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大罪と美徳 短編集  作者: 秋雨
大罪美徳親善企画集
29/31

大罪美徳親善企画その1  “正負のバスケ!“

「さあさあ、大罪美徳親善企画スポーツ部門、此度はバスケとなります。実況は憤怒の上級系譜、久遠光一が務めさせていただきます。そして……

「井上弥生です。よろしくお願いします」

「はい、ではまずスターティングメンバーのご紹介から」


大罪チーム

C:荒川公人

PF:明治我夢

SF:朝霧裕樹

SG:武田シバ

PG:大神白夜


美徳チーム

C;鳴神王牙

PF:北郷正輝

SF:一条宇宙

SG:天草昴

PG:御影凪


「大罪チームは3m級が2人、バスケで上背で劣ると言うのは不利ともいえますが……」

「称賛1つで決まるとも限らないのが勝負です。それに、彼等が並ではない事は誰もが承知の事実の筈ですよ」

「違いありませんね――さて、ではジャンプボールから始まりました。「まずは美徳ボール、そして斬り込むは一条宇宙だ!」


「さて――行くぞ」


「夫早い早い! 風の様な軽やかなドリブルにダッシュ、ドライブはまさにカマイタチ!」

「こういう競技だと、スピード自慢の宇宙君ははえますね」

「おっと、一条選手とンダ! そして――ボールを高高度から、投げ込んだ! 投げ込み式ダンク、決まったあっ!」


「流石宇宙だな……よし、大神!」

「――ふんっ」


「さあ次は大罪チームの攻撃、次にボール思ったのは、朝霧選手! おおっ、早い早い!」

「一条君が柔だとしたら、朝霧君は剛と言った所かしら?」

「おおっ、契約者最強の嫌疑で培った踏み込みを応用してのドライブだあ! さあゴール舌に辿り着き――よし、ダンク決まったあ!」


「――流石、勇者と称されるだけあって、斬り込むのはお手の物か……ならば、我が動かねばなるまい」


「さあいきなり互いに、勇者と称される2人によって、接戦への期待高まる中、ボールは北郷選手の手に渡ったぞ!」


「……さて」


ダぁンっ!


「――! なんだあっ!? ドリブルの音が、競技場全体に響くかと言わんばかりの轟音だあっ!」

「――どうやら、契約者最強の攻撃力を誇るその能力で、早く重いドリブルを展開してるようね」

「確かに、ドリブルである事は、間隔を挟んでの轟音と腕の動きだけ! ボールは全然見えません!」


「一条、朝霧とはまた違った活躍をせねば――な」


「まるで巨人の更新かと言わんばかりに、北郷正輝のドリブルは早くて重い!」

「あれはカット何てまず無理そうね」

「さあ、駆けだした――って、あのスピードのドリブルで!?」

「あれだけ早いと、コントロールも大変でしょうに」

「おっと、跳んだ! そして――ダンク決まった!」

「今のところ、全得点がダンクね。派手な試合展開だわ」


「……やれやれ」


「さあ大罪ボール、現在ボールは大神選手がドリブルし――ゆっくりと進んでいく」

「――さて、今度はどんなプレイが見れるのか楽しみね」

「さあ、御影選手がマークついたぞ!」


「なんだ? 随分とスローペースだな」

「別に急ぐ必要などあるまい?」


キュッ! ダムっ……!」


「――!」

「皆、私の前に跪くのだからな」


「おっと、大神選手が切り返した途端、御影選手が転んだ! フォローに2人駆けだし――ダメだ、そのフォローも大神選手が切り返した途端、2人して尻もちをついた!」

「――何が起こってるのかしら?」

「わかりませんが、ゴールは間近!」


「させるか!」

「うおおおおおおっ!」


「それを阻止すべく、一条選手と鳴神選手が飛んだ!」


「……万歳三唱の出迎え、御苦労」


「おっと、フェイクだ! 2人を交わし、大神選手ダンクだあっ!」

「ここまでの特典、全てダンクね。さて……」

「さあ、試合再開。美徳は天草選手がボールを受け取り――おっ? おおっ!!?」

「ゴールしたからシュートを撃ったわ。高いわね……天井に届きそう」

「さあ、ボールが落ちて来た! どうだ、どうだーーー!?」


「――この程度なら、造作もないよ」


ヒュパっ! バンっ……!


「入ったあっ!」

「……流石は天草君、これ位は造作もない……という所かしら?」

「シュート範囲はコート全体ときたあっ! さあ次は大罪ボール……え?」


「――その通りだ」


「まさか……大神選手も、ゴール下から撃った!」

「これは……入るわね」


ヒュパッ! バンっ……!


「これは、オールコートディフェンスが互いの主流になるな。となれば……」

「おい大神! ここはオレの出番だろ!」

「――そうだったな。すまなかった、武田」

「――ちっ!」


「さあさあ試合はわからなくなってきたぞ!?」

「では、ここで一旦タイムアウトね。続きは次回をお楽しみに」


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