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第1話 第4節 誘い

 そう1000日間レーヤは石を投げ続けていたのだ。レーヤは17歳になっていた。それだけの期間やってても飽きなかった。まるでおもちゃを与えられたこどものようだった。今では向こう岸の木や岩に石が当たるようになっていた。グィィインと音を立てて石は手から離れていった。



 そんなある日のこと、いつものように石を投げた帰り道に声をかけられた。

「こんにちは」

 見ると小さめな女の子がチラシの束をもって近づいていた。かわいらしい娘だった。

 ここらは人が住んでいないし、人通りもないので珍しいお客さんだった。

「こんなイベントがあるんですよ。よかったらあなたもどうですか?」

 そう言ってチラシをレーヤに渡した。

「高級牛肉・・・?」

 チラシを見るとそう書いてあった。

「そうです。あるチャレンジをクリアすれば高級牛肉を差し上げるというイベントです。よかったらあなたもと思って」

 牛肉は前世の頃からの大好物だ。思うだけでヨダレが垂れた。レーヤは承諾することにした。

「わかったわ。参加します」

「よかった!では明日マルク市にお越しください」

 マルク市とは少し離れた隣の街だ。行ったことはなかったが聞いたことはある。


 翌日、テジテルとともにマルク市に行った。

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