魔王の力
今川、織田両軍の戦況は一方的なものになっていた。
今川本陣の守り5千500に対して織田軍2万
どんどんと義元の元へ攻めよって来る織田軍に対して義元は機を持っていた。
「まだかまだか!2万の兵はまだか!」
義元は織田軍の攻撃後に周囲を囲むように集結する自軍の兵2万を待っていた。
義元に詰められた側近の兵が頭を垂れて返答をする。
「雪斎様は本陣を離れる前に合図をだしていました!
お味方が来るのももうじきかと!」
「速くせんか!その前にまろがやられては本末転倒ぞ!」
「はっ!確認してまいります!」
側近が確認に本陣を離れたと同時に義元は背中に悪寒が走った。
「なんじゃ、背後になにかおるのか」
「野生の感は鋭いようだな、義元」
振り返った義元の眼前にいたのは織田軍総大将織田信長だった。
「の、信長じゃと・・・なぜここにおる」
「何やら策を練っていたようだがもう遅い
援軍が来る前に貴様は死ぬ」
信長はゆっくりと抜刀した。
「父上と織田信長が接敵した参るぞ!」
そのころ近くに待機していた今川氏真が3千の兵を率い動き出していた。
「元康も僕に合わせて動き出すころだろう
ふふ、僕に味方してくれるよね・・・元康」
そして大高城にいる元康も総勢2千の兵を率い動き出そうとしていた。
「義元様を救いに行く、みな準備はいいか」
「いいのですか、義元様は元康様を
戦のどさくさに紛れて暗殺しようとしているのでしょう」
数正の問いに元康は笑いながら答えた。
「その時はお前らが俺を守ってくれ
俺はみなを頼りにしている
それにここで義元を助ける動きをしないとのちのち逆臣として見られても厄介だしな」
「桶狭間到着後、織田の背後から急襲
氏真様は俺が味方だと思っている、その間に織田の包囲をこじ開け
今川本陣に合流する
織田、氏真両方から義元様も守るのだ、いいな?」
元康は大高城を出て桶狭間山へ向けて進軍した。
総大将同士のつばぜり合いが続いてた。
しかし信長は余裕のある動きで追い詰め
義元は防ぐのでいっぱいいっぱいであった。
「まさか、ここまで差があるとは」
「くく、どうした義元
海道一の弓取りの名が聞いて呆れる」
「くそっ【左文字切り】!!」
義元のアクティブスキルによる連続攻撃
しかしレベル60の義元に対して信長はレベル80
信長は義元の斬撃にも軽く捌き反撃の一太刀を浴びせた。
「ぐわああ、まろが!まろの血があああ!!」
義元は久方ぶりの刀傷を貰いたじろいだ。
「義元、あっけなかったがこれで終いだ」
信長はまるで玩具に飽きた子供のような表情で
義元に止めをさそうと刀を振り上げた。
しかしそれを振り下ろす前に信長は異変に気付いた。
「義元様!援軍2万が到着!本陣との挟撃で
織田軍を押し返しております!」
「信長様!後方から今川軍3千が出現!
率いているのは今川氏真でございます」
義元と信長両方の伝令が同時に今川軍の増軍を伝えた。
「氏真じゃと?なぜあやつがここにいる!
駿府城の守備を任せておいたはず、だがこの際どうでもよい!
信長!形勢逆転だ!」
「ふんっ興が覚めたわ、だが全て想定通り
後はあやつらに任せるとしよう」
信長は刀を納め義元に背中を向け戦場を去ろうとした。
「おっと、ただで去るのもつまらんな
義元、置き土産を一つ置いておくとしよう」
信長は義元にそう言うと黒い霧に包まれ姿を消した。
それと同時に黒い雨雲が更に黒くなり辺りは夜の様に暗くなった。
更に空には赤い月が出現し地面には黒い彼岸花が咲き乱れた。
「なんじゃこの空は!月は!何が起こっている」
混乱する義元は更に辺りに黒い霧が漂っているのに気付いた。
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織田信長のパッシブスキル【第六天魔領域】の効果
第1段階 魔煙発動 移動制限
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「魔煙だと?」
黒い霧に包まれた今川軍の兵士達は極端に動きが鈍くなり
残った織田軍に次々と切り伏せられていった。
「くそっとんだ置き土産だ
氏真ーー!早くまろを助けに来るのだーー!」
今川軍(松平軍含む) 残り2万4千
今川義元 太源雪斎 松平元康
織田軍 残り1万7千
織田信長 柴田勝家 丹羽長秀 木下藤吉郎 岩森一矢
氏真軍 残り3千
今川 氏真
今川、織田両軍の戦いも終盤に差し掛かっていた。




