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恋愛漫画を読んでいて萎えてしまう瞬間

作者: 木山花名美

 

 私は恋愛漫画が好きだ。電子書籍のサイトで、一日五~十作くらいは読み漁っていると思う。

(課金が止まらない……)


 可愛いヒロインにカッコいいヒーロー。嫉妬、三角関係、すれ違い……お決まりのパターンだけど、作品ごとに味があって、まんまとときめいてしまう。

 異世界恋愛は、更にそこに煌びやかで壮大な世界観が加わり面白い。魔法を使うシーンや、お貴族様達の服が綺麗に描かれていると感動してしまう。



 そんな大好物の恋愛漫画で、どうしても萎えてしまう瞬間がある。それはヒロインとヒーローの親を見た時だ。


 うわあ、可愛いヒロイン♡

 両親はどんな人かな~おっ、初登場! うんうん、優しそうで、美男美女で……美男……美女……だけど……


 …………皺、多くないですか?


 目の下と、小皺と、更にほうれい線まで入っちゃってるよ。(はっ! よく見たら喉にも皺が!)

 待って待って、ヒロイン十七歳。ママ、二十歳で産んだ(特に異世界恋愛の貴族だと結婚出産が早いイメージ)としても、まだ三十七じゃん。もう少し産んだのが遅くても、四十代だよね。……どう見てもお祖母ちゃんか曾お祖母ちゃんにしか見えない。


 別にね、別にいいの。これが三十七歳です! って、その人だけを描く分にはまだいいの。

 だけど……ヒロインの母親として、こんな風に描かれると萎えてしまう。だって、『この可愛いヒロインも、あと二十年経ったらこうなるのか』と想像してしまうから。

(ヒロインと差別化する為に、あえて皺を増やしているのかもしれないけれど)

 同じく、ヒーローの父親が祖父みたいに見える場合も萎えてしまう。


 とはいえ、描写が若すぎても違和感がある。お目めパッチリで、ヒロインと見分けがつかなかったり。



 そこで……勝手な理想。


☆三十代→目を少し細めに描く、表情を柔らかく、服装を落ち着かせる。皺はなし。


☆四十代→三十代と大体同じ。四十代後半なら、目の下に薄く皺を入れてもいいかも。


☆五十代→目の下に皺。


☆六十代→目の下に皺。六十代後半なら、薄くほうれい線を入れてもいいかも?


☆七十代→目の下に皺とほうれい線。


☆八十代→目の下に皺と、ほうれい線と、小皺。


☆九十代→目の下に皺と、ほうれい線と、小皺と、おでこや首の皺。


 こんな感じがベストだと思うんだけどな……あっ、あくまで絵のお話ですよ? 幾つになってもツルツルの人はツルツル!

(しわしわ書きすぎて、ちょっと悲しくなってきた)



 ここまで偉そうに書いてしまいましたが、私には絵心がありません。ごめんなさい。他にも頬を痩けさせるとか、色々な年齢の描き分け方があると思いますが。

 でも皺の数が一番破壊力あるから……


 どうか、どうかお願い致します。


 ヒロインとヒーローの未来に夢を見たいの。



ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 初めて電子書籍に手を出してから半年過ぎての総額は車が買えるほどの金額になり、購入欲求を抑える処方箋のように無料web小説にお邪魔しています。今は予算を決め自分ルールで購入を抑えています。 …
[一言] これは、描いてる人が二十代だからだと思います。 かの一条ゆかり先生も、自分が三十代になってみて「なぜ三、四十代のヒロインの母親にほうれい線を描いてたんだ!?」と思ったそうです。
[良い点] 凄く共感しました。 漫画家さんも。若手のメインキャラに力をいれるから、親まで手が回らない人、というよりは中年や高齢キャラが、今一つの画力の人がいますね。 私も異世界恋愛系大好きです。 最…
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