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第二次マレー沖海戦

 深夜2時33分、一路学園へ向かって突き進む「Z部隊」の前に戦艦大和を旗艦とする討伐艦隊が夜の闇に紛れてやって来た。

 深夜2時40分、戦艦大和の46cm主砲が先頭を進む巡洋戦艦レパルスに向けられ、この海戦における最初の一撃が放たれた。


 砲音は学園全体に響き、何人かが起床したがシエスカは何時も通りぐっすりと床に着いている。


「第一射、着弾ッ! 2発至近弾、1発命中ッ!」

「初弾1発命中ッ!」


 戦艦大和の艦内では乗組員(人に見えますが妖精です)が逐次戦闘詳報に記録を取り、モデと呼ばれる一人の少女が直々に指揮を取っていた。

 通信室では頻繁に作戦室へ電文を送り、受け取っている。


 艦橋内部で戦闘指揮を取る少女こそ、このふねの主、大和である。


「第二射、攻撃準備!」


 モデとは軍艦に必ず宿る魂が女性として具現化し、戦闘の際にだけ姿を現す。原因は不明で似たようなモデは重巡鳥海に存在する。

 最も鳥海の場合は具現化した姿が幼女なのだが。


『大和ばっかりずるーいッ! いいや、私も砲撃しちゃえッ! 撃てーーッ!』


 大和に続く鳥海も5分後に射撃をはじめ、20分後には全艦が砲撃を始めている。

 砲弾が雨あられの如く海面に着弾し、巡洋戦艦レパルスはただひたすら逃げ回った。


 右へ舵を切り、着弾すれば左にも舵を切った。巡洋戦艦レパルスが回避行動を取っていたその頃、後続に控えている戦艦プリンス・オブ・ウェールズの35.6cm4連装砲塔2基が同行している重巡愛宕に向け発砲。


 英国艦隊の反撃が始まった。


「弾着ッ! 愛宕の右舷10m弱ッ! 弾数8発!」

「撃ち方始めッ!」

「テーーーッ!」


 反撃にあった愛宕はギリギリの所で回避し、攻撃を仕掛けたプリンス・オブ・ウェールズに対し射撃を開始した。

 時刻は深夜の2時50分。


 戦闘は熾烈を極めた。


 英国艦隊は散り散りとなり、まともな統制は取れていない。旗艦であるプリンス・オブ・ウェールズも標的を変えた戦艦大和の猛烈な射撃に合い艦橋が大破。

 46cm主砲の砲弾がもろに艦橋へ命中し一時的に沈黙した。


「今だッ! 突っ込めッ!」


 旗艦の沈黙にあわせ同行していた駆逐艦「満潮」が英国艦隊に向かって突っ込み、魚雷の射程内に入る。


「投射ッ!」


 沈黙するプリンス・オブ・ウェールズに対し満潮は魚雷3本を放ち、同海域からの離脱を試みる。だが、その進路を塞ぐかのように英国駆逐艦テネドスが入り込み満潮に対し砲撃を始めた。


 この駆逐艦同士の戦いは英国駆逐艦テネドスの撃沈によって幕を閉じる。満潮は素早く進路を変更、魚雷の投射コースに入り2本を発射。これを仕留めた。


 撃沈後、満潮に向かう魚雷の姿があった。

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