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第13話~パーティーのパートナーは誰?~

 卒業式まであと1週間を切ったある日、ヨーゼフが何かソワソワとした様子で俺に話しかけてきた。


「な、なあファンデン。お前って誰とペイツに行くんだ?」

「何だっけソレ。」

「何で忘れてんだよ!ペイツってのは卒業式後のパーティーの事だろ!それで女子のパートナーと組まなきゃならないのに!今から探すのか?!」


 ヨーゼフに卒業式後のパーティーのパートナーは誰にするのかと聞かれたのだが、俺はペイツ自体に聞き覚えがなく、そう答えるとヨーゼフに半分怒ったようにツッコミを入れられた。

 それを聞いて俺もようやくそのような催しがあることを思い出した。しかし存在自体を忘れていたのだ。パートナーなど決まってるはずもない。


「ど、どうしよ……。」

「俺は知らないぞ。」

「じゃあ何で聞いたんだ?」

「そ、それは……って俺のことはいいだろ!」


 まあヨーゼフが何で俺にパーティーのパートナーのことを聞いてきたかは容易に想像はつくので少しからかってみた。

 ヨーゼフは顔を真っ赤にしている。怒ってるのか恥ずかしがってるのか、ともかく顔を真っ赤にプリプリ怒る。

 ヨーゼフは俺たちの中でも小柄なままで140センメラーぐらい。それが怒っているとまるで弟のようだ。


「んー。じゃあアメリアさんを誘ってみるかな?」

「ちょっちょっと待て!」

「おぉどうした?」

「な、何でもない!と、とにかく早く誰か誘えよファンデン!」


 ヨーゼフはコロコロと顔色を変えるのでついからかってしまう。さっきまで真っ赤な顔をしていたのに、アメリアを誘おうかなと言ってみると、すぐに血の気が引いた真っ青な顔になった。本当に分かりやすい奴だ。

 ヨーゼフはおそらく自分もパートナーが居ないだろうに早く誰かを誘えと言ってこの場を去って行ってしまった。少しからかいが過ぎたらしい。


 問題はペイツのパートナー探しだ。いつその話を聞いたのかは全く覚えていないが、もう期限が1週間に迫っている。おそらく大抵のクラスメイトはパートナーは決まっているだろうと考えられる。

 この後にこういったことに特に詳しそうなルークに聞いてみたが、ペイツは別に同級生でなくても良いらしい。まあそう言われても下級生なんかもっと縁がない。

 結局困った挙句に俺はあの4人に助けを求めることになる。共に調べ物をした仲のアメリア、アリア、マリアの3人と、たまたまそこに居たペティだ。


 ヨーゼフはどう考えているか分からないが、アメリアもアリアもマリアも、そしてペティももうパートナーは決まっていそうだが、彼女らなら友達も多いように思ったので誰か空いている人を紹介してくれるかもしれない。

 俺はそんな一縷の望みを持って4人に声を掛けた。

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