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パーカー人生

作者: 佐伯朔
掲載日:2026/01/24

世間では、その人の生き方や、特定の何かに全てを捧げている状態のことを、○○人生とよんだりする。


この方法で私の人生を一言で表現するなら、()()()()()() になるだろう。


読んで字の如くパーカーだけを着続け、他のものを一切着てこなかったのだ。

夏には半袖パーカーを着るし、冬にはパーカーを2枚重ねて着るか、厚手のパーカー1枚で過ごした。


もちろん、下はきちんと履いている。

ズボンはパーカーではないので履かない、という判定には流石にならなかった。

しかし、ズボンに関しては特にこだわりはなく、いつもユニクロかGUで買うか、母が買ってきてくれたものを履いていた。


私が小学生だった時、同じクラスの友達から

「なんでずっとパーカー着てるの?」

と聞かれたことがあった。


私はその質問に答えることができなかった。


自分が何故パーカーをずっと着ているのか、自分でも分からなかった、というより気にしたことがなかった。

物心ついた頃には既にパーカーを着ていたし、母もパーカーしか買ってこなかった。


しかし、それに対して特に疑問を持ったことはなかったし、なにより私自身もパーカーを着るのが嫌いなわけではなく、むしろ好きだと思う。


私の通っていた小学校は制服がないので私服で通っていたのだが、どうやら中学校と高校では制服があるのが一般的らしい。

ただ、一部進学校では制服がなく、私服登校であるということを知ったのは、私が小学3年生の時だった。


私はそこから、必死で勉強した。

せっかく受験するなら中高一貫の進学校がいいなと思った。


もし合格する事ができれば、6年間パーカーを着続けられる事が確約されるから。


父が入れてくれた学習塾で勉強を頑張り、努力の甲斐あって無事第一志望の中学校に合格する事ができた。

これでもう、私がパーカーを着る邪魔をするものがなくなったと思うと、無性に嬉しかった。


中高の6年間はそれなりに楽しかった。

パーカーが着られるのはもちろん、進学校ということもあり同級生たちの意識もそれなりに高く、大学受験にそこまで苦労することはなかった。


大学はもちろん文系を選んだ。

白衣を着ていては、パーカーが着られなくなるからだ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー









こう振り返ってみると私が人生で一番頑張った時って、中学受験した時かもなぁ


この話面接でして一回でも笑い取れたらワンチャンあるかなぁ


私服OKの企業って意外と少ないから、早めに決めたいとこなんだけど






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