パーカー人生
世間では、その人の生き方や、特定の何かに全てを捧げている状態のことを、○○人生とよんだりする。
この方法で私の人生を一言で表現するなら、パーカー人生 になるだろう。
読んで字の如くパーカーだけを着続け、他のものを一切着てこなかったのだ。
夏には半袖パーカーを着るし、冬にはパーカーを2枚重ねて着るか、厚手のパーカー1枚で過ごした。
もちろん、下はきちんと履いている。
ズボンはパーカーではないので履かない、という判定には流石にならなかった。
しかし、ズボンに関しては特にこだわりはなく、いつもユニクロかGUで買うか、母が買ってきてくれたものを履いていた。
私が小学生だった時、同じクラスの友達から
「なんでずっとパーカー着てるの?」
と聞かれたことがあった。
私はその質問に答えることができなかった。
自分が何故パーカーをずっと着ているのか、自分でも分からなかった、というより気にしたことがなかった。
物心ついた頃には既にパーカーを着ていたし、母もパーカーしか買ってこなかった。
しかし、それに対して特に疑問を持ったことはなかったし、なにより私自身もパーカーを着るのが嫌いなわけではなく、むしろ好きだと思う。
私の通っていた小学校は制服がないので私服で通っていたのだが、どうやら中学校と高校では制服があるのが一般的らしい。
ただ、一部進学校では制服がなく、私服登校であるということを知ったのは、私が小学3年生の時だった。
私はそこから、必死で勉強した。
せっかく受験するなら中高一貫の進学校がいいなと思った。
もし合格する事ができれば、6年間パーカーを着続けられる事が確約されるから。
父が入れてくれた学習塾で勉強を頑張り、努力の甲斐あって無事第一志望の中学校に合格する事ができた。
これでもう、私がパーカーを着る邪魔をするものがなくなったと思うと、無性に嬉しかった。
中高の6年間はそれなりに楽しかった。
パーカーが着られるのはもちろん、進学校ということもあり同級生たちの意識もそれなりに高く、大学受験にそこまで苦労することはなかった。
大学はもちろん文系を選んだ。
白衣を着ていては、パーカーが着られなくなるからだ。
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こう振り返ってみると私が人生で一番頑張った時って、中学受験した時かもなぁ
この話面接でして一回でも笑い取れたらワンチャンあるかなぁ
私服OKの企業って意外と少ないから、早めに決めたいとこなんだけど




