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飽和攻撃

「上空、大量の敵機出現! 突然現れました!」

「敵機だと!? この辺には飛行場がないはずだぞ!」


 突然、学園の上空から飛来したのは百機に迫るF-15Jの群れだった。時速は音速のマッハ2.5。航空自衛隊の主力戦闘機だ。

 更に、そこへ加勢するかのように50機近くのF-2戦闘機が上陸を支援するイギリス艦隊に襲いかかった。


 この大量の戦闘機郡は全てシエスカの召喚魔法によって召喚された兵器達である。


「対空戦闘、始めッ!」

「速いぞ!」


 F-15Jは艦隊の頭上を音速で突破、制空権の確保に入ると同時にF-2は急降下。海面ギリギリを這い艦隊に襲い掛かる。


「直ぐに後方へ待機している機動部隊に支援要請をだせ」


 一方その頃、上陸艇を排除しつつあった帝国海軍潜水艦は徐々に引き返して行った。F-2の参戦と魚雷の残弾を撃ちつくした事が主な理由である。

 潜水艦引き上げを命じたのはほかでもない我らが連合艦隊司令長官山本五十六その人である。


 山本長官は次の手としてさらに航続距離の長い潜水艦を沖合いに配置。これで上陸を支援するイギリス艦隊は挟み撃ちにあう事になった。


「な、何だ!?」

「雷撃か?」


 複数の潜水艦からの一斉攻撃。

 これによりイギリス艦隊はまず主力である戦艦二隻を瞬く間に失った。この時に沈んだのはクイーン・エリザベス級戦艦のヴァリアントとリヴェンジ級戦艦のレゾリューソンであった。


 後に艦名は高高度より撮影された映像の分析によって判明する。


「えぇい! 機動部隊の支援機はまだか!?」

「敵航空機、何かを射出しました!」

「何!?」


 伊号の雷撃により混乱する中、激しい弾幕を掻い潜ってきたF-2戦闘機第一波計20機が93式空対艦ミサイルを発射。

 F-2は射出後、急ぎ安全地域への離脱を試みた。だが、その行く手をポムポム砲が阻む。


 ポムポム砲の活躍により、第一波の2機が墜落。海面に叩きつけられたが、残りの18機は全機帰還。空対艦ミサイルもしっかりと目標を捕らえ真っ直ぐ突っ込んだ。


「旗艦にロケットが!」

「身を廷してでも止めろ!」

「ロケット本艦にも接近!」

「何!?」


 艦長が身を乗り出して確認に向かったその時、二発の93式空対艦ミサイルが駆逐艦メンディップに命中。艦橋、艦中央部に被弾しメンディップは轟沈した。

 だがメイディップが防ぎきれなかったミサイルが上陸支援艦隊旗艦マレーヤに一発命中。


 装甲で受け止めるも速力が低下し戦線を離脱せざるを得なくなる。

 戦艦マレーヤ脱落により組織的行動が不可能になった英海軍上陸支援艦隊は更なる危機に直面する事になった。

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