最強に怖い駅の話【ノンフィクション】
最高に怖い物、君たちは体験したことがあるだろうか。
東京にあるゲームイベントに行くにあたり使うのは東京行きの電車。電車たるものあまり使わないに限る。特に今の時期新型ウイルスの存在を重視せねばならぬ時期ということを踏まえ進んで取りたいと思う乗り物ではないということは言うまでもない。
これは本当にあった話である。というか、私の話である。
今日の予定はゲームイベントに言ってアキバに言ってコンデンサーとトランジスタというまあ、電気系の部品と言った方がいいか、買い物に行こうとしていた。
順調に電車を乗り換え、川崎駅からの電車に乗った。この電車が最後、目的地に着くことができる。
安心し、緊張感を無くし、油断をして休んだ。これで今日のイベントは間に合う。なかなかギリギリだったな。
そろそろつくかなと電車のドアの前に立って降りる準備をした。しかし、その駅では止まりはしなかった。周りを見てみると誰もいない。都会の電車で誰もいないなんて・・・おかしすぎる。
焦って肝心も失った私は、何もできずドアの前に立った。どうすることもできない。
俺以外誰も載っていない電車の車両が行き着いた先は・・・。
アキバだった。
ある意味肝心を失いまくった。取りあえず電車から降りてみるとカラフルな髪の毛の人がいる。もっと肝心を失っていく。勘弁してくれ。東京怖い。
一番怖いのは東京の電車の複雑さである。
後で鉄オタに聞いてみると「お前それ電車間違えてないか?」と言われたもんだから、「知らねぇよ。多すぎる。減らしてくんねマジで?」と答えてしまったもんだから、「俺に言われても・・・。」と言い返されてしまった。
鉄オタも東京の電車事情も、この世は怖いものだらけだ。
ちなみに私は幽霊だろうとゾンビだろうと怖くはない。逆に原子レベルに研究してやりたいとすら思っているようなバリバリな理系人間なもんでね・・・しかし、危機たるもの人によって違う。俺は「迷い」ことが圧倒的ホラーであり、瞬発力に人生かけている者からしての絶望でもある。ああ・・・理解できない?簡単に言えば一人がこれが怖いといったところで、それ以外の人はそうでもない。そんなところだ。私は迷いが怖い。以上。