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第5話 ただの不審者

帰りの会

先生「じゃ、さようなら〜」

「「さよならー」」

周りのクラスメイトは、教室を出たり、荷物を整理したり、友達と話したり……てんやわんやしてる。


桃香 (渡さないと…!!!渡さないと…!!!今しかないのよ…!!!)


リュックからこっそり作ったクッキーを取り出す。


胸は、今までの人生にないくらいドキドキしている。


桃香「あ、あのぉ…(小声)」


小声過ぎて聞こえていない。手汗も凄い。胸もありえないほどドキドキしている。


柚希「頑張れよ。私もう行くから。」

桃香「ちょっとぉ……」


柚希ちゃんは帰ってしまった。


私がオドオドとしている間に時計の針は進む。教室からは人がどんどん減っていく。


すると…

美咲「あ、あの…」

駿「どうしたの?」(ニコッ)


桃香「!?!!?!?」

ちょ、ちょっとー!!!!ライバルが出ちゃったじゃない!!!もっと早く渡しとけば良かったあ!!!


美咲「これ!」

駿「ありがとう。助かるよ。」


…?


よくよく見れば、ただのプリントだった。



桃香 (もおおおびっくりしたあああ!!!!!!!)


気を取り直して、美咲ちゃんが帰ったのを見て…


桃香 (いや、渡せない……。惚れさせるとか言ったの、馬鹿だったかも。)


諦めて私は帰ろうとした。クッキーはリュックに入れ直し、リュックを背負って教室を出る。


桃香(自分で食べれたらいいのよ…!!それでいい…!!)


そう言い聞かせながらも、本当は渡せなかったのが恥ずかしくて、嫌だった。少し切なくて悲しかった。


靴箱まで向かった時

?「ねえねえ」

桃香「…!誰?」


振り返ると、そこにはクラスの男子

蓮斗がいた。髪は茶髪で、ヘラヘラしてて…ぶっちゃけ駿くんとは真反対。


蓮斗「何オドオドしてんだ〜?笑

もしかして誰かにバレンタインを渡すのかな〜?」

桃香「渡さないよ!!あんたには関係ないでしょ!」


蓮斗「俺、誰に渡すか分かるよ。当ててやろうか?」

桃香「渡さないよ!」


蓮斗「駿…だろ??」

桃香「っっっ!!!」

蓮斗「分かりやすいなあ笑

だって帰りの会終わった時、すげえうろちょろ駿の周りを歩いてたよな。」


桃香「何監視してんの!キモ!!」

蓮斗「いや不審者すぎてさ〜」

ニヤニヤしながら蓮斗は言う。正直お見通しなのがムカつく。


蓮斗「あんな挙動不審だと、渡す前にお前がキモがられるぞ??」

桃香「うるさいね!!そもそもあんな真面目な男子に興味ないし!」

蓮斗「なら俺に興味あるの?」

桃香「ないわ!!!」


私は走って校門を出た。1人帰り道をとぼとぼと歩く。


??「桃香ちゃーん」


私は再び後ろを振り返る。


駿「一緒に帰らない??」(ニコッ)


桃香「!?!!?!?!」


桃香「い、いいよ…!」

あーびっくりした!気絶するかと思ったわ!いや逆でしょ!!向こうがそう思わないと!!


桃香「今日は…朝から挨拶してくれたりなんか違うね。バレンタインだからいい事あった?」


ライバル調査よ。…いや何で私が調査してるのよ!


駿くんは、しばらく間を空けてこう伝える。


駿「…いや、別に!なんて事ないよ。」

(ニコッ)

桃香「そ、そうなんだね…!」


駿「あのさ。」

桃香「な、なに?」


駿「誰かにバレンタイン渡さないの?」


桃香「!!!?!?!!」

読んでくださりありがとうございます!

明日、4月1日の昼辺りに6話公開予定です

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