準備【美来side】
パソコンが準備できた。
やはり、地球の技術というのはすごいものなのですね。
ココには、そんな発展してない技術がありませんから。
どのようにあんな腐った技術が発展したのか、詳しく知りたいです。
残念ながら、地球の文献はココにはありませんが。
でも本当に、“あの人たち”を説得して正解でした。
リスクを冒してでも手に入れたいものがあるというのは、こういうことなのですね。
初めて成功率の低い行動をしましたが、案外悪くないですね。
こういう行動も、やはり彼の影響でしょうか。
仲間が増えるというのも初めてでしたが、彼から学ぶことが少なくともありそうですね。
……さて、雑談はここまでにして。
仕事をきちんとしなくてはいけませんね。
私はイケナイコトをする、ワルイコではありません。
イイコなので、ちゃんとやるんです。
〈最終確認を開始します。完了したら画面の「OK」を押してしてください〉
ドームの中に洋館の設置……完了。
各エリアの環境設定……完了。
シアタールームの設置……完了。
ルールの設定……完了。
貨幣の一定数準備……完了。
ショップの各エリア設置……完了。
全部の準備が終わったので、これで“ゲーム”が始められそうです。
私は躊躇うこともなく、「OK」を押した。
あとは魔法でターゲットをワープさせたら、始められますね。
魔力を集中させ、ターゲットを召喚する術式を描く。
……さて。
裏切るのも自由、協力するのも自由な楽しい“ゲーム”、始めましょうか。
私はクスッと笑いながら、もう一度魔力を込めた。
これからどんな展開になるのか、不本意ながらも楽しみです。
“あの人たち”の期待に応えられるよう、せいぜい頑張ってくださいね。
そう思いながら、私は魔法を発動した。




