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31歳、12月。

地元から遠く離れた場所に暮らしてから、もう13年にもなる。


地元にいたときのことはいい思い出がないから、あまり思い出したくないのに、忘れた頃やみくもに過去から引っ張りだしては思い返す。


あれからずいぶんと時代は変わったんだな。


変わってないのは景気ぐらい。


全然良くならないじゃない!


消費税が5から8、あげくには10%まで上がるなんて…


もう年賀状もやめてしまおう。


写真付きのなんて、誰がもらって喜ぶかって親族だけじゃない。


印刷代もバカにならないし、宛名書きも面倒くさい。


今年がたまたま喪中でよかった。


もし、中学生のときの私なら、こんなに割り切った考えはできなかった。


来年こそはやめると思いながら、ズルズル続けてしまっていたことだろう。


あの時できなくても、今になってできることもある。


それが大人になるということらしい。


最近、過去のこと、特に中学生のときの私が夢に出てくることが増えてきた。


これは何か意味があるのでは?


私は少しずつ振り返ってみることにした。

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