乱戦
大規模な軍勢。
その中に戦闘機は突っ込んだ。
相手が三百と考えたらこっちはわずかに二十機程度。
技術力の差はあれど、この数は本当にマズい。
ミサイルにだって数に限りがある。
錬度が優れていても囲まれてしまえば終りだ。
既に三機が落とされた。
爪で引っかかれたり、炎に当たったり。
でも、三機の共通点は旧式と言う事。
ボロボロの機体だったら仕方ない。
最新の方はまだ頑張って侵攻を食い止めている。
空が戦場と化している中、今度は海から来た。
海からは海賊時代を思わせる所謂、帆船の大群。
乗員はコブリンから人間。
そして竜の顔のような人まで、個性豊かだ。
海からの侵攻に対しては基本、空と海。
立体的に始末するのが当たり前らしい。
しかし空は大忙し。
とても海上の敵に対処するほど暇な機はいない。
そこで私は潜水艦で対処する事にした。
水上艦を出せばきっとドラゴンの餌食になる。
ミサイルや砲弾にも限りはある。
それは魚雷にもいえる事。
だから数が多い第二次大戦の物を沢山雇用する。
基本的には日本とアメリカとドイツだ。
遠く離れた場所で護衛艦がミサイルによる支援を行っている。
「でも、さすがに防ぎ切れそうにないかも……」
画面には味方と敵のアイコンで一杯。
空戦は一方的だけど、旧式が次々に落ちてゆく。
海上は何も出来ずに沈んでゆく帆船。
アメリカの潜水艦が一番でかい帆船を立った今沈めたところだ。
海は優勢で空は少し劣勢。
私はひたすら戦闘機を戦場へ向かわした。
軍事に詳しくない私は旧式だろうが新型だろうが。
とりあえず戦えそうな奴は全て戦線へと送った。
でも、そこで痛恨のミス。
間違えて護衛艦の中でもトップクラスのイージス艦を最前線へ送ってしまった。
数は2。
それに気づいたのか、上空のドラゴン達は一斉に二隻のイージス艦へ向かった。
対空戦闘の警報音が艦内に響き渡った。
「……えっと2対150は何かの間違いですか?」
私はパネルに表示される数値を見て呟いた。
2対150。
私だったら武器を捨てて逃げ出すレベル。
こんなの技術が幾ら上だったて敵っこない。
逃げよう。
私は急いで二隻に撤退命令を出した。
「二隻に告ぐ! 無謀な戦闘は去けて今は逃げろ!」
二隻のイージス艦はすでに戦闘態勢に入っている。
コンピューターも、主砲も、ミサイルも、魚雷も。
全てが何時でも攻撃できるようにスタンバッている。
やる気は充分のようだ。
確かに、レーダーがあれば接近する前に50は落とせるかも知れない。
でも、残りの100匹は?
相手は炎を吐き出す凶暴なドラゴン。
しかも特大サイズと言うおまけつき。
旧式の戦闘機じゃあ歯が立たない相手をイージス艦は今、迎え撃とうとしている。
「全速前進」
パネルにその四文字が浮かび上がっていた。
都合上少なめです。すみません。




