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お題「雪」「墓場」「業務用の関係」
ジャンルは「青春モノ」
「なあ?業務用の関係の俺でもお前かわいそうだと思うぞ」
「俺は友だとだと思ってたけどそこ強調するんか……」
俺が通うこのあおはる高校(名前バカっぽい)
は他の高校に比べて珍しい学科を置いてある。その名も実習科。実習をひたすら行う学科で家庭教師、清掃業者、プログラマーからホテルマン、果ては医者、政治家、水林農工商全ての職業の実習を5人1組の1班で3年間で行う。
3年で終わらせるために休日は基本日曜のみ(予備日の土曜が休みの時もあるが3年で1回あるかないか)ゴールデルウィークとお盆は2日、年末年始と春休みは4日あるだけ。
正直無茶だと思う。
けど実際にもう10年もたっており卒業生は全て優秀な人材として世界で活躍している。タレント、社長ぐらいかスパイや勇者なんて奴もいるらしい。
間違えても後者にはなりたくはないが。
まあこんな感じなので志望者も多く優秀な人材が集まる。まさにダイヤを磨いてるわけだが、それにしても2クラスしかないのに80人中43人が女子というね。すごいな。
話がそれてしまったが今回も実習が問題だった。
先週おくりびととスーパーメディアクリエイターと錬金術士と隕石ハンター、ぜとりや。先々週はニート、在宅ワーク10種、作家。
そして今回は救急救命士、消防士、ライフセーバー、自衛隊、兵士。死ねと言いたいのかこいつは。馬鹿じゃねぇの?
いや隣の班の「幻獣ハンター」よりはマシだろうけど(実際北極に行ったりする。故に1日一個の原則が一週間になっている)それでもこのスケジュール酷くね?
いくらなんでも無理でしょ?
でもそれを押し通すことのできる個性的で天才な教師陣とメンバーなんだよな。何故一般人で受かっちまったのか。
俺は絶対落ちるし受け狙いで行っとこうと思って受けただけなのに。
しかも途中から鉛筆で答え決めてたのに。
あー苦痛。
しかもリーダー。報告書わら何やらやらされるし最悪。
こんな愚痴を毎日のように、それこそ600回は言っていた。
「まあお前の引きの悪さは認めるとして……おい詐欺師、ペテン師、マルチ商法、墓泥棒、僧侶ってお前僧侶はこれとかと一緒じゃねぇだろ!?」
「高杉……人のこと言ってらんねぇな……まぁお互い頑張ろうぜ」
「ああ……」
そんなこんなで俺らは今日も実習だ。
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「いくらなんでも日本内にしろよ!なんでエベレストで救急救命士やらないといけねぇんだよ!!こんな吹雪の時に!!!頭おかしいだろ!!!!」
「リーダー煩い」
「リーダー黙れ」
「リーダー邪魔さっさと行って」
「リーダーすみません。もう少し早くしてください」
「だぁぁぁぁあああああ!!!って見つけたぁ!」
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「うちの中にまだ子供が残ってるんです!!」
『リーダー行ってこい』
なんで俺1人で!みんなで行けばいいじゃん(それでも助けに行く)
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「敵は3体しかいないらしい。行くぞリーダー」
「なんで俺らガン○ム乗ってんの!?兵士つってこっち!?」
「リーダー指示はしっかり聞きなさいよ」
「お前らもオペレーターとか慣れすぎだろ!!!」
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「おい先週どうだった……」
「ああ高杉か……余裕余裕……別に赤いザクからも運良く逃げれたしな……そっちは?」
「俺も余裕だったわ……最後の僧侶で罪の償いしろ……って休みが潰れたぐらいだわ」
「お互い大変だったな」
「あぁ今度こそは」
[12班 αドラ○バー、海軍大○、プ○モーター、陰陽……]
「いいかげんにしてぇぇぇっ!!!!」




