表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
乙女ゲームのお姫様になってしまいました  作者: つきはな ゆめ
本編
5/12

(ショートストーリー)いつかの休日でチェスをしました

4話と5話の間に残して置きます!

暇を持て余して書籍をソファの上で読んでいると、ロイスが部屋に入って来ました。


『暇そうだな、リリアナ。どうだい? 俺とチェスで勝負しないかい?』

『いきなりですわね』


つい、ツッコミをしてしまいました。

まぁ良いでしょう。


私は本を閉じてソファの上に置き、ロイスがチェス盤をテーブルの上に用意しました。


チェスか・・・正直に言ってめっちゃ得意です。ロイスは自信に満ちた笑みを浮かべているので強いのかしら?


ムカつく程ニヤケていると、ロイスがある提案をして来ました。


『なぁリリアナ。普通に勝負をしてもつまらないから、負けた方は相手の言うことを1つ何でも聞くってのはどうだ?』


なにその提案? 相当勝つ自信があるのかしら。まぁ良いでしょう。私は一言『良いわよ』と言って椅子に座って向かい合い、チェスを始めました。



『チェック』


私はナイトを動かし、ロイスのキングを狙いました。


『なぬ!? それなら・・・キングを右に移動するか』


何だこいつ・・・いつもよりめっちゃ強いぞ・・・普段なら俺の方が強いのに、今日はリリアナの方が格上だ。


動揺してキングを移動して逃げると、リリアナが不敵に笑っていた。


『ロイス、ありがとう。チェックメイトよ』


私はルークを使って相手のキングを倒しました。


『負けたあああーーー!? 』

『勝ったわね。さて、勝者は相手に何でも命令が出来るんでしたっけ?』


ロイスが開き直り『ああ、何でもいいさ』と言ったので、私は悪役のお姫様キャラクターも好きなので、悪役になりきって言いました。


『じゃあ、私の靴をお舐め下さいまして』


そう言うと、キャラが違いすぎてロイスが『お前・・・いつからそんな悪役な姫に・・・』と言われてしまいました。


仕方がないので命令を辞めて、マカロン10個買って来てと言いました。


いや、パシるのも充分悪役のような・・・。

ふとそんな事を思いました。


ロイスが買って来てくれたマカロンは物凄く美味しかったです。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ