第6話 たまには貴方を惚れさせたい?!
桃香「!?!!?あ、あの…いや!え!」
駿「?まあ突然聞いたからそりゃびっくりするよね。いいよ、無理に答えなくて。」(ニコッ)
桃香 (これはチャンスよ…!!!!本当にチャンス!!)
心臓がバクバクと鳴る中、私は駿くんにこう言う。
桃香「じ、じつは…いいかな…?」
駿「?いいよ」
私はリュックからガサゴソとクッキーを取り出す。
桃香「あ、あの…!よ、良ければ食べて…!!つ、作ったから…!お返し要らないから…!」
私はすごく顔が熱い。ドクドクと心臓の音が聞こえる。周りに聞こえるんじゃないかと思ったくらい大きな音。
駿「…え!ありがとう!」(ニコニコ)
私「よ、よかった…」
(!!?そ、そうか!!ここで安堵してる場合では無いよ!照れてるかな…!照れてる駿くんの顔は…?)
駿くん
顔→いつも通り
耳→いつも通り
動作→いつも通り
駿「…?(どうしてこんなに見られるんだろう。)」
駿「どうしたの?なにかついてるかな?」
桃香「…ハッ!!」
桃香(ち、ちがう!!あー誤解させちゃったよ!私のバカバカ!!)
桃香「…何も無いよ!」
駿「そう?それなら良かった。」
駿「…クッキー、くれたから後でお返しするね。」
桃香「いや!いいよ!」
駿「いいのいいの。あ、僕の家ここなんだ〜
またね!」(ニコッ)
桃香「…ま、またね…!」
翌朝の土曜日
桃香「柚希ちゃーん!!遊びに来ました!」
柚希「昨日はどうだったの?」
桃香「渡したよ!帰りの会のあと〜…(あったことを語り中)」
柚希「…」
桃香「なに?!」
柚希「桃香、あんたまた踊らされてるわよ。惚れてるのは貴方の方じゃない?」
桃香「う、うるさいわね!!惚れてないよ!」
柚希「だって、めっちゃ話してくるじゃん。あれから30分たってるけど。」
桃香「…」
桃香(くっそおおお!!確かにそうじゃん!踊らされてるのは私だったわ!!なにやってんのよ!)
柚希「もう作戦失敗ね」(ニヤニヤ)
桃香「違うよ!これからなの!」
柚希「でも、お返しくれるんでしょ?よかったじゃない。」
桃香「うん!」
柚希「でもさあ…」
桃香「なあに?」
柚希「多分、駿は絶対に女に慣れてるタイプだよ」
桃香「な、なんで…!!」
柚希「話を聞く限り、耳も顔も赤くないんでしょ???言葉は詰まったりしてた?」
桃香「いや………してなかった……(小声)」
柚希「しかも、『誰かにバレンタイン渡さないの?』的な発言してたよね?
絶対純白なやつじゃない!黒だ!!」
桃香「え……」
柚希「慣れてるんだよきっと。過去に女もいたんじゃない??
諦めた方がいいと思うよ。騙されないで欲しいの。」
桃香「…なら、そんな駿くんが照れたらめちゃくちゃ凄いのかな?」
柚希「うん。すごいと思うわ。照れさせたらその人に焼肉奢りたいレベル。」
桃香「なら私頑張る!!!!!駿くんにとって、ただの恋じゃ終わらせないから!!」
柚希「変なやる気出ちゃったよ………」
桃香「今から私、もっともっと可愛くなるよ!!」
柚希「がんばれ」
桃香「可愛いお洋服買って、似合う髪型探して色々挑戦して…!!」
柚希「おお」
桃香「そして明後日の月曜日!!
2人きりになった途端に、教室でちゅーしちゃう!!」
柚希「それはやめなさい。」
絶対に駿くんを惚れさせてやる!!!




