シーアの姉、サラ
日曜日になってしまったが投稿する。
さあぁ!「トラップハンター」始まるどん!!!
ドンッカッ、ドンドンドンカッ、カッドンッ、ドンッ、ドンカッ
シーアたちが通っている「クラシカル学園」
そこには「守護部」のための施設がある。
第六部隊の一人の子が弓を引く。
奥には円形のボードがあり、朱色で塗られている。
矢をそのボードに合わせて……
ヒュン!
射る
カタッ
飛ばされた矢はうまくボードの中央に当たったようだ。
「あ?申請書?」
ここの施設の一角にある机と椅子にミーナはいる。
そしてもう一人、めがねをかけたマアカがいる。
「はい、とりあえず一週間ごとに部隊それぞれが成果を国に報告するという……―――」
「いや、それは知っているけどさぁ。それでマアカは何しにここに来たの?」
「その、この前、例の場所でダウンを倒したじゃないですか。」
例の場所というのは、第七部隊の拠点近くの崖のことだ。
「いや、まあ、知っているけど……」
「その、あれって実質とどめをさしたのは第六部隊と第四部隊でして、それで……―――」
「つまり、マアカは報告するときに、私たちが倒したことにするのかどうかを確認しに来たわけだ」
「……はい」
「……フッ。いいよ。君たちの分にするよ。私たちはただ、見に来ただけのようなものだから」
「い、いいんですか!?」
「まあな。私たちの方も、それなりに倒したストックはあるから」
「あの、ありがとうございます!」
「いいっていいって。それより―――
シーアは元気にしているのか?」
「……まあ、おかげさまで」
「ははっ、また今度会ったときにはビシビシ鍛えてやると伝えておいてくれ」
「は、はい!」
そうして、マアカは「守護部」の施設から出ていった。
「はあ、やはりミーナさんとの会話をするのは少し苦手ですね……」
マアカはやや困った顔をした。
とりあえず、申請書には「5匹」と書くことにした。
第四部隊は事前に第七部隊のものにしていいと許可をくれた。
これで第七部隊は、「5匹ダウンを倒した」と紙に書いてもよくなった。
「これで支援金はいくら貰えるのでしょうか……」
死活問題な状態が続いていることに不安を感じているマアカだった。
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「うーむ」
(右を取るべきか、左を取るべきか……)
海の目の前には2枚のトランプカードがある。
そのトランプカードはシーアの家から持ってきたものだ。
今、海たちは「ババ抜き」をしており、最後に残った海とかえでちゃんとのバトルであった。
仲間とテントの中で遊ぶことほど楽しいものはない。
(片方は数字の6、で、もう片方はジョーカー……)
海の右手が左側のカードを取ろうとする。
するとかえでちゃんがピクッと動いた。
(っ!もしかして、ジョーカー!?ということは……―――)
「こっちだぁ!!!」
海は右側のカードを取った。
「……ジョーカー」
「ははは!海、何その反応!ださっ!」
一番最初にあがったシーアが騒ぐ。
「うるさいなぁ!こっちは真剣なんだぞ!」
「でも大げさすぎ!」
「よーし!こんどはこっちの番だ!」
海は自分の背中で2枚のカードをシャッフルする。
「うおおおおお!どうだ!」
2枚のカードをかえでちゃんの目の前に出した。
「う~~~む……」
可愛らしく悩むかえでちゃん。
「さあ、どっちだ!」
「む~……」
「さあ!」
「むー!」
「さあ、さあ、さあ!」
「こっち!」
かえでちゃんが取ろうとする。
しかし、かえでちゃんがカードを引っ張っても取れない。
「何してるの、海?」
そう言って、シーアが裏に回ってカードの表を見ると、
かえでちゃんが選んだのは数字の6のカードだった。
「往生際が悪いよ」
「あーーー!!!もうっ! 俺の負けだよ!」
海は叫びながらジョーカーをテントの上に放り投げた。
ヒュン!
飛ぶ
カタッ
飛ばされたトランプのカードはうまく脚に当たったようだ。
(え!?)
飛んだところにはマアカが立っていた。
「あのっ!元の世界に帰りたいんじゃなかったのですか!」
「ご、ごめん!マアカさん!」
いそいそと海は散らばったカードをかき集める。
マアカの顔を見ないように動く。
「こんなところで遊んでいるなんて!やっぱりミーナさんにビシバシ鍛えてもらうしかないようですね!」
「ご、ごめんなさ~い!!!」
そう叫びながら海は、テントの中から逃げていった。
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カードを片付けた後、かえでちゃんはマアカの家に向かって行ってしまった。
残ったシーアとマアカは、外に出た。
「海さんとの関係はよくなっていますか?」
「ん~…。どうだろう。海君がどう思っているのか……」
「まあ、シーアさん!海じゃなく海君って心の中では呼んでいるのですね!」
「な!むっ!い、いいじゃない、私の勝手でしょ!」
「フフッ、そうでしたね」
青い空の下ではカンカン照りの中暑いので、シーアとマアカは木陰の下にいる。
広葉樹の木の下は意外と涼しく、彼女たちにとって最適な場所である。
少し草が生えているがさすがに地べたに座るのは嫌なので、薄いシートを敷いている。
濃い緑色をした葉っぱがカサカサと揺れる。
風が吹くと気持ちいい。
「あぁぁぁ」
シーアはここの快適さが気にいったらしく、あくびをしてしまう。
そして、テントから持ち出したシートを広げて横になる。
「よいしょっと」
「こんなところで寝ると品が無い子だと見られますよ」
「誰に?ここに人なんか来ないよ。たまには、こーーしてリラックスしたいじゃん!」
「それもそうですね」
マアカはポケットからハンカチを取り出す。
自分の額の汗を拭きとる。
そしてシーアを見た後、シーアの額の汗も拭きとる。
「ん?ああ、ありがとう」
「今日は一段と暑く感じますね……」
「んー」
マアカは上を見上げる。
大きな葉っぱの隙間からこぼれる光が神々しい。
マアカもだんだんと眠くなってきたようだ。
体育座りのまま、マアカは目を閉じた。
「あ、いたいた。こんなところに!」
遠くから海の声がする。
「ん?海なの?」
シーアが起き上がる。まぶたはまだ重いようだった。
「今さっきミーナさんが来て、シーアを呼んでこいって」
「え、私?」
「もしかしたら、本当に鍛えさせるために来たのかも……」
マアカが冗談を言う。
「変なこと言わないでよ!っで、どんな感じだった?」
「うーん……ちょっと深刻な顔をしていたようなー……」
目線を反らしながらしゃべる海。
「やっぱり、私たちの弱さを気にして!」
「え~!嫌だ~!」
今度は冗談が通じなかったようだ。
「とにかく、早く行ったほうがいいと思うよ!」
「そうだよね。ちょっと行ってくる」
そう言ってシーアは立ち上がって、走って行ってしまった。
「…………シーアさん、変わりましたよね」
「え?」
「あ、いえ、私の独断ですけど……」
「変わったって前はこんな感じじゃなかったのか?」
「ええ、前まではもっとおとなしい方でしたのよ」
「へー……。シーアがねぇ……」
「確か、変わったのは、シーアさんのお姉さんが出て行ったときからでしょうか……」
「え?ちょ、詳しく聞かせてもらってもいいか?」
「そんなにシーアさんのことが気になるのですか?」
「いや、まあ、そんなところ」
一呼吸するマアカ。
「……分かりました。私が分かる範囲で教えましょう。あ、くれぐれもご本人に言わないでくださいね」
「やっぱり、恥ずかしいのか?」
「えっと、それもありますけど、本人にとって思い出して傷つくのも悪いですし」
「……そうか、分かった」
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「そうですね……どこから話しましょうか……。
えっと、私たち家系はもともと主従関係だったそうで……その名残から、私たちは小さい時からいっしょにいたんです。
まだ私たちが小さいころは第七部隊は今よりも立派になっていて、『南の部隊』とも呼ばれていました。
そのときは、シーアさんの親戚の方がやっていたのだけれども、じきに私たちが成長するにあたって、リーダーの後を継がせるようになったわけなんです。
もうみんな子育てしたりする時期だったから……」
子育てする時期は個人差あると思うが、この国では基本的に20代後半から30代ごろである。子育てに専念したい人が多いことから、部隊を維持できなくなってきている事例が多数報告されている。
「基本的に私たち『部隊』はこの国を怪物から守るために存在しています。だから、部隊が衰退してしまうとこの国を守れないことになってしまうのです。
第七部隊の方々は衰退を防ぐためにシーアさんのお姉さん、『サラさん』に後を継がせようとしたの。」
「…サラさん。」
「それで、サラさんをリーダーとした編成で第七部隊を維持させようとしたの。
当時サラさんは私たちと同じ17歳。あの方にとってだいぶ身の負担になることだったのかもしれません…。」
ここで、海はシーアやマアカさんが自分と同じ年であることを知った!
「はじめは周りの方や元々部隊だった人がサポートしてくれていたのでけれども、だんだんとうまくいかなくなってきたの。」
「え?」
「サーリ王国の国王、暗殺未遂事件よ。」
マアカさんの顔色が変わったのがよく分かった。
少し険しい顔になる。
「ある日、怪物が倒せることができるのか不安になっていたころ…――――――
『え!?第一部隊!?』
『はい、サラ様にお話ししたいと。』
『分かった。通して。』
『かしこまりました。』
『あらあらどうもこんにちは。私は第一部隊第三番隊長のイマイです。どうかおみしりおきを。』
『それで、何の御用ですか。』
『最近、風のうわさを聞きましてね~…。第七部隊があまりよくないらしいと。』
『そうですね。でも、それとあなたがここに来たのは何か関係ありますか。』
『クックックッ、ちょっと耳よりな情報なのですが…』
サラの耳近くでコソコソ話す。
『え、怪物の仕業は王国なの!?』
『確実ではありませんが、確か我々が入手した情報に気になる文面がありまして、
王国の中に怪物に関する研究施設があり、そこで操作しているとか、怪物発生警報はそこで発生して
いることだからわかるとか…。』
『………。』
『おや、どうされたのですか?』
『なんか、あなたが話していることに引っかかるのですよ。』
『ひ、引っかかる?な、なにを、なにをおっしゃているのでしょうか…。』
『私は王国がそんなことをする必要がないと思うの。自分で問題を発生させるなんて。』
『それでも、あなたはここの町がお好きなのでしょう。だったら、私たちと手を組めばこの国を変えることができます。安全な国になるのですよ。』
『私はあなたを信用できません。だいたい、そんなに気になるのであれば直接王国に聞いてみたらどうなの!?』
『うっ………そうですか…第七部隊はそのような態度を示すのですか…。』
イマイの表情が変わる。
『なら、私たちなりの対応をしますのでおみしりおきを………クックックッ。』
そう言い、イマイは出て行った。
『一体、手を組むとはどういうことなのでしょうか。』
『さあ…。』
―――――――――そんな会話があったのです。」
「よくそんな会話を知っているね。」
「ええ、私が情報集めが好きになったのがこの頃でしたっけ。」
「それで、そのあとどうなったの?」
「その後…―――――――――
日が落ちたころ
第七部隊の施設内に足音が響く
サイレンも鳴り響く
『サラ様っ!飛行型怪物のスートですっ!』
『分かっている!全員、戦闘配置!』
『はいっ!』
施設を飛び出すと、スートが何十匹飛んでいた。
『一匹たりとも国のなかに入れさせるな!』
第七部隊のみんなが空に向かって弓矢を構えた。
『撃て!!!!!』
シュシュシュシュシュン!
矢は上空のスートに突き刺さる。
刺されたスートは地面に落ち、すぐに回収される。
『まだだ!まだだ!』
シュシュシュシュシュン!
何度も
シュシュシュシュシュン!
何度も
シュシュシュシュシュン!
何度も射った。
時期に矢が足りなくなってきた。
しかし、スートはあとわずか!
『よし、あと少しだ!』
『サラ様っ!あれは!?』
一人の子が指さしたところには、どうも説明がたいことが起きていた!
空間のひずみができている!そのひずみから真っ黒な物体が出てきている。
『きょ、巨大なスート……!?』
サラ達は唖然とした。あんなでかいものは今もっている武器では倒せないと察した。
『やばい、このままでは国内に入ってしまう!』
巨大スートはあっさりとサーリ王国に入ってしまい、そのまま中央にある国王の城に向かっている。
サーリ王国は広い国だが、あの飛行スピードなら数分でたどり着くだろう。
近くにいたシーアが呼び止める。
『ねえ、おねえちゃん、どうするの?』
しかし、サラはどうすることもできない!
『ねえ、おねえちゃん。』
放心状態のサラ
『ねえ、おねえ――――』
『うるさいっ!!!!!黙って!!!!!』
サラはシーアを押し倒して、巨大スートの方へ走っていった。
『うえぇぇぇぇぇぇぇん!おねえちゃんが叩いたぁぁぁぁぁぁ!』
『ほら、シーアさん!泣かないの!』
マアカが泣いてるシーアのそばによる。
『大丈夫ですよ。お姉さんがなんとかしてくれますよ。』
『ほんと?』
『はい!』
マアカはシーアに笑顔を見せた。
シーアはそれを見て笑った。
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走っても走っても離れるばかり
サラは困惑していた。
(そんな、たった一匹なのに倒せないなんて…)
そもそも事前にこんな大きなスートが出てくるとは思ってもいなかったようだ。
もし、事前に言われていれば、何か考えていたこもしれない。
しかし、今はそんなことを想像している場合ではない。
上空に飛んでいるこいつをなんとかしなければならない。
(どうしよう、あのスート、速い…。)
その巨大なスートはいつものスートとは形が違った。翼ではなく4枚の羽であり、うろこはごつごつしており、まるで虫のようだった。
ちょうど道の角に馬車が止まっていた。
この馬車の所有物とみられるおばさんがお店から出てきた。
『ああ、サラさん。こんばんは。』
『あ、あの、この馬車乗っていいですか!』
『いいけど、どこに行きたいの?』
『あの怪物を追いかけたいのです!』
『怪物?まあ!まさか、サラさんがこれを国内に!』
『あの!早くしてもらっていいですか!』
『ああ、はいはい、すぐに出すからね。』
そう言って、おばさんは馬車を走らせた。
馬の足音が軽快になる。
しかし、あの虫との距離は遠のくばかり!
『あー!どうしうよう!』
すると、後ろからブンブンという低音が!
『あ、ミライおばさん!』
『何ぐずぐずしてるのよ!はやく乗って!あと、おばさんじゃなくておねえさん!これでもまだ20代なんだから!』
ミライさんは車と呼ばれるものに乗っていた。どういう原理でうごいているのかは知らないが、馬車より速く走れるらしい。
『サラ!そこにあるバルカン取って!』
『はい?』
『あるじゃん!その円柱状のもの!』
『ああ、これですか?』
『そう、そしたら運転代わって!』
『……はい!?』
『いいから!』
『は、はい!!!』
サラは感だけで車を運転した!
目の前にあるドーナツのようなものは右に回すと、車が右に曲がり、左に回すと、車が左に回ることが分かった。
あと、足元にある黒くて四角いものを踏むと走るということが分かった。
あとはひたすらぶつからないように加減するだけだ!
止まり方は知らない!
意外とうねうねした道で怖くなる!
(もしかしたら、このまま死んじゃうかもしれない!!!)
『ちゃんと運転してろよ~!!!』
そう言ったミライさんは車の外に体を出した。
『ミ、ミライさん!危ないですよ!』
『こうでもしないと―――』
車の上に乗る
円柱状のものを持ったまま…
『――――――あいつを倒せないでしょ!』
そして、だいぶ近くまで来た時に
『いけーーーー!!!!!』
ミライさんの叫び声とともに大きな音が出た!
バババババババババババババババッ!!!!!
一体何をしているのかサラにはわからなかった。
すると、
『うわっまぶしい!』
急にあたりが輝いた。
そのあと輝きはすぐに消えた。
あの巨大な怪物とともに…
『うわっ消えた!』
ミライさんが驚いている。
サラが運転した車はだいぶボロボロになっていた。
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――――――あの、ミライさんっていうのは何者?」
海がマアカに尋ねた。
「すみません。私はサラさんから聞いたことしか知らないものですから、どういった関係なのかさっぱり…。」
「そうか…。
それで、サラさんはどうなったの?」
「その後…――――――
『サラ様!またクレームの方が!』
『はあ、またか。』
あの事件の後、サーリ王国の新聞に、倒したのはのは第一部隊であると全面に出されていた。
閃光弾を用いた戦法で倒したと書いており、写真にはあの巨大怪物の死骸と第一部隊の方々が載っていた。この前ここに来たあの怪しい人もいた。
(こんなの絶対嘘だ。だってあのとき消えたんだもん!)
そして、文面には、
<第七部隊ト第二部隊ガ倒セナカッタ巨大怪物スート>
と書いてあった。
(確かに私たちが倒せなかったことは事実だけど、だれが第七部隊だって伝えたのかしら!)
サラは仲間全員に聞いたが、一人も話していないそうだ。
『そうか、疑って悪かったな。』
『いいえ、大丈夫ですよ。そんなことよりも報告書をどうします?』
『うーん…。』
『サ、サラ様!』
『どうした?そんなに慌てて?』
『王国からこんな紙が!』
『なんだって!?見せて!』
その紙には
<第二部隊、第七部隊ノ活動停止ヲ命ズル。ナオ、各防衛場所ニハ第一部隊ガ配属スルコトニナル。>
と書いてあった。
『え、活動停止?』
突然の出来事で、サラは自分がどの状況であるのか理解できなかった。
――――――ここまで、私に話してくれました。」
「そうか…え、でも活動しているよ。」
「ええ、実はそのあと、ミライさんのおかげで活動ができるようになったのです。
まあ、あくまでも『一体』ですが…。」
「一体?」
「はい、裁判で第一部隊が本当に倒したという根拠がなかったそうで。」
「ミライさんすごいね。」
「活動は再開したものの、評価が上がることは無く、仲間がどんどんやめていってしまいました。
やはり、クレームや評判の悪さがストレスにつながったのでしょう…。」
「うう…。」
「ついにサラさんは第七部隊を出て行ってしまいました。シーアさんと私に後を継がせて…。」
「なんで!?なんで!?出て行ったの!?」
「私たちもそう思いました!……でも、やはり辛かったのでしょう。」
「また、一からやり直せばいいじゃん!」
「私たちもそうして欲しいのですが、出て行ってから私たちと連絡がつかなくなってしまって。」
「じゃあ、会っていないの?」
「ハイ…。」
「それで、第七部隊を立て直すために俺たちを呼んだというわけか。」
「それが、どうも怪しいんですよ。」
「?」
「私たちが一緒に戦ってくれる仲間を探そうとしていると、フードをかぶった方が現れて…―――――――――
『この紙にサインをすれば仲間を呼び込むことができますよ。』
フードをかぶった謎の人がシーアの前に紙を差し出す。
『ここにサインをすればいいのね。』
『シーアさん、怪しいからやめたほうがいいのでは。』
『いいの。こうして早いうちに仲間を集めて置かないと怪物退治ができなくなるじゃない。』
『それもそうですけど。』
(怪しい。)
マアカはそのことしか頭に浮かばない。
『はい、どうも。契約成立です。こちらお控えです。』
『マアカちゃん持ってて。』
『なんでサインしちゃうのですか!』
『いいじゃん!ね、本当に仲間を呼べるの?』
『ええ、こちらの方です。』
怪しい謎の人は3枚のカードを見せた。
そこには顔写真とその人の名前だとおもわれるものが書いてあった。
『へえ…可愛い子だね。あやふじ?あ・や・ふ・じ・……なにこの文字?』
『そちらはアヤフジカエデと読みます。』
『かえでちゃん…。ふーん。こっちの子は?』
『ウミさん……でしょうか。』
『カイと読みます。』
『へー…。なんか頼りなさそうだね。あ、でも、この人は頼りになりそう!ちょっとふけているけど。』
『なんか掘りがふかい方ですね。』
『よし、さっそく読んでこよう!』
『ええ!さっそくですか!?』
『そう!早くしないと警報がなっちゃう!』
『学校の宿題もそのくらい早く始めてくれればいいのに。』
『えへへ…。』
――――――…はい。」
「それで、俺たちが呼ばれたというわけか。」
「まあ、そうなりますね。すみません。私がサインする前にすみずみまで読んでいればこんな迷惑なことをしなかったのに。」
「ああ、いいって。もう起きたことを後悔してもしょうがないだろ。あと、サインしたシーアの方が悪いし…。」
「サインしてどうもすみませんでした!!!!!」
その声を聞いて海とマアカはびっくりした
「シ、シーアさんっ!」
シーアが腰に手をあてて、近くに立っていた。
「マアカちゃん!私のことなんか話さなくていいの!」
「い、いえ別にそんな!」
マアカが顔の前で手を横に振る
「ほら、第七部隊の評価を上げるために鍛えるよ!」
「え、お前筋トレ嫌いだったんじゃ!」
「いいからやる!」
「は、はい!!!」
「わ、わたしお茶を用意してきまーす!!!」
そう言いながら、マアカは木陰から出て逃げていった。
「ねえ、海。」
「ん?」
「私たちの事情なんてあんたに関係ないじゃん!なんで聞いたの?」
「う、聞いていたのか…。そ、そんな関係ないなんてことはない!」
「へ?」
「だ、だって、俺はもう立派な第七部隊の隊員だもん……。…仲間だろ!」
シーアは心のなかで
(なんで私の事情なのに一緒に真剣になって考えるのよ…。)
「ふ、ふ~ん。」
「な、なんだよその反応!」
「別に~!」
「はあ?」
そう言いながら、二人は木陰から出た。
シーアは海が自分のきもちを同情してくれたことがうれしく感じた。
シーアは自分がときめいていることに気づいていなかった。
あー大丈夫かな?
こうやって次回の内容を一部見せて絶体絶命のピンチのシーンで終わらせると次回も見たくなるよ。
後記(2018/08/16):上記にかかれたものは(改)をするまえのあとがき(原文ママ)です。なんかひどすぎて、逆に面白かったのでこのままにしておきました。
この回はひどいですネェ……。「ペリドット学園」は没ネームになったのに直していませんでした。しかもかえでちゃんとシーアと海が一緒に寝て、誰かがテントを開けるのですが、次の回では無かったことになっていますネェ……。あと「シイア」ではなく「シーア」です……。




