時間
のんびりと過ごしたい今日この頃です(*´ω`*)
限られた時間をどう過ごすか、ふと思いついてしまいまして。
迫る寿命に怯えながら、生きるか。
逆に限りられているからこそ、工夫し楽しむか。
人生は十人十色。
それぞれが悔いのない人生を送れれば良いですね( *´︶`*)
チクタクチクタク。
時計の針の音が静寂を支配する。
その音は私を恐怖に陥れ、まるで灰かぶりのように焦る。
息が上がり、足がもつれる。
もうすぐ針が夜中の12時を指す。
逃げようとする私を追いかけてくる。
追いかけてくるものは決して走ろうとしない。
ただゆったりとのんびりと、散歩を楽しむかのように。
しかしその態度がかえって恐怖を膨らませ、私は逃げるのだ。
最初はこんなはずじゃなかったのに。
そのものは身近にあり、喜ばしいものであった。
いつからか、恐怖そのものになっていった。
次第に走るスピードも落ち、追いかけてくるものは近づく。
もし、追いつかれてしまったら。
そのことを考えるだけで恐怖に包まれた。
再び顔を上げ、必死に逃げる。
追いかけてくるものはそんな私を嘲笑うかのように、速さを変えず追いかける。
そのものは知っていた。
いずれ私が捕まることを。
私はそんな未来が受け入れたくなかった、恐れた。
だから、逃げ続ける。
しかし、そんなイタチごっこの時間は終わりを迎える。
結果は予想通り。
私はそのものに捕まり、息絶える。
最後に見たそのものは、仮面のようなニタリ顔を浮かべていた。
そして。
生まれ変わる。
記憶のない私はそのものを忘れる。
再びそのものと出会い、追いかけられる。
そうやって、何度も何度も繰り返すのだ。
生と死を繰り返すのだ。
時間というものに追いかけられながら。
寿命という、限りある時間を削りながら。
時間に追われてばかりでは、心から楽しいと思えない気がしますね(;´・ω・)
効率の良い時間の使い方も大事だと思いますけど、どうせなら無駄な時間があっても良いと思います。
どうか、この主人公のように限りある時間に恐れることのない人生を。