創作活動四周年を迎えたのです
ごきげんよう、ひだまりのねこですにゃあ!!
このたび、私事ですが創作活動四周年を迎えることが出来ました。
投稿サイトを運営してくださっている運営の皆様、私の作品を読んでくださっている皆様、そして普段から仲良く交流してくださる皆様にこの惑星最大の感謝を。
私の初めての創作活動は、2020年、小説家になろうにて長編ファンタジー小説を投稿したことに始まります。人生で初めて書いた小説をいきなりリアルタイム投稿するという暴挙に出て、しかも126万文字超の大長編となってしまいました。
連載中は大変でしたが、完結させることが出来たのは大きな自信になりましたし、ひだまりのねこという書き手の核を成している大切な作品です。
今ならもっと完成度を高めることは出来るとは思いますが、当時の熱量と情熱は絶対に再現できません。行間も含めて当時の自分に会えるわけですから、本当に書いて良かったなと思います。
その後、エッセイを投稿するようになり、エッセイジャンルは私の主戦場の一つになったわけですが――――まあ……色々ありました。それこそ良いことも悪いこともたくさん。
四年間いろんな出会いがありました。
同じくらい別れも経験しました。これは何度経験しても慣れることはありませんね。体や心に大きな穴が開いたような喪失感は出来ることならば経験したくはないものです。
でも、慣れることはなくとも、四年も活動していると去ってゆく方の気持ちはわかるようになってゆくのです。
小説も最初は楽しい。すべてが新鮮で新しい経験。PVがあれば読んでくれていると励みになるし、評価やブックマークが付いた日には文字通り床をゴロゴロ転がってニヤニヤしたりします。
サイト内で知り合いが増えて交流することも楽しい。年齢や性別関係なく同じ趣味の人たちと過ごす時間は宝石みたいにキラキラしていて、生きる楽しさを教えてくれます。
私は活動二年目にはピークを迎えていました。ほぼ毎日長編を連載しながら、ほぼ毎日エッセイを投稿し、コンテストや企画向けの短編も書いて、登録上限である200人をはるかに超える人たちと交流して、同時にもうひとつの投稿サイトでの活動もしていました。イラストも描き始めて活動報告も可能な限り頻繁に上げていました。
当時の私にはそれでも出来たのです。狂気と紙一重でしたが、それでも楽しかったし、現実世界で何も出来ない私にも何か出来るんだということが純粋に嬉しかった。
そこから崩壊が始まりました。
体調の悪化と学業に復帰したため創作活動に使える時間が大幅に減ってしまったのです。
必然的に出来ることは限られてしまうわけで、私は取捨選択を迫られることになります。
人間、これまで出来ていたことが出来なくなるのは本当に堪えます。
出来ない言い訳をしなければならないことがどれだけみじめで悔しくて、情けないことか……私は嫌というほど知っていましたから。
だからね、わかるんですよ。
重ねれば重ねるほど――――大切になれば大切になるほど応えられない自分が許せなくなる。
限界まで頑張って――――限界を超えても頑張って――――それでもどうしようもなくなって
重さに耐えられなくなるんです。
逃げて楽になれるなら良い、距離を取る事で持ち直せるならそれでもいい、残念ですがすべてを得ることは難しい、リセットすることでしか解放されないこともある。壊れるくらいなら、取り返しがつかなくなるくらいならその方がずっと良い、私はそう思います。
結局、すべては自分の心の問題なんですけどね。
出来ないことを数えるのではなく、出来ることに集中すること。
今まで出来ていたことが出来なくなったからといって、皆から忘れられたり見捨てられることはないんだと信じること。
そこに居てくれるだけで嬉しいのだと私自身が思うのだから――――きっと周りもそうだと思えるある種傲慢で自信過剰な図太さを持っている。
だから私は今でも折れることなくここにいます。
私自身がここに居たいから。去って行った仲間が戻って来たときにお帰りって言いたいから。私って意外と欲しがりなんですよ。しつこくしがみ付くのです。
最近、ますます効率とわかりやすい成果だけを目指す人が増えているような気がします。本来、創作活動はそういったものと対極にあるはずなんですけどね。
やりたいことは尽きない、書きたいことも描きたいものも無限にあるのですから、これからも活動は続けるつもりです。出来ることが最後の一つになるまで足掻くつもりです。
だって楽しいですから。あまり顔出せませんが、これからもよろしくお願いしますね。
2024年10月26日 ひだまりのねこ




