表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

15/101

2章第4話~リーダー俺は決定事項です?~

4年生の頃からは数人のグループを組んでの野外活動も増えてきた。

今回はリール・ア・リーフで起きた大規模な戦い【リール山の戦い】を調べるものだった。

リール山の戦いは俺たちの住む国であるグレイティス王国の歴史上においても最も重要な戦いの一つとして語られる戦いだ。

もちろん俺も学校に入る前の自宅学習でもこの戦いについての話は学んでいたし、リール・ア・リーフの民なら皆が聞いたことがある戦いである。


そして俺はこういったグループ活動において、面倒な事にリーダーを押しつけられることがほとんどだった。

いずれは家長として、指揮官として上に立つこともあるだろうが、こうも毎度リーダーをさせられるのは面倒だ。


今回は6人でグループを組む。男子は俺とセリオス、そしてフリオ。女子がアメリアとその友人のマリア・シャンポリーン、アリア・クラルティーだ。


「それじゃあリーダー、仕切りを頼む!」

「おい待て。俺がリーダーという体で進めるな!」


セリオスがもう俺がリーダーで決定という体でグループ内の話し合いを始めようとしたので、それは違うだろうと俺は一度話を止めようとした。

しかしセリオスは目を細め、ちょっと唇を突き出した顔で不服なのかふざけてるのか分からない姿を見せる。


「な、なんだその顔。」

「いや、だって言うまでも無いし。みんなもファンデンがリーダーがいいもんね?」


俺はなおも抗議するのだが、セリオスは聞くまでもないでしょうといった顔で他のメンバーに尋ねると、皆一様に頷く。だが俺は少し抵抗して


「セリオスくんがリーダーがいいと思う人!はいはーい!」


セリオスがリーダーをやるべきだと思う人と言って、自分は腕を振るように挙手するのだが誰も同意してくれない。

まあ多分こうなるだろうなとは思っていたが、最後の抵抗だ。


「お前がリーダーだ!」


フリオにいい笑顔とサムズアップでお前がリーダーだと告げられた。この世界でも多数決というやつは生きているのだ。

俺はそんなフリオに恨めしそうな顔を見せながらも渋々リーダー役を引き受けるのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ