表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

47/135

47 お使いの報告と古式魔法スキル

 セーフガルドへと馬車で帰ってきた私。

 帰る前に海宴亭へ寄って、前回食べられなかった海の幸を味わってきた。

 エルミナーゼさんの食べた、二種の海鮮卵のご飯ドンブリだ。

 あの味はブルーアーチンに負けず劣らずだ。

 また食べに行く機会があったらいいな。


「おかえりセーヌ。本当に1日で帰ってきたのね」

「はい。遅くなりましたが……それと、即帝の近縁者のお話なのですが、どうしても行きたくないとの事でした」

「そう……。まぁ危険な場所だから当然かもしれないわね。

 うーんそうなると、即帝領の大太刀は手に入らずかー。

 勇者パーティーの人たちが聞いたらどう思うかしら?」

「さぁ……イアさん辺りは心底残念がるでしょうが……」


 私達がそんな話をしていると、ヨシノが私に声をかけてきた。


「セーヌ! おかえり。サウスホーヘンまで行ってたんだって?」

「はい。ホウコさんに頼まれてお使いで。

 帰り際に海の幸も味わってきました」

「へぇ~いいなー今度私もサウスホーヘンに行こうっと。

 って! そうじゃないってば!

 さっきミサオさんが来て、『お手隙でしたら是非ウチへ』だってさ」

「ミサオさんが……?」


 ミサオさんといえば、思い出したことがある。

 エアームーンシャーク討伐の一件のことだ。

 リエリーさんが即帝領で話してくれた月女神ルーナの加護の事も気になる。

 ミサオさんはもしかして即帝の近縁なのではないだろうか?

 試して見る価値はある。


「ありがとうございます。明日はお休みを頂いているので窺ってみます」

「うん! それじゃお疲れ様でした!」

「お疲れ様でした」


 そう言って非番の受付を残し、ヨシノさんは去っていった。


「セーヌも今日は帰りなさいな。疲れたのでしょう?」

「はい、ですがその前に」


 私は人の居ない受付へと行くと、いつものように水晶を取り出した。

 そして冒険者カードを当てる。


 【初級光魔法S】。

 初級光魔法を習得した証。

 初級光魔法を行う際に大幅な効果補正がかかる。


 【初級闇魔法S】。

 初級闇魔法を習得した証。

 初級闇魔法を行う際に大幅な効果補正がかかる。


 【古式初級風魔法S】。

 古式初級風魔法を習得した証。

 古式初級風魔法を行う際に大幅な効果補正がかかる。


 【古式中級風魔法S】。

 古式中級風魔法を習得した証。

 古式中級風魔法を行う際に大幅な効果補正がかかる。


 【古式上級風魔法S】。

 古式上級風魔法を習得した証。

 古式上級風魔法を行う際に大幅な効果補正がかかる。


 【古式元素感知S】。

 クアンタを正しく探知できるようになる。


 【古式元素操作S】。

 クアンタを正しく操作できるようになる。


 【古式無詠唱魔法S】。

 無詠唱で古式魔法を発動できる。


 【古式身体強化S】。

 クアンタを用いて身体強化を発動できる。

 Sランクなのでクアンタ次第で大幅な身体性能の向上が見込める。


 【古式神速S】。

 身体強化と古式上級風魔法の移動補助を用いた複合スキル。

 音よりも速く、見るよりも速く、あるいは光よりも……。


 古式魔法関連スキルがすべてSランクで獲得できている。

 私の強さの支えである身体強化まで、古式魔法の要領で大幅な強化に繋がっている。

 ネルさんに師事したおかげだが、どんどん強く、速くなる自身にワクワクが止まらない。

 このまま明日も頑張っていこうっ!

ここまで読んで頂き有難うございます!


「面白い」「続きが気になる」と感じていただけたなら、『ブックマーク』と広告下の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして頂けますと、とても嬉しいです。


皆様の応援が作品を書くモチベーションとなりますので、是非ご協力をよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ