表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/66

激戦終えて

━━報告書━━


 バレスタ掃討作戦について


 ○月✕日

 カストロ中隊、及びセシル・ローリエ少尉、ボーラ・カーン軍曹、両名を加えた先遣隊がバレスタに潜入。


 同日、街中で得た情報を元に古代遺跡、教会の二手に別れて調査を開始する。


 同日、古代遺跡にて獣人等から襲撃を受け戦闘を開始。各々で応戦する中、セシル・ローリエ少尉、ジョシュア・ゼフ少尉、両名の奮闘によりこれらを撃破。しかしセシル少尉をはじめ多数の負傷者を出す結果となる。


 同時刻、教会にてカルト教徒による集まりを確認。ボーラ・カーン軍曹、バスケス・ベイツ伍長、両名がこれに潜入する。

 教会の地下にて数十名規模の集会を確認。この時『シャリア』『アナベル』といった名詞を確認し、ロストバーサーカーの集会と判断。直ちに後方にて待機していた本隊へ報告を入れる。

 この時、敵教徒に発見された為ボーラ軍曹、バスケス伍長、両名が応戦、戦闘状態となりボーラ軍曹が敵の銃弾を受け負傷してしまう。

 数十分後本隊が到着。圧倒的戦力を持ってここを制圧。しかし数名の教徒を取り逃してしまう。この戦闘でボーラ・カーン軍曹が一時意識不明の重体に陥るも後に回復している。


 同時刻、アナベル本人が率いる十数名が後方にあったベース基地を襲撃。待機していた本作戦司令官ゲルト・ミュラー少佐指揮の元、これらに応戦する事になる。

 これら一人一人の戦闘力は高く、アナベル本人が率いていた事からもロストバーサーカーの主力であったと考えられる。

 特にアナベル本人及びケスターと名乗る者の戦闘力は突出しており本作戦こちらの最高戦力の一つとされていたスティーブン中隊が全滅し、ゲルト・ミュラー少佐が片腕を失う程の負傷を負う事態となった。


 しかしこの後、バレスタより部隊が帰還した為事態は好転していく。

 尚この時バレスタからベース基地に向かっていた車両一台が敵が仕掛けたトラップマジックにかかり横転、炎上し多数の死傷者を出す。これがなければベース基地周辺での戦闘はより簡単な物になっていたと思われる。

 バレスタより帰還したジョシュア・ゼフ少尉の活躍によりアナベルを追い詰めるも最後は自決されてしまう。幹部、及びテロ首謀者の死亡によりロストバーサーカーの勢力は無くなり今回の事件は終焉をみせた。


 尚テロ首謀者のアナベルの力の源が『シャリアーズグラス』と呼ばれるクリスタルによるものとの報告もあるがアナベルの死亡及びそのクリスタルを敵幹部であるケスターに持ち去られた為、その真相は今後も議論されるべきと考えられる。

 更にクリスタルを持って逃亡を許したケスターと名乗る者がアンデッドであったと報告されている事からケスターの捜索及び今後の動きに注視する必要性があるものと考えられる。


 本作戦中多数の死傷者を出した事は誠に残念ではあるが本作戦を懸命に成し遂げた兵士達には敬意を示すと共に作戦中行方不明(MIA)となったセシル・ローリエ少尉の捜索に今後も全力を尽くす。




 三人の将軍はそれぞれの部屋で報告書を手にしていた。

 一人は淡々と、一人は眉根を寄せながら、一人は人知れず口角を上げながら目を通していた。


「……頃合か……そろそろ動くとしよう……」


 一人の男がそう言って腰を上げる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ