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消息不明

 その後、無事武装集団を全員ひっ捕らえる事に成功した私達はまた何時も通りの日常が帰って来た。


 武装集団は全員刑務所へ送られ何年かそこで過ごすようだ。


「とりあえずひと段落ね」


 背を伸ばしながら自分の教室へ戻る。先生達の知らせによれば体育館に避難した人質兼生徒達は全員無事で闘技場で測定をしていた男子達も怪我人は出たが重症者は出なかったようだ。


「長かったですね」

「うん、何だかとても長く感じたわ」


 一連の出来事がとても長く感じる一方、私にはまだやる仕事が残っている。キロ級に雷撃されたであろう第2護衛隊郡の艦艇を一時こっち側の海岸へ退避させる事だ。

 まだはるか彼方先の海上を損傷した艦艇を曳航しながら漂っている。


「シャールは先に部屋へ戻っていて」

「シエスカさんは?」

「事故処理がまだ残っているから」

「分かりました。それでは」

「うん」


 シャールと別れ私はまた屋上へ上がった。何かと屋上の方が落ち着くのだ、何かと。


「さてと」


 屋上へ上がった私は早速ログの確認を始めた。一旦戦闘が始まると中々逐一チェックが出来ないもので気がついたら既読していないメールが500通を超えていた。


 見たら削除、見たら削除の繰り返しで空はいつの間にか暗くなり始めていた。さっきまではまだ放課後の夕方だったのに。


「今日はこの辺りにしとこうかな……うん?」


 切り上げようとしたその時、私の目に留まったのは他とは違う緊急のメール文が既読スルーで残っていた。緊急のメールを既読スルーで済ませた辺りよほどあの戦闘は忙しかったのだろう。


「ワレ、敵艦隊ヲ捕捉セリ……ワレ、敵艦隊ヲ捕捉セリ……ワレ……」


 通信はそこで終わっている。恐らく哨戒に出した特務艇が敵を見つけ信号を送っている間に撃沈されたのだろう。三日前ほどの記録だ。


「もう遅いよね……」


 通信文と一緒に地図が配布されていたが既に三日も立っている。さすがにその場へ居続けることはないだろう。この駆潜特務艇の情報は一応残しておく事にした。後日役立つかも知れないからだ。


「索敵だけでも出しておくかー」


 どうせ居ないだろうけど……っと呟き双発機を各方面へ飛ばして私は寮へ戻った。結局この日双発機は敵を見つけられずそのまま帰路に着いた。


 だが燃料も残り僅かな中、五番目に発進した双発機は海上から光が窓に反射しているのを確認。雲の隙間から問題の海上を索敵すると何と其処には敵の戦艦の姿があった。


 大きな船は二隻。その護衛に駆逐艦が五隻ほどついていて駆潜特務艇を沈黙させたのはこれに違いないだろう。

 敵を見つけた五番機は早速電文を送った。


「ワレ、敵水上部隊ヲ発見セリ……」

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