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俺、魔法を習得する。

俺は食事を食べさせてもらいながら母親のステータスを世界眼でみた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


種族:人間

名前:フェリ:セシル

性別:女 称号:セシル家の第一夫人

ジョブ:料理人

レベル:18


HP:55/55

MP:70/70

STR:30

DEF:40

MAT:80

MDE:55

AGI:40

LUK:38


スキル:[家事] [治癒]


加護:大地の加護


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


特に目を引いたのはスキルの治癒だ。

治癒というと治癒魔法だろうな。傷が治ったりするのだろうか。


大地の加護もあるな。しかし詳細はでない。

おそらく詳細を出したいのならば世界眼を使いまくって鍛えろということなのだろうか。

だが鍛えろと言っても使った回数なのか?そこらへんが分からない。


そう思ったら突然、脳に無機質な声が響く。


[世界眼の能力があがりました]


お、やっぱり使えば上がるのかな?と思いつつもう一回母親を見る。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


種族:人間

名前:フェリ・セシル

性別:女 称号:[セシル家の第一夫人]

年齢:20歳

ジョブ:料理人

レベル:18


HP:55/55

MP:70/70

STR:30

DEF:40

MAT:80

MDE:55

AGI:40

LUK:38


状態:健康


スキル:[家事] [治癒]


加護:大地の加護


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


おお、年齢と状態が増えた。しかし若いと思ったが20か。

まだ会ったこと無いが父親がうらやましいぜ。


そして俺はその隣でにっこにこしてるシェリルのステータスを見る


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


種族:ハーフエルフ

名前:シェリル・レイアー

性別:女 称号:[フェリ家に仕えるできるメイド] [フェンリルを討滅せし者]

年齢:90歳

ジョブ:魔装メイド

レベル:89


HP:120/120

MP:540/540


STR:20

DEF:35

MAT:240

MDE:160

AGI:90

LUK:80


状態:健康


スキル:[聖魔法] [水魔法] [家事] [直剣]


加護:光の加護 水流の加護


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


つ、つえええええええええええええええ!

やっぱりこのメイドさんおかしい奴だった!。色々突っ込むところが多すぎる。


種族はハーフエルフで、

しかも聖魔法って。どう見たって闇だろ!闇が体からあふれてるじゃん!


あ、でも闇だったらダークエルフとかになるのか。


ジョブは魔装メイド。闘うときに魔法を体にまとうのだろうか。

それとも直剣に魔法をのせて闘うのだろうか見てみたい。


そしてフェンリルとか。。もうつっこまないぞ。

そうやってシェリルをじーっと見てるとシェリルが騒ぎ出した。


そう忘れていたのだ。こちらが深遠を覗き込むとき向こうも覗き込んでいるということを.


「見てください奥様!。くぅちゃんさっきからずっと私の事見てますよ!

とうとう私の愛が伝わったのですね!これは私のくぅちゃん成長日記にかきこまないと。ふふふ」


とかポケットから手帳のようなものを取り出し、

よだれたらしながら書き留めている。


この人何か怖い事言ってるよ助けてよマザー。


「シェリル!いい加減にして!くぅちゃん怖がってるじゃない。怖かったねー大丈夫よ。」


といいながら抱えてあやしてくれる母親。それをジト目でみているシェリル。


しかしマザーよ。抱えてくれると解る事がある胸が。。ウッ。涙が。。絶壁すぎる。


隣のシェリルを見るとそれはもう、ありがとうございます。と言わんばかりに主張している。


いったいいくつサイズあるんだ?おい!いくつあるんだ?本当に恐ろしい。


ちなみに俺の成長日記に世界眼使ったら3冊目はぁとって書いてあった。

3冊目なのか。。。


とここで自分が何歳なのか知らなかった。ので俺は俺の分を見ることにした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


種族:人間

名前:クーデリア・セシル

性別:男 称号:世界と絆を結んだ人間

年齢:5ヶ月

ジョブ:絆人

レベル:1


HP:10/10

MP:10/10

STR:10

DEF:10

MAT:10

MDE:10

AGI:10

LUK:10


状態:健康


スキル:[世界眼]


加護:世界の加護


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


そうか。俺まだ5ヶ月なのか。


そうなると俺が来る前のこの赤ん坊はどうなったのだろうか。

今度[世界]に会ったら聞いてみよう。


俺は食事を堪能した後、シェリルに本を読んでもらっていた。

いやもらっていたというより勝手に読んでいる。と言えばいいのだろうか。


俺の体はシェリルのひざの上だ。

ひざの上に静かに収まっている俺が可愛くて仕方ないらしい。

ただ本を読んでる間もたまに息遣いが粗い時がある気がする。ねぇ本を読んでるだけだよね!?


現在その読んでるほんの内容を簡潔にまとめると

優れたメイドがばったばった悪い奴を倒していくヒーロー物だった。


完全に俺を洗脳しようとしている。だが俺はこの世界の文字をまだ知らなかったので

おとなしく聞いていた。見る感じ結構簡単ですぐ覚えられそうだと思う。


「くぅちゃん今日はおとなしいですねぇー」


とシェリルがめずらしそうに言っていた。


まだ物語が途中だったがどうやら俺は風呂に入る時間らしい。


母親が声をあげて、お風呂の時間よーと聞こえてきた。


おお、この時代にも風呂という概念があるのかと感激しつつ、少し戸惑った。


は?まさかこのメイドに身包みはがされるのか?やだ貞操守らないと!


とか馬鹿なこと思っていたがメイドは普通に手馴れた感じで俺の服を脱がせていき

母親に渡していた。


風呂と言ってもまだ俺は体が小さいのでどうやら小さいバケツみたいなのにいれられて

体を洗うようだ。こっちに来てさっぱり出来ていなかったのでちょうどいい。


風呂からあがると知らないおっさんがいた。


「おお、クーデリアよ元気かぁーー」


とか言いながら俺の脇に手を入れて高い高いしてくる。


見た感じ普通にイケメンだ。

髪は丁寧に切られた短髪でヒゲもきっちりそられている。

やさしそうな顔しながらも体格は外から見てもかなり鍛えられていると解る。


俺もわー、わー、いいながらこのおっさんを世界眼で見る。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


種族:人間

名前:ルーク・セシル

性別:男 称号:[ギレーヌ王国上級騎士団団長]

年齢:29

ジョブ:上級騎士

レベル:45


HP:380/380

MP:0/0

STR:300

DEF:330

MAT:0

MDE:60

AGI:100

LUK:100


状態:健康


スキル:[守護] [大剣] [危険察知]


加護:戦神の加護


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


おお完全な脳筋だ。しかも強い。


称号に団長とあるがきっと偉い人なのだろう。


そう思っているところにシェリルがやってきた。


「お帰りなさい。旦那様」


手をひざ上におき綺麗なお辞儀で出迎えているシェリルがいた。

やっぱりこの人が俺の父親なのか。


「ただいま。今日も問題は無いか?」


といつもの確認のようにシェリルに聞いてきた。


「はい。特に問題はありません。あるとしたらくぅちゃんが今日は少し静かなところでしょうか。」


「おいおい。子供は元気が一番だぞー」


と俺に言ってきたのでとりあえず俺はきゃいきゃい言って喜んどいた。


父親の方も満足したようで俺をシェリルに渡し、飯よろしくなと言い風呂場に入っていった。

確かに少し汗臭かったもんな。


シェリルは俺をリビングにおいて

父親の飯の準備を用意するためにキッチンに行った。


それでもシェリルはキッチンで包丁を使いながらも俺から眼を離さない。

俺は試しに手を上げて遊んでアピールしてみると、父親の料理そっちのけですぐさま俺の元にきた。


やっぱりダメイドだなこいつ。ちょっと俺と遊んだらシェリルはまた食事の用意に戻る。


そしたらリビングに母親がやってきて俺を抱っこしながら

もう遅いから寝ましょうねーと言って寝室に連れて行く。


確かに外はもう真っ暗だ。それにしても今日は色々あった。

ゲームやろうかと思えば知らないところに転生して、また新たな人生を送ることになっている。


あれ?なんか忘れているような。。。


俺はメニューを開いて眺めていると思い出した。


まだ俺は予約特典の[世界級ランダムセット]を開いていない。

ちょうどいい寝室についたら開いてみようか。

世界級っていうようだしさぞかし素晴らしい物が入ってるに違いない。


寝室に入り俺はいつもの幼児ベッドに寝かされた。


母親はいつもの事だろうか。子守唄みたいなのを歌ってくれている。


だがランダムセットが気になっている俺は眠れるわけもなく寝たフリをした。


俺の目が閉じたことを確認した母親は父親の所へ行くのだろう。

部屋から出て行き扉の音がしたとき俺は目を開ける。


そしてメニューと念じてアイテム欄の[世界級ランダムボックス]を選択する。


使いますか?というウィンドウが出てきたので俺は[はい]と念じた。


すると目の前から暖かい光が拡散し、虹色のダイヤモンドが上から5個俺の手元に落ちてきた。

あれ4個じゃなかったっけ?特典とか思いながらも

そのまま虹色のダイヤモンドは俺の前に来て浮遊し粒子となってはじけた。


俺はびっくりしてリアクションが取れなかったが、コッソリやってよかった。

こんな不思議な現象人に見せられるわけが無い。


ウィンドウには入手アイテムを確認しますか?と出ていたので[はい]を念じた。


するとウィンドウから5個のアイテムが映っていた。


[世界級] 召還獣チケット

[世界級] 武器チケット

[世界級] 防具チケット

[世界級] 指輪チケット


[おまけ] 月魔法


なんかもうチートくさいのが5個も入っていた。

魔法に関しては意味が分からない。

月魔法なんて初めて聞いたぞ俺。


まぁこのチケットは後で使うとして月魔法の詳細を見てみよう。


メニューと念じてステータスを見る。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


種族:人間

名前:クーデリア・セシル

性別:男 称号:世界と絆を結んだ人間

年齢:5ヶ月

ジョブ:絆人

レベル:1


HP:10/10

MP:10/10

STR:10

DEF:10

MAT:10

MDE:10

AGI:10

LUK:10


状態:健康


スキル:[世界眼] [月魔法]


加護:世界の加護


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


おおスキルに魔法が!


早速俺は詳細を開く。



[月魔法]

雷神魔法と聖神魔法が組み合わさった超攻撃型複合魔法。

雷魔法を使うと聖属性も上乗せされる。逆も然り。

月魔法という独自の魔法も存在する


ただし聖魔法を使うと雷属性も上乗せされてしまうので治癒等はできない。


[月魔法/恩恵・罰]

魅力・幻惑・精神操作の状態異常にかからなくなる。

聖魔法の効果で上記以外の状態異常にはかからないので、

実質全部の状態異常無効。


雷魔法、聖魔法は無詠唱で繰り出すことが出来る。

月魔法は詠唱しなければ発動しない。


満月の日は任意でステータスを3倍まで上げ、無詠唱で月魔法を唱えることができる。

ただし新月の日は月魔法は詠唱しても発動しない。他の魔法の威力も3分の1になる。


補足:雷神魔法は雷魔法が上級かつ全ての雷魔法を習得すると得られる

補足:聖神魔法は聖魔法が上級かつ全ての聖魔法を習得すると得られる



デメリットあるとはいえ月魔法さんまじぱねぇっす。

てことは俺は雷と聖の魔法は使えるということか?

てか聖魔法でも治癒使えるみたいな事書いてあるから治癒魔法の存在意義とは一体。。。


まだ舌が回らないから月魔法の詠唱が俺は出来ないが雷魔法もしくは聖魔法ならいけそうだ。

確か説明書では初級、中級、上級があるって書いてあったっけな。


試しに魔法欄開いたら雷と聖と月の3つの欄ができていた。

[雷/初級]と俺は念じたら新しくウィンドウが出てきた。


[雷/初級]

ライトニング 消費MP10

帯電     消費MP3 

雷網     消費MP8

雷剣     消費MP15


とりあえず部屋では雷魔法ぶっぱはできないから

この安全そうな帯電でもやってみようかな?


俺は寝室の角にある観葉植物らしきものに[帯電]と念じてみた。


すると観葉植物の周りにバチバチバチッと

踊っているように青白い電気がまとわりつく現象になった。


雷と言えば黄色だが聖魔法が上乗せされたのか綺麗な青と白の混合された輝きが放たれていた。


とりあえずバチバチうるさかったので、[解除]と念じたら消えた。


かっけぇ魔法だなぁと思いながら自分のステータスを確認するとMPも7/10となっていた。

そうやって俺は生後5ヶ月にしてなんかチートくさい魔法を手に入れてしまった。


次の日屋敷中に母親だろう。叫び声が響いた。


俺も熟睡していたがたたならぬ様子に意識が覚醒した。

そしたら同じ部屋に寝ていた母親が部屋の隅っこを指を指してなぜか怖い顔をしている。


俺はその顔が向いてる方に体を傾けると

前日の夜に帯電かけた観葉植物が丸焦げになっていた。


そうか。。きっと魔法かける対象に雷耐性ないとやっぱり焦げるのか。


しかしこの観葉植物焦げてるの暗くて全く気づかなかった。どうしよ?これ。


シェリルもどうしましたか!?奥様!と言いながら勢い良く部屋に入ってきて、状況を把握していたが

全てを把握していた俺はとりあえず心の中で謝った。みんなすまねぇ。


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