話し合う女子高生6
A子「先ほど猫耳を拾ってしまいました!」
B子「元あったところに返してきなさい。」
A子「猫じゃないよ!猫耳だよ!」
B子「なんでそんな物持ってきたんだよ…。」
A子「それはもちろんB子ちゃんに着けて遊ぶためだよ!」
B子「悪いけど私は猫アレルギーなんだ。」
A子「猫耳じゃアレルギー起こらないよ!それにこの前一緒に猫カフェ行ったじゃんか!」
B子「とにかく私はそんな物着けないからな。」
A子「それじゃあ私の猫耳欲はどうしたらいいのですか!」
B子「秋葉原に行けばそういうの着けた人たくさんいるんじゃないか?」
A子「ホントに!?」
B子「あー、でもお前は行かない方が良いかもな。」
A子「えーなんでよー!」
B子「あそこに行くとお前が汚染されそうで怖い。」
A子「汚染って…。あそこに何かあるの?」
B子「お前には純粋なままでいてもらいたいんだ…。」
A子「むー、しかたないなー。」
A子「そもそも知らない人の猫耳姿を見ても意味無かったね。」
B子「知っている奴だったら面白いんだけどな。」
B子「分かったらその猫耳を元あった所に返しておけよ。」
A子「はーい。」
B子「……………えっ、そこって……。」
A子「D子ちゃんの机だよー!借りてたノートを返そうと思ったら委員長のお仕事でいなかったんだよねー。」
A子「だからノートを机の中に入れておこうと思ったら猫耳を見つけたの!」
B子「そ、そうなのか…。」
D子「あら、A子さんにB子さんじゃない。まだ教室に残っていたの?」
A子「あ、D子ちゃん委員長のお仕事お疲れ様!借りてたノートを返すね!」
D子「ああ、そうでしたね。でも、今度からは自分の力でノートをとりなさいね。」
A子「わ、わかってるよ!明日から気合い入れて勉強するよ!」
D子「ふふ、頑張ってくださいね。」
D子「あら、どうしましたB子さん?」
B子「あ、あー…。ちょっとA子、私D子と話したいことがあるんだ…。だから少し席を外してくれないか…?」
A子「ま、まさか…愛の告白…?」
B子「そんなんじゃないから早く外に出とけ。」
A子「わかりましたー!」
D子「話したいことって何のことかしら…?」
B子「あー、そのー、何だ…。実はなお前の机の中の物見ちゃったんだ…。」
D子「え…?」
B子「机の中の猫耳を見てしまったんだ…。」
D子「…………。」
B子「べ、別に悪気があったわけではなくて…。」
D子「…………。」
B子「趣味って人それぞれだし!」
D子「バレてしまいましたのね…。」
B子「ま、まあ…。」
D子「私がメイド喫茶ハニーローズでNo.1カリスマメイドをやっていることがバレてしまったのね!」
B子「え?」
D子「学校では真面目な委員長キャラのくせにメイド喫茶では、おいしくなーれ!萌え萌えきゅん!とかって言っていることもバレてしまったのね!」
B子「え?」
D子「もうおしまいですわ!明日から学校中の皆が私のことを蔑んだ目で見てくるのね!」
B子「あの…。」
D子「学校に無断で働いていた事がバレてしまったら退学させられてしまうわ…。もうおしまいよ…。」
B子「な、なあD子ちゃんと話を聞いてくれないか…?」
D子「そうですわね…。何がお望みなの?お金?それとも奴隷にでもするつもりですか…?まさか私の身体を…!?」
B子「私は誰にも言うつもりは無いしなにも望んでないよ。」
D子「……え?」
B子「そもそも私は猫耳のことしか知らなかったのんだけど…。」
D子「……え?」
B子「ほとんどD子が自分で暴露しちゃってたんだよ…。」
D子「そ、そんな…。」
B子「ホントに誰にも言わないから。また明日からいつも通りの委員長でいてほしいな。」
D子「う、うわーーーーん!!!もういやーーー!!!」
B子「ちょっ…。D子…。」
A子「D子ちゃんすごい勢いで教室を出ていったけどどうしたの?」
B子「私が余計なことを言って傷つけてしまった…。」
A子「もう、そういうの良くないよ!今度あったらちゃんと謝るように!」
B子「っていうかそもそもお前が勝手に人の机を漁ったから始まったんだからな…。お前も同罪だ。」
A子「わかったよ!明日猫耳を着けて謝ろうね!」
B子「さらに傷をえぐってどうすんだ!!」
是非感想や評価をお願いします。