懐かしい幼馴染
二学期の初日、私はあなたと再会した。
私の大切な存在、そして忘れられない存在になる人に....
だから、あの時のわたしは再会したくないと思っていた。
でも、今なら言える。
再会してよかった、と。
「す・・・昴・・・・?」
え・・・どうして・・だって・・・だって・・・
と・・・考えていると隣の席から・・・
「ど・・・どうして・・・」
吃驚しているような声で優斗が言った。
そしたら教壇のほうから・・・
「はじめました。黒田昴です。ちなみに・・・優斗と葵の幼馴染です。
よろしくお願いします」
愛想よく、昴が自己紹介をした。
「席は~・・・優斗の後ろの席だ。」
先生が淡々と言った。
それを聞いた昴はゆっくりと歩いてきた。
「久しぶり。優斗、葵。」
なんて声が頭の上から降ってきた。
「ど・・・どうして昴がここに・・・?だ、だって・・・」
アメリカにいるんじゃ・・・・。
「その話は帰りにするからとりあえず、よろしく笑」
じゃぁ・・・残りの高校生活は昴といれるんだっ!!
「うんっ!!よろしくねっ!!」
わたしは元気よく言った。でも・・・
「お前、俺の説教忘れてるだろ。」
あっ・・・そうだった・・・。
「・・・その顔は忘れてたな。」
・・・はぃ。忘れてました・・・。
・・と心の中で思ってたら・・・
「何?朝、何かあったの?」
昴が不思議そうに聞いてきた。
「・・・それがな・・・。」
朝のことを話して、話し終えたら・・・。
「ぶはっ・・・笑 あ・・あいかわらすだな・・笑
それは優斗も怒るだろ笑」
「だろ?」
「えっ・・・ひどいっ!!」
こんなに笑うなんてっ・・・・。
「それはお前が悪い。」
「巻き込まれた優斗もどんまい笑。」
「いっ・・いじめだっ・・・!!」
2人してわたしを攻めてっ・・・。
なんて、くだらない話をしていると・・・
「お話し中悪いがもう終わるぞ。」
と、先生に言われた3人は『すみません』と謝った。
「よし。じゃあ終わるか。」
と・・先生が言ったので出席番号1番の女子が
号令をかけて学校が終わった。
そしたら、わたしたちのグループのなかで自己紹介が行われていた。
「わたしは、あおちゃんの親友の樋口優花です。」
「俺は、優斗の親友の田中海でーす。海って呼んで笑」
昴に対して2人が自己紹介をした。
そしたら昴も・・・
「改めて、俺は黒田昴です。これから友達としてよろしく。」
と、お互い紹介して優花と海君ちはすぐに仲良くなっていた。
3人がいろいろ話していた時優斗がいきなり・・・・
「昴。説明してくれ。」
いきなり優斗が言った。
たしかに・・・気になる・・・。
と、思っていたわたしは、
「優花と海君は先に帰ってて。
わたしたちちょっと話があるから・・・ごめんね。」
軽く頭を下げて言った。すると二人は、先に帰った。
「じゃあ・・・・私の家の近くの公園まで行こっか。」
と、私は2人に向かって言って、3人で公園まで歩いて行った。
わたしたちは歩いて10分程度で公園に着いた。
そしてわたしたちは公園にあるベンチに座って昴に問いかけた。
「ねぇ・・・どうしたの・・・?」
・・・・戻ってくるなんて・・・何かあったんじゃ・・・
なんて、いろいろ悪いほうに考えてしまって胸がズキズキと痛む。
「なぁ・・・・どうして戻ってきたんだ・・・?」
・・と優斗が私が考えていることを察したのか
わたしが聞きたいことを言った。
すると・・・昴はやっと閉ざしていた口を開けて話し始めた。
昴がむこうに行ったときに話を・・・・