僕の彼女をどうか! 僕の元へ返してください。
___僕は、ずっと好きな女性がいたんだ。
だけど? 3年も付き合っていた彼女から僕は急に真剣な
話をされて、彼女にこう言われる。
『___ごめんね、急に呼び出したりなんかして。』
『・・・いや? 別にいいけど? 智美とは久しぶりに会うよな!
元気にしてたの?』
『・・・ううん、あのさ! 私、他に好きな男性ができたんだ!
明来雨には申し訳ないんだけど。』
『・・・えぇ!?』
『___今は、その男性の事しか考えられないから! 明来雨
と無責任に付き合ってられない! だから、私と別れて!』
『・・・そんな、智美は? 今! 仕事が忙しいから、なかなか会えない
って言うから! 僕は、それを信じて。』
『・・・ほんとごめんね、明来雨。』
『・・・・・・』
『___明来雨とに言う話じゃないけど? 私! その男性の
事諦めたくないんだ! 本気なの! こんなに好きになった男性
は、生まれて初めてだから。』
『・・・智美、』
『___だから! 自分勝手かもしれないけど? 明来雨にも、本気で
私以外の女性を好きになってほしい! 幸せになって。』
『・・・・・・』
『___じゃあね、バイバイ!』
『・・・・・・』
___彼女は、一方的に僕に別れを告げた。
彼女が、僕にこう言ったから! 僕は彼女と会いたくても会わないよう
にしていたのに、、、。
『___あのね、明来雨? 今、私! 仕事が忙しくて明来雨に会う時間
が作れないから、仕事がひと段落したら、私たち会う事にしない?』
『・・・あぁ~今! そんなに仕事が忙しいなら? 仕方ないよね!
でもさ~仕事がホント! ひと段落したら? ご飯でも食べに行こうよ~
智美の奢りでね!』
『・・・うん、分かった! じゃあ、また連絡するね!』
『___うん! 仕事頑張って!』
『うん。』
___この電話から、1ヶ月間は僕は彼女と会っていない。
もっと言うと、彼女と連絡もあんまり取ってもいなかった。
僕は彼女の、仕事の邪魔をしたくなかったからだ!
・・・それなのに。
まさか!? この間に、他の男に彼女を取られるなんて!
しかも? 彼女が好きなのをその男は、知っているのか?
僕の気持ちは、どうしたらいいんだよ。
___こういう時、物凄く思う。
体の浮気よりも心の浮気の方が数倍辛いんだと...。
彼女は、もう僕のところには返ってこない。
【一回の体の浮気】なら。
僕も、許せるのかもしれない。
相当悩んでも、やっぱり僕は彼女が本当に大好きだから。
しぶしぶでも、僕は割り切って彼女とは別れないという選択をするはずだ!
・・・だけど?
【心の浮気】は、既に彼女は僕に好きという気持ちすらないという事。
僕が見たこともない知らない男の事を彼女が好きという現実。
___いつの間に?
と想っているのは、僕だけなのだろう。
彼女の気持ちは、既に移り変わっている。
・・・それでも。
【僕の彼女をどうか! 僕の元へ返してください。】
全て分かっていても、僕の心が君が居ないという現実を受け止め
られないでいる! 僕は、君が居ないと僕じゃなくなるんだよ。
・・・それなのに。
もう、君は僕の傍に居ない。
___どうしたら?
君がまた、僕のところに戻ってくるんだろうか?
今は、そればかり考えているよ。
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