第五話:ちゃおっす ぱっ!これ◯◯◯◯おっきいつつつのごあいさつー!
「ぱっ!」
俺、つつつ。宇宙一かわいい巫女かみしらいしもりし、そしてしれっと仲間になったSANO©️とともに、ラスボスシマダニシパを倒すための旅を続けている。相変わらず、トラブルだらけの道中だ。
「ここでお前たちの旅は終わりだ!」
そう言って現れたのは、棚族の誇り高き戦士棚Hと棚Y。二人は双子のようにそっくりで、どちらもピカピカの鎧に巨大な武器を持ち、やる気に満ちている。
「ふっ、俺たちの究極のコンビネーションを見せてやる!」棚Hが言うと、棚Yが「ここで消し飛ぶがいい!」とランチャーを構えた。
「いや、これ完全にヤバいやつじゃないか!」俺が叫ぶと、もりしが冷静にCO●CHのバッグを開ける。
「大丈夫よ。このバッグには何でも入っているから。」
その瞬間、バッグから飛び出したのは――ゾンカムイのレーザービーム!一瞬で棚Hと棚Yを吹き飛ばした。
「うわああああ!」「ぎゃああああ!」
二人はきれいに地平線の彼方へ消えた。いや、強敵感どこ行ったよ。
それからしばらく歩き、次に立ち寄った村で俺たちは温泉に入ることにした。疲れた体を癒しながらリラックスしていると、なんだか村娘たちの視線を感じる。
「なんか、めっちゃモテてる気がする……!」
調子に乗った俺は、つい村娘たちに近づいてしまった。そして、最悪の発言をしてしまったのだ。
「ムラムラしたんすよー!ムラ娘にだけにね!(ドヤァ)」
その瞬間、場が凍りつき、次の瞬間には大ブーイングが巻き起こった。
「きゃあ!変態!」「通報して!」
……結果、俺はセクハラの容疑で村の警察に捕まった。
「いやいや、誤解だって!俺はただ――」
「つつつ、それ以上喋らないほうがいいわ。」もりしが冷たい目でそう言ったが、もう遅い。
「だ、だって、かわいかったんだもん!」
「お前、本当にどうしようもないでヤンス。」SANO©️が頭を抱える中、俺は村の牢屋に入れられた。
だが、そこはさすが宇宙一かわいい巫女かみしらいしもりし。彼女がかわいい顔で村長にお願いすると、あっさりと釈放されたどころか、村の警察がパトカーで俺たちをシマダニシパの城まで送ってくれることに。
到着した城は圧巻だった。巨大な白い壁がそびえ立ち、その前には――なぜかバス停とセ●ンイレ●ンがある。
「なんでここにセ●ンがあるんだよ……」
「シマダニシパ、便利さにはこだわるタイプだから。」もりしが淡々と答える。
「いや、ラスボスの城の前がバス停とセ●ンって……緊張感ゼロじゃないか!」
ツッコミどころ満載の風景に戸惑っていると、突然空が暗くなり、地響きが起きた。
「どりゃあああああ!!!」
空から巨大な拳が降ってきた。シマダニシパの放った雷撃のパンチだ!俺たちに迫る巨大な衝撃。だが――。
「お前ら下がるでヤンス!」
SANO©️が咄嗟に俺たちをかばった……と思った瞬間、パンチの直撃を受け、彼は空高く吹き飛んでいった。
「うわああああああ!初台から新潟市南区まで飛んでいくでヤンスーーー!」
どこまで飛ぶんだよ。
「でも、なんで無傷なんだ……?」
「だって、SANO©️だもん。」もりしがあっさり答える。
こうして、遠くに吹き飛ばされたSANO©️を背に、俺ともりしはついにシマダニシパの居城へ足を踏み入れる。果たして、これから何が待ち受けているのか――!
(つづく)