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俺のトモダチ「テロリスト!?」

ついに暁と斎藤の関係が深まります。

放課後・・・・・。

キツイ学校の授業も終わり、暁との攻撃を必死に避けまくってなんとか生き延びて、ようやく家に帰れるという解放感を味わいながら下駄箱から靴をとっていると、

「暁?」

玄関の方を見てみると元テロリストの暁がスタスタ歩いているのが見えた。

家に帰るのかな?・・・・・。どんな家なんだろ?

秘密基地みたいなやつカナ?地下室かも・・・いや路上生活も捨てがたい・・・・!

ちょっと気になぁる。

さて、ここでよく考えてみよう。

暁を尾行するか、マイホームにGOするか・・・・

よし!この結論が出た!

「ちょいとついて行ってみるか?」

これでも尾行には自信がある。

なぜかって?気にしない気にしない!!





ー30分経過・・・

テクテク・・・・。

狭い道や草だらけの道などなど色んな道を通る暁について行くのは正直大変だった。

とりあえず今は暁が歩いてるのに必死について行くのには成功してるけど・・・。

まだ家に着かないのかな?結構な距離までついてきたと思うんだけど。

てかこの距離はもう電車使った方が良いって絶対。

もぅいいや、諦めて家に帰ろって、ここどこ?

辺りを見て確認すると、今まで来たことのないような場所だった・・・・ウソマジ?

はっ!?まさか・・・・。これはよくあるパターンで道に迷った?となると家に帰れない。

いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!(本日二度目の断末魔)



まぁいっか。最悪家に帰れなくなったら暁の家に泊めてもらおう。(なんて身勝手な)

何事もポジティブポジティブ!!

あ、でも路上生活だったらどうしょう?

マイガッ!!




~~~~~暁の気持ち~~~~~


クソが!!なんでまだついてくんだよ!

あいつ、まさか俺の家を確認するつもりか。(的中) 

大体あれで気ずかれてないとでも思ってるつもりか!?一々(いちいち)物陰に隠れるてるが、明らかにバレバレだからな!髪の毛とか足が物陰から堂々と見えてるから!


まぁいい・・・・少し冷静になれ俺・・・!

相手は徒歩、自転車じゃない。俺が本気で走れば恐らくあいつはついて来れないだろう。



とにかく現在位置を・・・?


・・・・・・つかここどこだ?

あの斎藤(バカ)をうまく()くために、普段俺も知らない狭い道とか色々通ってきたのに・・・。

あれ?もしかして俺・・・

まさか道に迷ったんじゃ・・・・!!



~~~~~~~~~~~~~~~



『更に数分後』


あの後暁は道の前で止まったり考え込む様子がよく見えるだけでまだ家には着かない。

まだ着かないのかな?カレコレ計2時間経っているのに。

あたり暗くなってきたよ・・・・

あれ?ホントにここどこ?

どうしょう?これって、あり得ないけど・・・・暁も道に迷ってる?

最悪の答えが脳内に出たことで俺はガックリ肩を落とした。

しかし、肩を落とした衝動で顔を下に向けてよく見てみると

キラキラ光る硬貨が落ちてた。

あっ、もしかして100円?。

マジ?俺は100円を拾った

ラッキ『カチ!』-・・・。



カチ?。



ドガアァァァァァァァァン!!!!!!!

次の瞬間、大きな爆発が目の前でして、体が吹っ飛ばされてしまった。

「ギャアァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

本日三度目の俺の叫び声&断末魔。

吹っ飛ばされた衝撃でコンクリの道路に叩きつけられた。生きているのが不思議だ。奇跡って起きるんだな。



と、その前に

えっなんで!?なんだ!?なんで100円が爆発したの!?


立とうとしても体がズギズギして動けない。

ヤバい!()られる!!(誰に。)

すると「大丈夫か!」と言う声が聞こえ、前を見ると

暁がこっちに走ってきた。

あっ暁いぃぃぃぃぃぃ!

まさか助けに・・・

「ありがとう暁クン。助けに来てくれ「良かった100円は無事だ!」てそっちかあぁぁぁぁぁぁい!」

なんだよ!結局金か!金の心配か!?

俺が怒鳴ると暁は冷たい眼で俺を見てこう一言。

「・・・・ったく、誰が生ゴミをこんなとこに捨てたんだよ。」

「ゴミって言ったね!?今俺のこと、さらっと生ゴミって言ったね!?」

災厄だよ!

しかし、俺は少し頭を冷静にしてみた。

そうだ、聞きたい事が・・・

「暁・・・。」

「なんだよ?」

さり気なく鞄に100円入れるのは見なかった事にして、質問を続ける。

「なんで100円爆発したの?」

訳が分からない、民間人のいる道路で(今はいないけど)突然爆発が起きるなんて・・・

テロリストの犯行なわけないし・・・ん?テロリスト?

暁は地面に残ってるワイヤーや何かの器具のかけらを見ると、

「これはブービートラップだな。」

テロリストじゃねぇかあぁぁぁぁぁぁ!!



と、次の瞬間!

シュバババババババババババ!!

忍者が使う『くない』?、それが20個一気に超高速で飛んできた。

簡単に地面に突き刺さる。

どこの戦国時代ですかここは!?

「ぎゃぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁ!!」

あ、なんかいま俺の尻に刺さった!

刺さってる刺さってる!!痛い痛い痛い!!


「ちっ。逃げるぞ!!」

「まって!!ケツにくない刺さった!!痛い!」

暁は俺の手を引っ張って走った。尻痛い!尻がぁ!






「「はぁはぁはぁ」」

俺達二人は壊れて使われなくなった廃工場へと逃げ込んだ。

大きな柱に背中を乗せて休憩する。

確かにここなら暗いし隠れる場所もあるのでしばらくは落ち着けるだろう。問題は・・・・

「暁ぃぃぃぃぃぃぃぃ!何あれ!?なんで俺たち追われてんの!?」

爆発!くない!尻!

色々な事が重なり過ぎて頭が混乱してきた尻痛い!

暁は冷静な表情で俺の質問を答える

「あれはどこかの組織の暗殺者(アサシン)だ。目的は俺を抹殺するために来たんだろう。いつもの事だ。」

いつもの事っておい・・・

普通の人だったら一生おふざけ以外で聞くことはない台詞だった。尻ガチで痛てぇ

「ほとんど暁のせいで俺巻き込まれてんじゃん。」

「馬鹿言えお前が勝手について来たからだろ」

うっ確かに。


するといきなり暁は殺気を放ち、akとかいう銃を鞄からとりだした。


シュカカカカカカカカ!!


「くない」と「手裏剣」が柱に突き刺さる音と衝撃がしてきた

くそ!もう追い付いたか!

暁は俺を押して指示を出そうとする。

「走れ!」

と言われたけどまだ聞きたい事がある。

「待って暁!暁を抹殺したいんだったら、なんで兵を大量に送り込まないの?その方が効率良いだろ!」

もしかしたらまだ隠れてるかもしれない。

「こんな民間人の家の近くで抗争でも起こしたら目立つだろ!ポリ公にバレねえようにしてんだろ!」


そんな会話をしていると目の前に残像の残る位の速さでその暗殺者が現れた。

姿を見ると黒マントで全身を覆ってる。いかにも暗殺者って感じだ。


黒マントは容赦なく20個程のくないとナイフを投げて、暁は、akっていう銃で全てを撃ち落とした。

そしてお互いすぐに弾と武器を装填する。

黒マントが片手でドスを取りだし、暁に斬りきるが、暁もドスを出して防御して、激しい戦闘を開始した。

「俺もなんか役に立たないと・・・」

そんな感じを覚えた。


・・・俺は持っていたカバンからあるものを取り出した。

スタンガン20万ボルト(自作)。

なんとなく日曜発明で作ったやつがこんなところで役に立つとは・・・。


バレないように黒マントの背後に周り、スイッチを入れた。

黒マントはまだ俺の存在に気づいてない。よほど暁に集中してたんだろう。

暁はただのテロリストって感じじゃない。かなり強い

俺はゆっくり、ゆっくりと背中に近ずく・・・

後二歩、一歩!!

「くたばれモブキャラがぁぁぁぁぁぁ!!」

俺は思いっきり黒マントの背中にスタンガンを当てた。

「があァァァァァァァァァ!?」

スタンガンの20万ボルトが行き良いよく、黒マントの体を駆け巡る。

ビリビリと焦げ臭い匂いと共に黒マントは地面に崩れ落ちた。

やべーな、自分で作ってなんだけどかなりの危険物だわさ。



暁がジッと俺を見て

言いにくそうにこう言った。

「斎藤・・・・すまない、れ、礼を言う。」

これは・・・、良い作戦を思い付いたぞフムフム。

「暁・・・クックックッ」

「何笑ってんだ。」

暁は少し引き気味に聞く。

フフフ・・・・良いだろう!教えてやろぉか!

「ふははは!暁!!これで暁に1つ貸しができたぞおおおおおお」

「貴様・・・」

「さて!借りを返すまでは友達になってもらうぜ!出来れば殺さない方で。」

暁は苦虫の噛み潰したような顔をして少し考えて、ため息混じりにこう言った。

「はぁ・・・借りを返すまでだからな。」

「ウヒャッホウ!」

よっしゃ悪友できたぜ。














あれ?どうやって帰ろう?

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