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ボクの初恋のひと 出会いそして最初の失恋  作者: 明けの明星


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25/28

冬~寒さ厳しい頃から

中学受験というのは、だいたい1週間くらいの間に

いろいろな中学が入試を行うそうだ。


入試は学校によって1回のところもあれば、

数回やるところもある。


寒さが一番厳しいといわれている

2月のはじめから1週間くらい、

朝、親に付き添われて駅に向かっている6年生の姿を見た。

ボクのマンションにも何人かそういう受験生がいた。


でも、まあボクの様な1年生にとって、

学校生活に中学受験は全く関係ないことで、

クラスで話題になることもなかった。


それより担任の先生は、

「来月、3月には6年生が卒業します。

この学校を巣立って、4月からは中学生になります」

とボクたちに伝えた。


そして、お世話になった「おっきいさん」に感謝のお手紙を書く、

という課題が出た。


ボクたちは卒業式には出ないので、

それより前に「お別れ会」があるのだそうだ。


2月の1周目を過ぎた頃、

毎朝の登校班の先頭にあすかがいた。

ひさしぶりに学校でその姿をみた。


あすか、どうなったんだろう。

受験の結果がきになったけど、

知る由もなかった。


まいかに聞くのも、とためらっていたけど、まいかの方から

話題にしてきた。

夕食の時、塾の話をはじめ、

「6年生の合格した中学が塾の廊下にはり出してある」

そうで、

「マンションのゆうとくんはY学園、6年1組のあやちゃんはA女子中、

それから、あすかちゃんはT学院だって」


ボクはドキッとした。

でもまいかに悟られないように表情を変えずにいた。


「みんながんばったのね。どこも難関だわ。

あすかちゃん、T学院さすがね」

とママが言った。

T学院はかなりレベルの高い学校で人気もあるので

倍率はかなりのものだそうだ。


ボクが前に図書室で学校案内を見た時、

女子はリボンのついたブラウスにチェックのスカート、

男子はボタンのついていない詰襟の上着といった制服を着た

男女が載っていた学校だ。

校舎は西洋風で洋館のようだったのを覚えている。


学校ではときどきあすかのことを見かける、いつもの日常が戻ってきた。

そんなある日、学堂クラブの帰り、あたりはすっかり暗くなったころ

帰宅するために校門に行くと、そこにあすかとあすかのお母さんがいるのが見えた。


「T学園は医学部への進学率がよくない」

そんな言葉が聞こえてきた。

あすかのお母さん、なにか不満なのか厳しい顔をしていた。


そういえばあすかのお母さんって、たいてい不機嫌そうだった。

あすかと話しているときは特にいつも何か命令するように言っていた。


「あすかの夢は医者になることじゃないのに」

ボクはそう思った。

あすかのお母さんは知っているんだろうか。


たぶんあすかは知られたくないんだ、

ボクだったらいつも不機嫌そうなお母さんだったら

自分の本当の夢は話したいと思わない。


あすかの夢が叶ういますように、

ボクは願った。


そんなころ、6年生とのお別れ会で感謝のお手紙とは別に、

誰か特定の相手にメッセージをおくるということをすると言われた。


小さなカードにメッセージを書いて相手に渡す。

そんな企画だ。


3月に入り、もうすぐ2年生と言われることが多くなってきた。

それは6年生の卒業ももうすぐだ、ということだ。


6年生とのお別れ会の日がやってきた。

お別れ会は、6年生と1年生、6年生と2年生といったように

順番に行われる。


教室3つ分くらいのスペースのある多目的室で

6年生、1年生が勢ぞろいして会は始まった。



もうすぐ卒業式、別れの季節ですね。

あと2話くらいでとりあえず完結予定です。

応援していただけると感激します。

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