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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

テ○○ア開拓日記

作者: A-rea

2015年3月○○日


P○NにてP○3ダウンロード版テ○○アを購入。


まずキャラクターメイキング。


面倒臭いので、ランダムを選択して完了。


出来上がったのは、緑髪のポニテの♂。


と言っても初期の服装がズボン♂かスカート♀かと言うことのなので、余り気にせず。


(このゲームのAIの鬼畜仕様の一端を垣間見た瞬間だったとは、この時プレイヤーは知る由もなかった。)


キャラクターメイキングの次は、ワールドの生成。


こちらの選択肢は3つだけ。


ひろい/ふつう/せまい


これだけである。


大事なのでもう一度、これだけである。


後にどういった世界環境になるのかは、このAIの気分次第である。


因みに、こちらでは操作出来ないが、ワールド生成に関しては色々とあり、まず採れる金属が違ったり、生成される大地の種類や規模が変動する上、ワールドの所々に放置される宝箱の中身も千差万別で、運が良ければすぐに使い勝手の良いアイテムが手に入れる事が出来るが、運が悪ければ中盤以降でも手に入れる事が出来ないアイテムもある。


(探し方の問題もあるかもしれないが、そこもある意味運ゲーである)


プレイヤーは、初見なので特に考える事もなく『ふつう』を選択。


あとはAIが自動で生成を開始し、出来上がればゲームスタート!である。


(因みにキャラクターとワールドには名前を付けていますが、この小説もどきでは名乗りません)




※※※※※※




ゲームが始まり、ワールドに降り立つと目の前にはプレイヤーとは別に1人の青年がいました。


NPC、通称ガイドさんである。


彼は、数は決められているものの、ちょっとしたヒントを話してたり、手に入れた素材を見せると作れるアイテムとレシピを教えてくれる初心者の味方的存在。


本来ならばさっさと彼を留めておく家を建築しなければならないのだが、そんな事は知らない初心者プレイヤーはその日、近場を色々と見て回るなど観光を楽しんでしまった。


「うおっ、スライム跳ねてる!」


「うさぎいるじゃん!」


「きんぎょが陸上を歩いてる?!」


こんな感じにワールドを満喫していたら、気がつけば夜になっていました。


因みにリアルの時間帯も夜中の11時くらい。


暗いなぁ~、程度に思っていたら突如ダメージを受けた上にノックバックで吹き飛ばされる。


どうやら夜陰に紛れてゾンビが体当たりをかましてきた模様。


※何度も注意しますが、プレイヤーは初心者です。


卑怯者のゾンビ(勝手に思っているだけ)相手にどうのショートソードを持って応戦を開始。


チクチクチクチク!ダメージは一撃につき1。


因みにゾンビは大体40から60前後の体力を持ちます。


ショートソードはノックバック(相手を吹き飛ばす力)が貧弱な為、前進を続けるゾンビはこちらの攻撃を諸共せずに体当たりをしてこちらと体力を削っていきます。


泥仕合にも似た攻防戦の末に、全体のライフ5分の4以上を消費してゾンビ一体を撃破、やったぜ!と浮かれている間に新しいゾンビがスポンし、こちらに向かってくる。


もちろん、どうのショートソード一本ではそのゾンビの群集に対応出来る訳もなく…


【プレイヤーはないぞうをくいちぎられた】




※※※※※




墓石を1つこしらえて、復活したプレイヤーに待っていたのは、初心者には度し難い絶望的な現実でした。


だって、復活した場所が死んだ場所と同じなんだもん。


消える事なくそこに留まりスリラーを踊っていたゾンビ達が再度プレイヤーの身体を蹂躙した。


【プレイヤーはからだをひきちぎられた】




※※※※※※




また死亡しました。


鬼畜AIも流石にこのままは良くないと思ったのか、今度はゾンビ達と少し離れた高台に復活しました。


しかし鬼畜AIは、プレイヤーをいたぶるのが大好きです。


…プレイヤーが日中に遊んでいたのが原因なのですが、プレイヤーが死んだ場所にガイドさんがテクテクと…。


もちろんその場所には消えていないゾンビ達がスリラーを踊りながら手ぐすね引いて、ガイドさんを待っていました。


【ガイドはゾンビに殺されました】




※※※※※※




初心者なのに、チュートリアルしていないのに、ウィキペディアを覗く事に忌避感があるのに、世界で唯一会話が出来るNPCが居なくなり、本当に右も左も分からないまま世界で独りぼっちになりました。

気が向いたら書きます。

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