表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
写真  作者:
3/4

第3話:写真と封筒

一本の苗は大事そうに囲いに囲まれていて、その囲いの周りには雑草が生い茂っていて、その後ろには、どこか切ない青空が広がっていた。その時に一瞬、俺の中でこの苗にそっくりな一本の苗の描写が走った。それはどこか見覚えのある感じだったのだが、ほんの一瞬の出来事だったので、その正体が何だったのか確認することが出来なかった。今のは何だったのだろうかそう思い出だそうとすればするほど俺のそばから遠ざかって行く。この写真を見れば見るほどその苗のことが気になりだす様な気がした。

 ふと気づくと、俺は自分の部屋のベットに座っていた。いかん、いかんと自分に言い聞かせると、不思議な写真をその場において、風呂に向かうことにした。

 次の日は、なぜか早めに5:00ごろに起きてしまって、すっかり寝不足モードで仕事へ行く仕度をし、会社の始業時間である、7:00に一番乗りするつもりでいた。昨日の写真のことなどすっかり忘れて、パンにジャムを塗り、6:45発の電車に間に合うように少し早めに部屋を出た。しかし、何かを忘れたような気がして、マンションの駐車場のど真ん中で、立ち止まって考えてみてた。何だったかな〜と考えているうちに時間は急ぐように過ぎていった。と、その時だった。漫画などでよくある、お決まりの電球がピカッと光った。そうか、新聞を取り忘れていたんだ。急いで取ってしまわないとまた管理人になんか言われてしまう。一気にロビーまで戻ってポストまで走ると、時計の針は6:40を指していた。今日の唯一の目標が達成できないかもしれない。早くとって早く仕事に行こう。そう決心すると、一気に新聞を引き抜いた。その時に一通の封筒がそばに落ちた。差出人は・・ミヨシ・・ケイゴ・・ああ、中学の時の先生か。でもなんでこんな日に封筒を出すんだろう。俺は時間はなかったが、別に早く行っても何も変わらないのでその場で封筒を開くことにした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ