を見下ろしたとき、手は飛び降りる気でいたようであった。ただ、その憂鬱な思いだけが、私を不安と堕落を不用意に操り、因縁とも言える物が積東館に溶け込むような気がした。

 橋を渡り、積東館に足を踏み入れると、私は私の罪が深くなるのを思った。こうして、高座から逃げ、私は名誉を捨ててまで来たのに、まだ未練があるように、その足が進むのを拒むように感じてしまった。

寄席をしらばくり、それに目を向けずにいることが時折、心の中で重荷になり、私に冷や汗を流させるのである。

 寒さに体を吹きつけ、私は帳場を後にし、急な階段をのっそりと上がった。暗い廊下の中で川の流れる音が館内に響いた。私はそれは違う何かの音かと思ったが、川を目にした時にその景色の物を言わせない圧倒的な迫力に私はただ足を止めるばかりだった。

 三階、奥の部屋で私は一人、広緑で川の音に耳を傾けながら、その足取りの疲れを取っていた。

 霧が山を包み込みかけて、その中を鳥が小さく品のある飛び方で飛んでいた。

 私の疲れも幾らか取れてきた頃、私は元禄の湯に向かった。元禄の湯はイタリアのローマ建築を思わせるもので、私は異国情緒を感じながら湯を味わった。だが、そこにはしっかりとした日本らしさも潜んでおり、和洋折衷という言葉を私は本当の意味で初めて知った。私は落語における、近年の異文化への傾倒に意を唱え続けていたのだが、私のうだつの上がらない噺家としての芸歴もこの見事なまでの建築を見せられると、影の底に消えるように黒きあるようであった。

           ・

 噺家としての私の憎き思いはこうして、本当の思いを話には載せないことで、聞く人は私を二人の記憶の橋々にしている。私は自身の落語を聞くたびにこの憎しみが浮かび上がるのであるが、私の話が二人の話と似ているのだとしたらいつか、師匠や六代目の話をレコードで聞いた時は私の憎しみが彼らの話の中に音色となって浮かび上がって来るのだろうか。

 それは果たして遺憾となり得るものであろうか。私の作り出した遺憾が過去の話に乗っかって、私の思いに移り住むだけなのではないか。

 私の不愉快な間と音が私が知らず知らずのうちに遺憾へと変えて行き、元来からあったそのものを私が勝手に遺憾へと思うようになるだけなのではないか。

 死した二人の残した魂はこうして、私に取り憑き、私からその幻影を放っている。私は何もかもを取り払ってこの場へ来たのに、温泉場の情趣は話の中に出てくる雰囲気を醸し出し、私はいつまでも忘れることができずにいたが、それは噺家として、前座から逃げなかった者の宿命みたいな物のように思われた。

 屋根の音はどこへでも響く、それが例え、窓に移ったとしても、その音は私の心臓の鼓動を表し、また私の憎悪と不安を継承し、耳に響かせ、私を不穏に駆らせるのであった。

 私は広緑で日本酒を頂くのが好むようだった。この自己嫌悪にも陥る気持ちは酒を飲むことで緩和される。あまいほころびが私を柔らかくさせる。そうなると私はまたしても私自身の影を求めるようになり、スキッツォイドマンへと変貌をする。轟音が鳴り止まない中で一人の噺家が憎悪、嫌悪に心を奪われ、不安に我を忘れる姿はどんな落語よりも面白いものである。

 私はそこで旅館の中にある暗いトンネルを思い出した。蒸し暑さが溢れ、影の一つ一つに因縁が入り混じるようなもので、そのトンネルを通るたびに、私は自身の人生を思わずにいられなくなった。

 私の記憶に私の影が薄く聳え立ち、私を包み、ぬめりのある快楽を覚えさせている。忘れようにも麻薬と同じで私から離れることはなかった。

 窓から薄く、涼しげな風が流れた。川に冷やされたからか、それとも山の上にいるからか、妙に冷たく、私は心地良いとするか、気味が悪いとするかわかりかねた。

 音がただ鳴り響くだけであり、人の声などはない。なのに、私の耳にはいつも声が響いていた。

 幻聴に支配されているのか、噺家が全員そうであるかはわからなかったが、それは噺家の運命のような気がした。

 喉が渇き、水を一杯飲んだが、日本酒を注いだコップで飲んだので、心なしか、懐かしい味が幻覚のように注がれた。

 私にとって、圓秀の存在は罪人と同義であった。その話ぶりに私の持つべきものは全て奪われ、消えることなき、不名誉。それも極悪人であり、私は心の底から彼を許すことはしないはずであった。

           ・

 帳場に置いてある花瓶の黄色い花が異様に目に映り、私はそこにいた女将に

「この花はなんて花だい?」

「恐らく菊の花かと思います」

女将の口ぶりはなんともしっかりと来るものではなかった。その場に疑念が添えてあった。

「造花なんです。私が知り合いから受け取ったもので、私もよくわかりはしません」

 なるほどと私は呟いた。私はその花の美しさに目を惹かれたが、それが造花と知るや否や、自然による美ではないと蔑むような心持ちを持った。しかし、それが造花とわからない程の美しさは自然による美しさに並び、文化的な美がそこに生まれ変わるように思えた。

 朝日は暗く光り、湯上がりの私にとって、清々しさとは無縁にあった。私の心模様とは似ているようで違っていた。憎む敵とも言うべき人物が死して私は本来であるならば晴れやかな気持ちを持つのであろうが、どうも、やはり長年の弟弟子の死は心に鬱蒼とその存在が残っていた。それは彼自身の念でそうなっている訳でもただ、私の念なのであった。私が六代目圓秀に抱く思いがそう、化けさせたのだ。嫉妬が元々の始まりであるが、諦めや尊敬が入り混じり、それが桜に垣間見える梅や桃のようにぼやけたものとして大きくなっていった。

 ただ、私のその蔑んだものにも一本の光のように仕事柄、話をすることに対してはそれが希望と表すとでも言うように薄く存在感を光らせており、私の心の拠り所にでもなっていた。そこには自己顕示がなく、儚いままのそれに私はつい心を求め預けてしまうのである。

 私の噺家としての処女は全て、秀太郎に盗むように奪われてしまったように思う。その憎悪は決して消えいるものではなく、私がふと、一人孤独に閉じ籠った時に、悪魔の囁きのようにそれが煙として出てくる幻覚を私にいつも与え、私の嫌悪は彼らと私自身に襲い掛かっていた。

 ただ、秀太郎は私の憎き心を知らずにおり、秀太郎の思いが私に移るかのように、私も彼を愛してしまう。その彼の話ぶりには私も舌を巻くばかりであった。秀太郎には人付き合いの才能があり、その気品のある声や親切な口ぶりに私ですらも彼のことは彼の前にした際にだけ、秀太郎を嫌う気持ちが手品を催すかのように消えるのである。

その時ばかりは私は善良な噺家に変わっているのである。

 そのことを思い出すと私は感傷に自身の憐れが洗いざらいに浮かび上がってくるのをいつまでもそれを恥に変えていくのであった。

 私の話に笑えぬと言うのなら私は落語家の肩書は捨てる覚悟でいる。それは私の落語がつまらないというのではなく、私の落語を聞き、不快に思う客がいるのならということである。

 私はその夜に一人の芸者を呼んだ。この地には数少ない貴重な芸者であった。

 芸者は部屋に入り、私に頭を下げた。その髪が色っぽく整えられていたため、その表情が可愛らしい事に気づくのは少し後のことであった。

「この地は初めてですか?」

 優しい声色であった。儚げな彩りが強く聳え立ち、それが脅威と瓜二つにただ、受け入れる母性を持っていた。

「いや、若い頃に何度か、最近は忙しいもので」

 私は煙草を捨てた。その耳に届かぬ物音が部屋全体に響き渡った。

「まあ、噺家さんですものね。お弟子さんもたくさん抱えられていらっしゃるし」

 女将に聞いたのだろうか。この若い芸者がとても私なぞを知るとは思えないのであった。

「たまには弟子達と旅行にでもと思うのだが、弟子達も皆、真打になり、それぞれ活躍するので」

「でもお一人では寂しいのでは」

「いや、噺家っていうのは大概一人だ。高座に上がる時は」

 芸者を笑みを見せ、私に酒を注いだ。私は一人感傷に浸ったせいか、その思いに酔い、酒に酔うのも今夜は早かった。

「私は惨めだよ。人並みの芸人のはずだが、弟弟子が優秀な者で私は彼の背に隠れ続ける」

 芸者は何も言わず、酒を注ぐ、その目は哀れみは不思議なほどに浮かび上がらず、ただ、話を聞くだけのようであった。

「私は落語に魂を売った。それは真打の決めだと思っている。人生を賭け、生きるのみ」

「私も同じよ。芸者として女としての生を真っ当に尽くすのみ」

「それは俺なんかよりも立派だ。女らしさってのは気が抜けないからね。どんな時も自分が見張りとしているんだもの」

「でもね、私が自分に甘かったら別なの。甘い自分も可愛らしいと思えば案外簡単に言葉にできるわ」

 したたかさが見えるもそれも女らしいと言うのであろうか。随分も噺家よりも上手いことを言うのである。

「感心したね。立派だ」

「空圓師匠も長く生きられれば、きちんと認められるのではないかしら」

「そうだといいけれど。俺は実は今、落語から逃げてるんだ」

 私はそう言うと、余計に頭が回るようだった。

「圓秀の追悼公演があるんだが、俺の醜い自尊が遠ざけた。それも文字通りに、弟子やマネージャーが俺を探し回ってことよ。一人になることで、俺の落語への情熱が良くも悪くも浮き彫りになってくる。主に嫉妬や悲しみ、落語とは真逆なことだけど」

「それは逃げているっていうのかしら」

「逃げてるつもりだけどな。どうも向こうがやってくる。見つめ直すためにわざわざこんなとこまで来たんだ。来た甲斐があったよ」

 この日は酒はいつもよりも少なめに終わらして置いた。

 犬が吠えた。旅館で飼っている犬であった。

 川の音の中から突き抜けるような声は力強さに身を任せた波のようだった。

「俺は父のようになりたいとは思わなかったが、父を越えようとも思っていなかった。二番煎じという言葉も上等に受け取るつもりだった。しかし、中途半端に生きてきたもんだ」

 芸者は訝しげな顔で私を見た。部屋全体に無意味な憐れみが溢れ出たように思えた。

「お父様は立派な噺家だったのね」

「今は忘れられてるけれど、レコードにも残していないもんで、若い者は聞いたことがないんだよ。俺と比較することもできない。父を知っている者たちも父の話ぶりを忘れている。私が猿真似なのかどうかも不明だ」

 芸者の肩が軽く触れ、袖の暖かみがそこから繋がるように私に流れているようであった。

 ただ、静かであるが、無音ではない、そして孤独でもない。この館には人は大勢いる。ただ、壁を挟み、孤独を演出しているだけである。それを思うと、芸者の肩に触れたことに、小さな感覚を持ったことが全くの恥であった。

「空圓師匠は美しい話ぶりですわ」

 黒ずんだ目に輝き出る美しさに涙と思うような幻覚が私を騙した。この女は魔性である。それも無自覚で女らしさを欠如した処女そのものである。

 私は急に恐ろしさを思うと同時に彼女に母に似た雰囲気を感じた。

「煙草は?」

「吸いません」

 はっきりとした口調で言い、ふしだらさとは真逆な女であると悟った。私はこれ以上恥を晒すわけにはいかず、その後は取り留めもない会話をただ無感情に引き出しているだけであった。

 芸者を送り出す時、玄関に出ると、扉の前で犬が倒れたように横になっていた。

「あんなに吠えていたのに疲れたのかしら」

「死んでいるんじゃないだろうな」

「暑いのですわ。玄関の床は冷たくて気持ちが良いですから」

 犬の寝ようは本当に生きていないように見えた。

「しかし、宿の中の犬、大海を知らずなんだ」

「まあ、噺家さんらしいわ。とても面白いことを言うのね」

 噺家らしいという言葉に私はふと思ったことがあった。それは私がどれだけ噺家から距離を置こうが、着くものは着くということであり、何気ない言葉の一つ一つが落語のようになっているのである。私は生涯この肩書きから逃れることはできないのであると悟った。

「私、伊香保でも芸者をさせたいただいているの。帰りに伊香保を通ると思うけれど、もし、寄るようでしたら、是非またお会いしたいわ」

「それは私の懐に聞いてくれないと私もわからない」

 芸者と別れる時に私はそう言い、芸者は笑い声を聞かせて、暗い夜の中を抜けた。暗い小道ではすぐに人の姿は消えていく。

 冷たい体に嫌気が差すまで私は芸者の姿がまだどこかにあると思いながら立ちすくんでいた。

 橋を渡ると、再び逃げるか、または彼の後を追い飛び降りようかと思ったが、自身の場所は寄席しかないと思い、それに打ち付けられながらこれからの人生が今まで以上に屈辱的になろうともそれが芸を磨くものであるならば、進み続けるしかないと覚悟を決めざるを得なかった。

 玄関に戻ると、階段の横にある電話室に入り、自宅へ電話を掛けた。

 明日は伊香保は寄って行こうか。伊香保入らずして上毛三名湯には入ったとは言えないであろうから。

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