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2章第5話~はじめてのデート……?~

「ファンデンくん。」

「ああ、マリアさん。どうしたの?」


テーマが決まった後の課題学習は最後に進捗を報告する程度で、基本的には各々で調べ物をしていくという形を取っていた。そんな時にマリアに声を掛けられた。


「ファンデンくんにお願いがあります。」

「お願い?」

「はい。私と校外で一緒に調べてくれませんか?」


リール山の戦いはこのリール・ア・リーフ周辺で行われた戦いであるため、街中にもその跡や石碑、像といったものも残されている。

魔物が出る街の外はさすがに禁止だが、街中なら先生に申し出れば授業中に調べ物に出て良いことになっており、マリアは俺に一緒に街に行かないかと誘ってきた。


「分かった。一緒に行こうか。」

「ありがとうございます~。」

「じゃあ先生に話に行こうか。」


俺は特に断る理由も無いのでマリアの申し出を了承して、一緒に先生にお願いに行った。先生は俺たちの申請をあっさり許可してくれた。

別のグループだが街に調査に出たいと言った男子3人が、「本当にちゃんと調べるんだね?」と結構確認されていた気がするが。そこは俺とマリアの信用なの、かもしれない。


俺とマリアは校舎を出る。少し雑談しながら歩いていた時、そういえばマリアが調べているフェリス・ペルートという人だけ聞き覚えが無かったことを思い出す。名前的に女性だろうとは推察しているのだがやはり思い出せない。


「そういえばだけど、マリアさんが調べるフェリス・ペルートって人はどんな人?不勉強で知らないもんだから。」

「フェリスさんはですね、たくさんの人の命を救った、回復師(ヒーラー)ですね。」

「回復師……!」


フェリス・ペルートは魔術の力で人の傷を治すことが得意な魔術師。回復師と呼ばれた人だったようだ。

魔術と言ってもそれぞれ性質があり、攻撃系魔術、防御系魔術、そして回復系魔術といったものがある。

精霊に問いかけて力を借りる魔術において、人によって得手不得手、更に得意な魔術や苦手な魔術などといった偏りがあるのかは諸説あり定かになってはいないものの、ともかくフェリスは回復系が得意な回復師だったようだ。


そのまま2人で話しながら歩いていると、目的地である【フェリス診療院】が見えてきた。

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