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乙女ゲームのお姫様になってしまいました  作者: つきはな ゆめ
本編
1/12

1話 乙女ゲームのヒロインになっちゃった

皆さんこんにちわ。つきはなゆめです!

タイトルが気になって見てくれた方ありがとうございます。


今回、初めて異世界転移ものと乙女ゲームを題材とした小説を投稿しました。

よければ応援よろしくお願いします!


それでは1話どうぞ。

「リリアナ! 大丈夫か! リリアナ!!」


誰かに大声で呼びかけられ、目が覚めました。


うーなんだか頭が痛いわ・・・どこかにぶつかったような違和感があるけど、

なんとか起き上がりました。


「あれ・・・ここは?」


気を付くとベットの上で寝ていました。ここは病院?

ぼっとしていると、誰かに話をかけられました。


「目が覚めたかリリアナ!! よかった。心配したんだぞ」


声をかけられた方を見るとどこかで見覚えがある、超絶イケメンの青髪の男性だった。

そう、まるで現実ではありえないほどのイケメンで、乙女ゲームにいそうな人だった。


気になったのでじーっと顔見ていると男性に声をかけられました。


「どうしたんだ。やっぱり、まだどこか痛むのか?」


私は我に返り、返答しました。


「いえ、なんでもないわ」

「そうか、ならよかった。だが、まだ安静にしてろよ。

目が覚めたら病院の先生を呼んで来いって言われたんだだからちょっと待ってろ」


「あ、はーい」


男性の後ろ姿を追うようにに見て、私は考えました。


あのゴージャスの服装どこかで見たことあるんだよなぁ・・・。

白いスーツが似合い、如何にも王子様って感じがする服装・・・。


そのまま考えてると、あることを思い出しました。


さっきの青髪の男性って、私が新作に買った乙女ゲーム

『プリンセス・ディスティニー』に登場するロイス様?


そう私が今日買った乙女ゲームのキャラクター、ロイス様に似てるのよ。


これはまだ夢かな?

自分のほっぺたをつねってみると痛かったので夢ではありませんでした。


え、なんでロイス様が私としゃべっているの?それに親しそうにしているの?

頭をフル回転に考え、ベッドから起き上がってふと鏡を見ると、

自分ではない自分の顔が写っていた。


真っ赤なドレスを着ていて、顔立ちは乙女ゲームに出てくるヒロイン並みに可愛く、

髪も透き通るほど長くて綺麗なピンク色の髪をしていた。


これが自分?

普段の自分は黒髪で眼鏡をかけているからこんなに美少女ではないんだけど・・・

疑問に思った私は鏡と睨めっこをするように眺めていると、あることを思い出しました。


この服装と顔立ちはもしかして、乙女ゲームに出てくるお姫様の・・・リリアナちゃん?

そう私はなぜか、乙女ゲームに出てくるヒロインのキャラクターになっていたのです。


私は心の中で叫びました。なんでー!?


とりあえず落ち着け落ち着け私冷静に考えてみましょう。

私がリリアナちゃんになるわけがないこれは夢よこれは夢よ落ち着け私!!


めちゃくちゃ動揺していると、ロイス様と病院の先生が帰ってきました。


「リリアナ。何をやってるんだ?」


めちゃくちゃ変な目で見られましたので、取りあえず落ち着くためにベットの上に座りました。


「とりあえず身体の方無事だと思うけど、一応念のために病院の先生が審査するって」

「あ、うん。わかったわ」


病院の先生の審査終わると、無事に退院することができました。

ロイス様に案内されて病院内を歩いて外に出ると、物凄くレトロな車が目の前にありました。


70年代?と思わせるほどレトロですが、外装はとても綺麗で高そうでした。

宝石を見るような眼差しで見ているとロイス様に言われました。


「後ろの座席へどうぞ」


ロイス様がドアを開けてくれたので車に乗り込みと、

手慣れていそうなベテラン運転手もいました。本当にお姫様になった気分です。


豪華な車の座席に乗って走ってる中、

私はなんでこうなったのかずっと考えているとロイス様に声を掛けられました。


「それにしても、リリアナに何事もなくてよかったよ。

何処かのお姫様が仕事をサボるために勝手にお城を出て、

車にひかれたって聞いた時は心臓が止まるかと思ったからな」


「あーごめんなさいね」


そうだったのね、リリアナ。私は苦笑いをしました。


車にひかれたと言われ、私は新作の乙女ゲームを買った時のことを思い出してみました。


あの時はいつも買っているお店で新作の乙女ゲームを買い、

パッケージに書かれている裏のキャラクターを見ているときに車にひかれたんだっけ?


そうです思い出しました。それで目が覚めると私はリリアナになっていたんでした。


これからどうしましょう。もしこれが夢だったら少しだけこの世界を楽しむのもありだと思いますが、

このままだと今話題になっている異世界転移ものになってしまいます。どうしましょう。


これからのことを考えていると、私が住んでいると思われるお城の前に到着しました。


「さあ、着きましたよ」


ロイス様にドアを開けられてお城の前に立つと、ものすごく立派なお城が目の前にありました。


余りにも驚いてしまい、つい口に出していました。


「え? ここが私が住んでいるお城?」


そう言うと、心配されるようにロイス様に言われました。


「リリアナ? まぁ、事故にあったばかりだからボケるのも仕方がないか。

しばらくは仕事を休んでいいからゆっくり体調を治せよ」


「は、はーい・・・」


一言余計な感じがしますが、まぁいいでしょう。


大きな敷地内に入り立派な花壇をみて歩き、

お城で働いているメイドにも挨拶をされると改めて感じました。

これは現実世界ではないですね。もうお姫様状態です。


私はプラス思考に考え、少しの間はこの乙女ゲームの世界を楽しもうと思いました。

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